1リットルの涙特別編~追憶~
1リットルの涙特別編~追憶~
2007年4月5日(木)放送終了

放送内容詳細

 池内亜也(沢尻エリカ)が亡くなって半年——。
 妹で看護師になった池内亜湖(成海璃子)は、常南大学医学部付属病院の内科に異動になる。ここは、姉の亜也が入院していた場所であり、亜也が親しくしていた麻生遥斗(錦戸亮)が神経内科医として勤務している病棟である。
 しかし、楽しみにしていた遥斗との再会は、亜湖が想像していたものとは違っていた。遥斗は看護師ともあまりコミュニケーションを取らず、担当の患者とも距離を置き、自分の殻に閉じこもっていたのだ。
 多少の失望をこめて、母の潮香(薬師丸ひろ子)に報告する亜湖。潮香は、亜湖の話を聞き、亜也が亡くなった後の遥斗の胸のうちを思いやる。
 遥斗の患者である長嶋みずき・14歳(岡本杏理)は、神経内科に通っていたが、学校で転んでケガをし、現在入院中である。一見明るい彼女だが治療には熱心でなく、リハビリもサボリがち。看護師たちに何度注意されても変わる様子がない。ある日、リハビリ患者の一人から、「かけはし」という小冊子を手渡されたみずきは、その中に載せられた亜也の詩に感銘を受ける。遥斗が亜也と親しかったと聞いたみずきは、好奇心で遥斗に亜也のことを尋ねる。しかし、遥斗はその話題を避ける。
 翌日、潮香と夫の瑞生(陣内孝則)が病院にやってきた。亜也の主治医だった水野宏(藤木直人)と話をする瑞生。池内家の家族は、亜也の死からなんとか立ち直ってきた。家族はみんなで思いを分け合えるが、一人で耐えているであろう遥斗のことが心配だと思いを水野に告げる。
 その頃潮香は、亜湖が描いた家族の絵を持って遥斗に会っていた。絵の中で元気に笑っている亜也の姿を見つめる遥斗。せっかく医者になったのに助けられなかった、と自分を責める遥斗を潮香は励ます。
 そんな折、亜湖はみずきが薬を飲まずに捨てていたことを知って驚く。みずきに治りたくないのかと問いただすが、みずきは答えない。ちゃんとみずきに向き合ってほしい、話をして欲しいと遥斗に言いに行く亜湖だったが、どこか受け身な遥斗の態度についに怒りをぶつけてしまう。
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出演者

沢尻エリカ … 池内亜也

薬師丸ひろ子 … 池内潮香(亜也の母親)

錦戸 亮 … 麻生遥斗(亜也のクラスメイト・現在は神経内科医)

成海璃子 … 池内亜湖(亜也の妹・現在看護師)

岡本杏理 … 長嶋みずき(遥斗の患者・14歳)
甲本雅裕 … 多岐川 誠(リハビリの医師)
岩橋道子 … 桜井奈緒子(神経内科看護師長)
森本更紗 … 池内理加(亜也の妹・現在高校1年生)

    *

藤木直人(特別出演) … 水野 宏(亜也の主治医)

陣内孝則 … 池内瑞生(亜也の父)

ほか

スタッフ

■原作
 「1リットルの涙」木藤亜也 著(幻冬舎文庫)

■脚本
 横田理恵

■演出
 村上正典(共同テレビ)

■企画
 関谷正征(フジテレビ)
 清水一幸(フジテレビ)

■プロデュース
 小椋久雄(共同テレビ)
 江森浩子(共同テレビ)

■音楽
 上田 益(レガートミュージック)

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

楽曲紹介

■主題歌
 「Only Human」K(Sony Music Records)

■挿入歌
 「粉雪」レミオロメン(ビクタースピードスター)