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Vol.73

CLAMP TALK


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CLAMP TALK :坂井真紀



中居=中居正広
坂井=坂井真紀

坂井:
ね。そう、私がね、最後にね、「中居君は、心がないですね」とかって言ったん ですよね、最後ね。

中居:
言いましたね。

坂井:
でも、私も自分のラジオ番組あったんですけど、そこにね、それを聞いた人が「 中居君は、本当はそんな人じゃないから真紀ちゃん、誤解しないで」っていうね、葉書 が本当にすごいたくさん来たんですよ。

中居:
嘘ですよ、そんな。

坂井:
本当。そう、それ、誰か、剛君でも会ったら言いたいなって思ってたんですけど 。その後、誰とも会ってなかったから。そうなんです。

中居:
あの時はでもね、「言われてみればそうだな」って思ったんですよ。

坂井:
何でですか? 

中居:
いや、気持ち入ってなかったんですよ、じつはあの時。

坂井:
私だからですか? ひっどーい。

中居:
いやいや、そんなんじゃないんだよ。何だっけな? なんか仕事っぽくなっちゃ って。

坂井:
そう。なんか台本通り質問を淡々と淡々と言ってってたんですよね。嫌いだった んですか? 

中居:
違いますよ。もう、好きでたまらないですよ。これも気持ち入ってないでしょ、 今の。

坂井:
入ってないです。

中居:
いや、あの時は何でしょうかね? あんまりアドリブみたいの。ちょっと疲れて た のかなぁ? 

坂井:
あ、でも疲れてたのかもしれないですよね。

中居:
初めて言われたんですよ、「気持ち、こもってませんね」って。

坂井:
あ、そうなんですか? 

中居:
そんで、でも、あれ言われてからですけども、なんかやっぱり発言する時は気を 付けますよ。何事もね、ちゃんと。社交辞令も気持ちを込めて社交辞令をしようかなと 。作り笑いも、気持ちをこめて作って笑おうかなって。

坂井:
あ、じゃあ、私の発言は図星だったんですか? それは。

中居:
ええ、あれはちょっと図星だったかもしれませんね。

坂井:
歌でもね、結局、今回やってみてね、やっぱり一番はじめが一番テンションが乗 ってていいんですよね、やっぱり。

中居:
なんでしょうかね。だから、ガラス通してあっち側の人に、「ほら見てろ!!」っ ていう気持ちがあるんですよ。「見てろよ! ちゃんと覚えてきたぞ」ってね。「テン ション高いからね」っていうのはあるんですけど。まあ、何回もやってると、新鮮味っ て言ったらね、普通の言葉であれですけどね。だから、その時のテンションってすごく 自分ではいいのになって思ったりします。

坂井:
ですね。大切ですよね、それはね。

中居:
でも、いいですね。歌が楽しくなってきたっていうのは。 ]

坂井:
ええ、よかったです。

中居:
自分で詞とかは? 

坂井:
詞とかはね、わりとなんか落書き程度に書いたりしてるんですけど。でもね、「 曲を作ろう」と思って書いたことはね、まだぜんぜんないです。

中居:
でもね、あの、詞と曲と作る人に聞くとね、曲のほうが簡単だって言うんですよ ね。

坂井:
浮かんできます? 曲って。

中居:
僕ですか? 僕は詞先なんで。曲先っていうか、詞を先に書いてから曲なんで。

坂井:
あとから。

中居:
ええ。

坂井:
あ、そうですか。

中居:
っていうか、まだ一回も作ったことないんですけど。

坂井:
今、本当に信じちゃったじゃないですか!! 

中居:
そう、僕は楽しく。曲は、僕、考えてみたら、僕、詞も作れないですもん。詞は どういう? 自分のことですか? 

坂井:
うん、自分のことより、何だろうな? 人の体験話とか。

中居:
自分の体験とか経験の?

坂井:
うん、たまに自分のも。

中居:
でも、すごいリアルで嫌な時ないですか? 

坂井:
ありますね。

中居:
例えばラブソングならラブソングとか、いろいろあるじゃないですか。恋の話と か書いてると、その時のことをやっぱりずっと思い出しながら。

坂井:
そうですね。

中居:
それは「書こう!!」と思って書くんですか? それとも、何気なく思ったフレー ズ をバァーッと。

坂井:
そう。浮かぶと忘れないうちに、なんか「あ、これはカッコいい言葉が見つかっ たぞ」って感じで、書いとくように。すぐ忘れちゃうから。でも、本当に寝る前に思い 付いたら布団から出て書きなさいっていうぐらいね、書いといたほうがいいんですって 、ちゃんと。忘れちゃうから。だからね、わりと思い付いたら、布団入っても出て書く とか。だからね、逆にそういうふうに思うんですけど、曲がね、だからそういうふうに 浮かべばいいのになぁと思うんですけどね。曲はぜんぜん書けない。

中居:
でも、曲ってピアノとか弾ける人がいて、例えば自分が思った曲、鼻歌でも歌っ てね。で、ピアノに合わせて「ああ、そんな感じ、そんな感じ」って。最初はもう、そ れからやれば誰でも出来るってね。

坂井:
でもね、鼻歌も浮かばない。私、鼻歌で浮かぶっていったらね、童謡なんですよ 、絶対。中居君、なに浮かびます? 作ろうってチャレンジしたことあります? 

