インタビュー

スペシャルインタビュー

今回の企画聞いたときのお気持ちからお願いします。

西内 月曜9時という枠、『月9』という響きは、小さいころから特別感があって、私自身もお芝居をやらせていただく中で、ひとつの目標でもありました。「とても遠い存在だった枠でもあったんですけど、やる以上は自分に出来ることを精一杯したい」「いい作品を作りたい」という思いはいままでのお仕事と変わらないので、全力で向き合いたいと思っています。見てくださる方に、パワーや元気や、結婚に対する思いなどをいろいろと感じていただけたらいいな、という思いで精進していきたいです!

山村 お話をいただいたときに、「オレ、結婚したなぁ」と思いました(笑)。普段はミュージシャンとして、バンドとして活動していますけど、表現の幅を増やしたいというのがひとつと、ミュージシャンは自分の人生の中で自分の歌を歌うのが仕事ですけど、人って時々、「生まれ変わりたい」とか「違う自分になりたい」という願望を誰でも抱くと思うんです。役者というお仕事を通じて、まったく違う人生を生きることができる、その人物の価値観を知ることが出来る、というのは、僕がミュージシャンとして出来る幅を超えているというか…。今回、『月9』という、まさに“ドラマの武道館”みたいな場に初めて立たせていただくので、緊張もしていますけど、演じ切りたいと思っています。

台本を読んでの感想は?

西内 主人公のあすかを応援したくなるストーリーだと思いました。こんなにも結婚したいと願っている…私自身は、正直いままで持ったことがない感情で、「結婚なんてまだまだ先だ」と思っていたので、演じるのは難しいと思ったんです。でも、台本の中には、いろいろな結婚観というか、いろいろな世代の方の結婚に対する思いが散りばめられていて、その中で結婚したいけど上手くいかなかったりするあすかのひたむきさには親近感が湧くというか、自分自身の将来も考えさせられるようなストーリーでもあると思ったんです。胸キュンもありながら、笑えるところもある、という作品なので、早く見たいな、と思いました。これから演じるんですけど(笑)。

山村 僕もその通りだと思います。普段はラブコメとか、女性が読む漫画ってそんなに見ないんですけけど、今回初めて原作漫画を読ませていただいたら、凄く深い作品だと思ったんです。男女間の結婚に対する価値観の違いを、ラブコメディーの中で描いていて、そこには刺さる言葉もたくさん含まれていて…。

あすかは、結婚して専業主婦になることを夢見ています。専業主婦に対するイメージは?

西内 私もあすかと思じように、母を見て育ちましたし、母に憧れを持っていました。やっぱり、家庭を支えてくれているのは母だと感じていたので、自分自身が家庭を守りたい、温かい家族を作りたい、という思いは同じなんです。私の母は仕事と家庭を両立させていたのでカッコいいな、と思っていたんですけど、専業主婦も大変なお仕事だと思います。

山村 僕の親も働いているので、それを前提に言わせていただくと、どうしても働いている女性の方が頑張っている、という風に見られがちじゃないですか。実際僕も、外で働いている母親をカッコいいと思うところもありますけど、子どもの視点で言わせてもらうと、学校とかで辛いことや嫌なことがあったときに、家に誰もいない寂しさ、話し相手がほしいな、と思う寂しさを感じることもあったんです。何か辛いことがあったときの逃げ場、守ってくれる人がいるということはとても大切なことだと思います。

おふたりは、音楽の分野で活躍されているという共通点があります。お芝居の世界と、音楽の世界で違うと思うところは?

