インタビュー

牧瀬桃子役・岸井ゆきのさん

婚活シーンから始まり、銀行や『Luz』のシーンと、西内まりやさん、中村アンさんと3人のシーンがたくさんありますね。実際にお芝居されてみての印象は?

とても楽しいです。役も、それぞれ結婚観が全く違っているはずなのに、会話が弾む関係なので。3人の会話のシーンは毎回、「テンポ良くやってほしい」と言われているんですけど、撮影の合間も、いつの間にかセリフ合わせのような練習が始まるんです。会話の流れで、「こんなこと言う?」って何かのセリフを言うと、それがどんどん続いていって最後まで練習しちゃったりすることもありました(笑)。

クランクインはランニング婚活のシーンですよね。あのとき撮影したスリーショットがとても可愛らしくて、初日から3人の空気感が出来上がっている感じもしました。

嬉しいです!最初から、まりやちゃんは私のことを「ゆきのちゃん」と呼んでくれたりして、いい雰囲気で撮影に入れたんです。私、普段は人見知りなんですけど、まりやちゃんやアンさんから「普段、走ったりするの?」とかたくさん話しかけてくださったので。

桃子を演じるにあたって、監督から何かリクエストはありましたか?

「現代の結婚観を代表するような存在でいてほしい」というお話はありました。私自身はなかなか信じられないんですけど、本当にコスパとか「恋愛と結婚は別」みたいに冷静に考えられる若い子たちが多いみたいなんですよね。「そういうはっきりとした結婚観を桃子には出してほしい」と言われました。婚活のこと、そもそもあまり知らなかったんですけど、リアルに「年収500万円以上の27歳以下の男性」みたいに、凄く区切られた中で行われている婚活もあることを知って驚きました。あと役の上ではテンション高めに、というリクエストも受けました。

ネットニュースなどでも、よく結婚や恋愛に関するニュースが出ているんですよね。「30代で未婚だと生涯独身の人が○%」とか。

そうなんですよね。でも、意識していないとなかなか入ってこないニュースだったんです。桃子を演じるようになってから、よく気付くようになりました。広告とかも多いですよね。実は日常にたくさんあったんだ、と。

演じるにあたって、特に意識されている点は?

3人のシーンとか、カナママ(椿鬼奴)のお店のシーンは、楽しくいられたらいいな、と思っているんです。楽しさ、って一番難しいと思うんです。嘘をついたり、頑張って明るくしたりするのは、すぐにわかってしまうと思うんですね。だから、声のトーンを上げたり、テンポを上げたりすることで補いながら楽しもう、って思っていたんですけど、実はカナママのお店のご飯が美味しすぎて勝手にテンションが上がっちゃうんです(笑)。だから毎回、本当に楽しいです!急に桃井かおりさんの物真似が始まったりして。そういう意味では、意識しなくても目標にしていたことが自然と表現できているような気はします。先週は、みなさんに誕生日もお祝いしていただいたりもして。

現場で迎える誕生日はまた格別なものがあるのでは?

恥ずかしいですけど、やっぱり嬉しいです。大勢の方に見守られて…(笑)

ドラマの中ではいろいろな結婚観が描かれています。こういう作品に出演することで、改めて「結婚」について何か考えたことはありましたか?

私自身は、結婚のことはまったく意識していなかったんです。「まだ24歳だし…」って思っていて…。だけど、母親が24歳で結婚していているんですね。それで、この作品に入って、「結婚」とか「恋愛」に関する話に触れているといろいろ考えてしまって、俄然結婚したくなりました(笑)。想像して、妄想して、「やっぱり子どもも欲しいし…」とか。私、結婚したらネコを飼いたいな、って思っていたんです。そういうことも急に現実的に感じてきたりして…。誕生日を迎えて25歳になりましたし、「あり得る!」って急に(笑)。遠い遠い、と思っていたのに…。

女優さんというのも特殊なお仕事ですが…。

良い人に巡り合えたら、したいですねぇ(笑)

案外、そういうものかもしれないですよね。「年収○○○万円以上」とか頭で考えているよりも、「いいかも…」と思ったときに思い切って一歩踏み出す、みたいな方がいい場合もあるかもしれません。結婚は勢いだという人もいるくらいですから。

私もそう思います(笑)。コスパより、「恋愛したい」「好きな人と一緒にいたい」という思いを大事にしたいですね。

ナナリュー(山村隆太)さんもどうするんでしょうね?

女の子の目線でいうと、「お願い!あすかと結婚してあげて!」って思ってしまうんです。あんなに好き合っているふたりなのに…。

桃子さんは、あすかの弟・奏(葉山奨之)くんに興味を持ちましたね。

そうなんですよ!三上(沢村一樹)さんには1話でしかお会いしてないんですよね。あとはバレンタインデーにチョコを送った、というエピソードもありましたけど、あれも普通に三上さんのファンの方と同じように郵送しただけで…(笑)

最終回までには何かあるんでしょうか?

どうなるんでしょうか?奏くんが20歳になるまで待つ?三上さんが離婚するまで待つ?とか、いろんな妄想が…(笑)。でも、コスパ的には神谷(山崎育三郎)さんなんですよね、多分。桃子が本当に恋愛と結婚は別だと考えているんだったら、コスパで選ぶ可能性もありますよね。

最後に、視聴者のみなさんに向けてメッセージをお願いします。

私も結婚したくなったりしてしまったんですけど(笑)、みなさんも結婚について考えるきっかけになったりするドラマなんじゃないかな、と思います。いろんな恋愛の形があって、結婚の形があるので、「結婚したい」と思っている方も、「結婚なんかしたくない」と思っている方にも見ていただきたいです。いろいろな幸せの在り方がある、というのが見えてくるドラマだと思いますので、これからも楽しく、ご覧いただけたら嬉しいです。

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