アナルームニュース2000年7月10日号


武田祐子 武田アナの悩みを聞いてずー

編集員プリン【編集員プリン】
 編集員プリンです。
 今回はフジテレビ唯一の山形出身アナウンサーである、武田祐子アナが他人にはわからない彼女ならではの悩みを告白してくれました。


 私には悩みがある。
 誰にでも悩みぐらい…と言われそうだが、私のそれは致命的なのだ。
 一体何かというと、“訛っている” ということなのだ。アナウンサーなのに…。
 何を今更?と思う方々も多いだろう。そう、生まれも育ちも山形の私は、東京生活 歴6年3ヶ月。大学卒業まで山形にいて、就職を機に東京に来た。東京は人が大勢いて怖いところ…。夜は一人で歩けない…。歌舞伎町に行ってはダメ…。
 控えめな東北人の血が体中に流れ、しかも人見知りの激しい私は、普通に喋ることさえも困難で、 なかなかこの仕事になじめなかった。
 そうこうしているうちに6年間。
  一日たりとも“アクセント”について考えなかった日はない。

編集員プリンフジテレビアナウンス室には確かに地方出身のアナウンサーも多いのですが、たいていは東京での大学生活を経験しワンクッションある人が多く、その間に共通 語や東京そのものに慣れた上でアナウンサーになっています。
  武田アナの場合、東京暮らしと共通 語をしゃべるアナウンサーになることを一度に経験したのですから、その苦労は察するに余りあります。
 仕事でも様々な体験をし、東京にも慣れ、共通語も以前よりはまともに話せるようになったかしら?と思っていた矢先、なんと!番組の中でわざと訛らなければならないという状況に置かれてしまったのだ。
  これは辛い。逆は出来ない。だって、山形弁を共通語にすることはよくあっても、共通語を山形弁にすることはこれまでほとんど無かったからだ。 実家に帰っても山形の人たちは共通語を理解できるから、逆訳は必要ないのだ。

 問題の番組となったのは、土曜・日曜の「スーパーニュース」である。
この中で、日本全国の季節の風物詩を取り上げる“サタデー列島”“サンデー列島”なるコーナーがある。 季節感や旬を感じられなくなりつつある今日この頃、コンパクトながらもちょっぴり癒される、私も大好きなコーナーだ。
編集員プリン知ってる知ってる。宮川さんにオタケさんとかよばれてるコーナーだよ ね。
 その前フリ(冒頭の紹介)で、訛らなければならないのだ
  原稿が訛っているのだ。うぅ。
 原稿を最終チェックする編集長はもちろん山形弁など知るはずが無い。よく、“ずーずー弁”と言われるからか、語尾に“ずー。”をつけて山形弁を気取っていたりする。時にはそれが“ずら〜”になっていたりもする。(これじゃあ伊豆弁だ!)
 プロンプターに写し出されたヘンテコ山形弁を、ちゃんとした(?)山形弁に訳しながら、その後また共通語のアクセントで原稿を読むのは非常に大変なのである。頭の中がぐちゃぐちゃになってしまうのだ。一度ぐちゃぐちゃになってしまうと、その後が大変!
 次のニュースのみならず、翌日の「めざまし天気」にまで影響が出てしまうこともあるのだ。
編集員プリンこれは言葉で苦労した人にしかわからない悩みかもしれませんねぇ。頭の中を何度も切り替えなければならないということですね。
「あぁ…。いつになったら共通語を自由自在に操れるアナウンサーになれるのだろう…?」
と、今日も悩んでいたら、

「編集長が異動になりました!」

私の悩みが解消される日は近いかもしれない?


編集員プリン【プリンのひとりごと】
 最後は人事異動が悩みを解決してくれるかもというサラリーマンでもあるプリンとしてはなんともコメントしずらい結びとなっていますが。・・・・
 きっと編集長も武田アナをもっと売り込もうとの親心だったと思いますよ。
 プリンは以前CSの「お台場まる生情報」で武田アナが山形弁で天気予報を読むのを聞きましたが、これは傑作、秀逸でした。
 山形弁と共通語両方が話せるということは2カ国語を操るのにも匹敵する武器だと思います。強制されるのはつらいかもしれませんが、山形弁を誇りに、前向きにアピールできるアナウンサーでいて欲しいと期待しています。

晴れたら 晴れたらイイねッ!「武田祐子の思い出ぽろぽろ



もどる
コピーライト