山村 違うところ…いま思っていることは、逆に似ている部分が多いな、と思いました。言葉を伝えるという意味では一緒だと思いますし、あとはテンポであったり、ゆっくり言葉を言うのか速く言うのか、高く言うのか低く言うのか、強く言うのか弱く言うのか…そういうことを考えるという意味では同じだな、と。今回、何も経験がない僕を選んでくれた、というのは、これまでミュージシャンとして培ってきた表現や伝え方というものも使って、名波という役を演じてほしいんだな、という風に思っています。

西内 私はお芝居の方が先だったので…。歌うことは元々好きだったんですけど、実際にステージに立ったのは2年前なんです。そういう中で感じたのは、歌は本当に自分自身、私自身が伝えるメッセージが主になっていますけど、役者というのは自分以外の名前で、そのキャラクターの人生観だったり、自分自身の言葉ではないセリフをどう表現するかだったりしますし、監督さん、脚本家さん、たくさんのキャストのみなさんと何ヵ月間一緒に作るものなので、自分自身が伝えるメッセージと、何かを通して伝えるメッセージ、という意味での違いは感じていました。でも、「この役を通して私が何を伝えられるんだろう?」という意味では、凄くリンクしているな、と最近感じていて、歌っているときも自分自身だけでなく、その歌詞の世界を演じてどう伝えるか、ということだと思ったんです。山村さんも初めて演技をされるとうかがったんですけど、絶対的に表現力はある方なので…。

山村 プレッシャーですね。ハードルを上げましたね。

西内 (笑)だって、自分を持ってらっしゃる方なので。それって、一番強いと思うんです。自分を持っていて、それを役にどう反映していくのかというのは、リンクしていると思うんです。

山村 先輩、よろしくお願いします!

西内 いえいえ、こちらこそ(笑)。

おふたりが最初に会ったのはいつですか?

西内 私、音楽番組のMCをやっていたので、そのときにゲストに来ていただいて…。

山村 そうですね。

西内 flumpoolの山村さん、としてインタビューさせていただきました。

山村 あの時は、結構ゆっくり話せましたよね。

西内 そうですよね。でも、今回はまったく距離感が違うので(笑)。ドラマとしては今日が初日で、まだ撮影でしか一緒になっていないですし、控室でもお話していないので、いまも、ちょっとドキドキしながらしゃべってます(笑)。

見た方がドキドキするようなシーンもたくさんあるのでは?

西内 きっと、撮影に入ってしまえば逆に楽なのかも。いまが一番緊張しているかもしれないです(笑)。山村さんが、「どういうナナリューで立っているんろう?」「どういう風に話しかけてくれるんだろう?」というのは演技をしてみないとわからないので。

山村 僕は、その音楽番組で出会ったときや、歌声を聴かせてもらったりしていたので、「あすかにぴったりだな」と思いました。実直で芯が通ってて、多少不器用でも真っ直ぐに生きている女性、というイメージがあったので。

どのように演じていきたいと思っていますか?

西内 あすかは、とにかく真っ直ぐですよね。自分を信じているので、意思を貫き通すというか。だから、見ている方がそこに嘘を感じないというか、本当に結婚したいと思っていて、でも仕事も中途半端にやっているわけではなく一生懸命。不器用なところもあって上手くいかないこともあるけど、応援したくなるようなキャラクターを表現できたらいいな、と思っています。私自身も、あすかに勇気づけられるような気がしています。私もいろんなことに挑戦させてもらっていて、頑張っているんだけど何かが上手くいかなかったり、つまずくこともあったりするので、がむしゃらなあすかに元気をもらいながら、演じていきたいと思っています。

山村 この名波という役と、山村は似ていないと思いました(笑)。名波はアナウンサーで、ひとりで何事も完璧にこなしているけど、心の中には孤独があって、でもそれを周りに見せないように強く生きている。僕は普段バンドのメンバーがいますし、辛いことがあったらそれをすぐに音楽に変えてポジティブな方にもっていくようにするんですけど、名波はポーカーフェイスでそういうところを見せないので、正直似てないなと。でも、そこにやりがいを感じます。挑戦し甲斐があるというか。

西内さんが感じる名波の魅力、山村さんが感じるあすかの魅力とは?

