国民の二人に一人がかかると言われる病気「がん」。誰にとっても他人事ではいられません。
「大腸がん」にかかった主婦は、既に肝臓などへ転移があり「余命半年」と宣告されます。
『10歳の娘のために、まだ死ねない!』
「慢性骨髄性白血病」の男性には、骨髄移植をためらう、ある訳がありました。
『一体どうすれば・・・』
青春を謳歌していた女性を襲った「骨肉腫」。右足首の切断を余儀なくされます・・・
『何で私がこんな目にあわないといけないの』
がんとの苦しい闘いを続ける人たち。そこには、患者を支える家族の姿、
そして優秀な医師、最新の医療があります。
実は「がん」の治療に、劇的な変化が現れ始めています。
最新の医療によって、一部のがんでは、5年生存率が大幅に上昇。
かつて「不治の病」と言われた病気が、そうでなくなった例もあります。
医療の進歩。中でも薬の進化は、がん治療を大きく変えました。
分子レベルで狙いを定め、ピンポイントでがん細胞を叩く「最新治療薬」。
長くつらい入院生活から解放される、錠剤タイプの「飲む抗がん剤」。
日常生活を送りながら抗ガン剤を投与できる「携帯型の点滴」
など、これまでの常識を超えた薬が登場しています。
この番組は、がんとの闘いを続ける人たちとその家族を描く、感動のドキュメントと、それを支える、最新がん治療を科学的に描く、《ヒューマン・サイエンス・ドキュメント》です!