アナルームニュース1998年10月21日号

宇田麻衣子の「同期・桜井くんとの初仕事」

 まだ2年目の私にとって、同期と一緒に仕事をすることは珍しいことです。いまだにその数は片手で数えられるほど。それも「女子アナスペシャル」だとか、「新年かくし芸大会」など、女子アナが大勢集まる場でしかありませんでした。ですから、同期アナ、しかも男性の桜井くんとのお仕事は、今回が初めてだったのです。

 その仕事は「ピンカ号 東京ハーバークルージング」と言って、フジテレビクラブの会員の方々にクルージングを楽しんでもらうと共に、フジテレビの秋の新番組を紹介するというものでした。そのMC(司会)がなんと桜井くんだったのです。
 基本的にMCと言うのはベテラン男性、もしくは女性アナに新人のアシスタントアナと言う形が一般的ですが、今回は2人とも2年目の新米。しかもキャラ(キャラクター)がかぶっているというウワサも…。

 いつもどこか危なっかしくて、突っ込まれ役のこの2人で成立するのかなあ…と心配でした。

 桜井くんは持ち前の楽天的思想

「いいよ、いいよ、楽しんでやればいいじゃん」

と言ってくれましたが、多分一番緊張していたのは桜井くん自身だったと思います。

 1回目の挨拶。

「皆さん、こんにちわー」

この直後、彼は頭が真っ白になってしまったそうなんです。そして、確かに会話がかみ合っていませんでした。

宇田「2人で仕事を一緒にするのって初めてなんですよね〜」
  (このあと、「実は私達、同期なんですヨー」と続けるつもりが…)

桜井くん「そうなんですよー、僕たち2年目なんですけど、これが始めての仕事なんです
(ええっ!去年1年でいろんな仕事してるじゃない!と思いつつ)

宇田「そうですねー」

とまたまた、かみ合わない会話となってしまいました。

 こんな調子で1回目が終り、桜井くんはすぐに
「ゴメン麻衣子、2言目から頭真っ白になっちゃった」

 それも、そのはず、桜井くんは自己紹介すらするのを忘れてしまっていたのです。私もよく分らないことを言ってました。

   でも、2回目が始まる前の休憩中に話したのは、「私達なんかとでも、一生懸命写真を撮ったり、話を聞いてくれて、拍手をしてくれたり…。そんな皆さんに、少しでも楽しんでもらえるようがんばらないとね」と、言うことでした。

 そして、最終回の3回目では、お互い突っ込みあったり、と何となく形になっていたと思います。各回約1時間弱。3回で約3時間。この3時間で、確かに宇田・桜井ペアの進行は成長していました。

 そして、広報局長にも「ずいぶん3回目は上手くなったね」と微笑んでもらいました。たとえそれがお世辞でも、私と桜井くんは、やり遂げた充実感を感じることができました。

 そして、桜井くんはその後、「夜勤」があるといって会社に戻っていきました。 がんばれケンちゃん。

 めったにない同期との仕事でしたが、ほかの同期、春日深澤を含め同期のありがたさを感じた1日でした。

 宇田麻衣子



宇田麻衣子アナ&桜井健一郎アナ仲良くツーショット




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