西内 名波さんはズルいですよね(笑)。女の子をわかってる…じゃないですけど、ふと最後に心に刺さる言葉を言ったりして…。不思議ですよね。何か目が離せないといか、危険というか(笑)。だからこそ、女心がくすぐられるんでしょうね。わざとらしい言葉でも、すっと入ってくるというか、引っ張られてしまう…男らしいイメージがあります。

山村 いま、危険っていう言葉がありましたけど、あすかには危なっかしさを感じます。恋は盲目、みたいな言葉もありますけど、結婚に盲目、というのは凄くいまの世の中のような感じがしていて。結婚ということに対して真っ直ぐに走っていく危うさ、みたいなものは感じています。ただそれを、男としては守りたくなるし、その危うさを「大丈夫?」って気にかけてしまうような、そんな女性だと思います。

西内 きっと男性の方が、「これはどうなの?」って思うようなところが、実は女性にとって凄く嬉しいことだったり。原作は、そういうやり取りが凄くたくさんあるんですよね。

山村 寝ぼけてキスをするとか(笑)。

西内 あり得ない!(笑)。

山村 ズルいですよね(笑)。でも、ちょっと憧れます。

原作がある作品は、キャラクターを作る上でいかがですか?

西内 私自身は、原作があった方が…。絵として、動きや表情が見えるので、最初にイメージしやすいです。ただ、そのままに演じてしまうと幅が狭くなってしまうので、そこから「私が演じるんだったら…」という風に考えて、「こういう部分をプラスした方が分かり易いかな」と考えます。

山村 僕もそうですね。やったことがない、ということもありますし。例えば、「あすかが入ってきて、そこで名波が待っているときの仕草はどういう感じなんだろう?」「どういう仕草に女の子はキュンとしてくれるんだろう?」というときの参考になりますから。

ドラマの中では、あすかと名波の価値観の違いからバトルが繰り広げられます。おふたりは、価値観の違いが気になったりすることはりますか?

山村 人との価値観の違い…。

西内 仕事と恋愛、家族と友人…そういう人間関係とか、時間の使い方では、合う人の方がいいかもしれませけど、価値観が違っても私はあまりケンカしないです。ひとりひとりが違うことをリスペクトしたいし…。私はあまりゲームとかしませんけど、している人は何時間もできる。私には出来ないけど、見ていて「しあわせそうだからいいや!」みたいな。価値観違う人とも一緒にいられるし、逆に刺激になるというか…。でも、あすかは違うんですよ。絶対受け入れられない(笑)。

山村 僕で言うと、バンドのメンバーとかは全然価値観が違う人間が集まっているので。でも、それが集まる面白さ、みたいなものを感じてバンドを組んでいたりもするので、そういう意味では、価値観の違うふたりが、いろんなことを乗り越えていく、というのは、バンドに似ている…と言うと、ちょっと違うのかもしれないですけど、人と人がぶつかるからこそそこに面白味が生まれる、みたいなことはあると思います。

最後に、視聴者のみなさんに向けてメッセージをお願いします。

西内 あすかに親近感を持っていただけるようなお芝居がしたいと思っています。価値観の違うところから始まるドラマなので、一緒に希望を見つけていくというか。結婚を考えている方、考えていない方も、一緒に考えていけるドラマになったら嬉しいです。SNSとかで、みなさんの結婚観も知りたいですね。あまりそういうのを知る機会もないので、今回のドラマを機に、みなさんがどういう風に考えているのか触れて、演技にも反映しつつやっていけたらいいな、と思っています。

山村 僕は結婚しているので、結婚に対しては名波とは違って肯定しています。男女の価値観の擦れ違いも望むところまで模索していくものが結婚だと思っていますし、辛い時に守ってくれる人がいることの大切さ、家にいてくれる家族の象徴は大事だと思っています。でも、男性側の目線としては、女性が望むような幸せを与えてあげたいということがプレッシャーになるということも凄く理解できます。このドラマでもそんな結婚の様々な価値観が男と女の間で交錯したり、擦れ違ったり結婚に対する価値観のバトルを重ねて2人の愛が大成していく様子を見ていただきつつ、このドラマを通して皆さんも結婚に対する新たな価値観を一緒に模索してくだされば、楽しんでいただけると思います。