中居:
ええ、ありますよ。

坂井:
浮かびます? ちゃんとなんか。

中居:
なんか、歌ってたら、いつの間にかSMAPの歌になっちゃうんですよね。

坂井:
ああ、わかります、それ。

中居:
「ああ、どっかで聴いたな」って思ったらね、SMAPの歌。

坂井:
私、それが童謡になっちゃうんです。

中居:
そう。だから、頭の中にそれが叩き込まれてるんですよ。やっぱり難しいですね 。

坂井:
難しいですよね。

中居:
今、お幾つでしたっけ? 

坂井:
私ね、26歳です。

中居:
26っていったら、もう結婚してもおかしくないですよね。

坂井:
そうですか? 

中居:
早いかな? 

坂井:
ね。でも、私はぜんぜんなんか意識ないんですけど。

中居:
何かあります? 何年後の自分とか、なんか理想の大人になるっていうのは。

坂井:
うんとね、ないな。逆に早く30代とか40代とか50代とか、すごい素敵な女性いっ ぱいいるから、「ああいうふうになりたいな」っていうのはあってね。逆にね、私、今 26歳で、今年27歳だから、わりとみんなね、「30に手がかかってるぞ」とか、すごく言 われるんですよ。

中居:
それって嫌ですね。

坂井:
私はぜんぜんそう思わなくて。「そう思わないよ」って言っても、「強がってん なよ」とかって言われちゃうから。でもね、本当にぜんぜん意識なく。もっと早く年を 一個一個とるのが楽しみだなぁって。強がってないですよ。

中居:
でも、結婚とかって考えたりしません? 

坂井:
結婚とかはね、あまりね、考えないんですよ、私。

中居:
「したい」とかないんですかね? 

坂井:
なんかね、すごいフリフリのエプロン着けて「あなた、お帰りー」とか、そうい うラブラブなワンシーンはすごい浮かぶんですけど。でもね、特にないんですよね。

中居:
例えば子供が欲しいとか。

坂井:
そう、子供はね、なんかやっぱり人の子供を見て「ああ、可愛いなぁ」ってすご い思うんですけど、自分ではね。

中居:
ぜんぜん思わないですかね。

坂井:
でも、ちょっと考えますね、やっぱり。なんか「若いお母さんでいなきゃ、やっ ぱりいけないのかしら?」みたいな。

中居:
若いお母さんいいじゃないですか。学校にね、なんとか面談とか行った時とかね 、授業参観とかで「ああ、あいつの母ちゃん、すげぇ可愛いよ」って。そういうお母さ んいいじゃないですか。僕、遅い子なんでね、かなりヨボヨボの。っていうかボヨボヨ かな。けっこうあの、遅い子だったんですよ。だからね、けっこう母ちゃん、うん、年 取っててね。そういう苦い思い出って言ったらおかしいですけどもね。いや、でも、ど うなるかわかんないですね。

坂井:
わかんないですね。

中居:
パッとすごい急に結婚しそうな感じがするんですよ。

坂井:
ね。私もそう思います、なんか。

中居:
思い付いた時「あ、しちゃおっかな」っつって。

坂井:
「しちゃおうかな」かわかんないですけど、それだけあんまり自分にこだわりが ないから。なんか極端な話、明日かもしれないとか、それくらい考えてないことなんで すよ。だから、きっと急だと思いますけど。

中居:
ね。結婚するんだろうね、いつかはね、坂井さんもね。

坂井:
ね。

中居:
多分、結婚する人は坂井さんのこと知ってるでしょうね。

坂井:
知ってる?

中居:
うん。だって、今、もしかして出会ってないかもしれないけども、目の前にして ないかもしれないけども、多分、知ってるでしょうね。

坂井:
あ、そうですよね。

中居:
それって怖くないですか? 

坂井:
怖いです。イメージすごい持たれてるんでしょうね。

中居:
僕とお見合いします?

坂井:
あ、いいですね。しましょうか。知ってるのに。

中居:
ちゃんと履歴書とか書いて。

坂井:
ちゃんとお見合い雰囲気をね、やっぱ味わいたいですよね。

中居:
そう。ちゃんと僕、七三でいきますよ、ピチーって。

坂井:
じゃあ、私も着物着て。

中居:
僕、スーツ着ますよ。背広着ますわ、背広。

坂井:
それも、背広。そう、でもさ、知らないですもんね、まだまだぜんぜんね。

中居:
そう。

坂井:
だからね。

中居:
俺の人生、どうなっちゃうんだろうなぁ。今、いちばん興味のあることって 何ですか? 

坂井:
今ね、車の運転。

中居:
車。

坂井:
うん。やっとね、今までね、普通18歳から取れるじゃないですか。ぜんぜん興味 が湧かなくてね、取らなくて。で、去年いきなり「取りたい!」って。神様が「取りた い!」って言ったような感じでね。

中居:
「取ったほうがいいよ」って。

坂井:
うん。で、やる気になって。自分で教習所に通って、自転車でターッて。それで 取ったんです、今年の2月に。まだほやほや。

中居:
一発で合格ですか? 

坂井:
うん、一発で。仮免だけ教習所で一回落っこっちゃったんですけど、あとはね、 だからね。

中居:
今、乗ってます? 

坂井:
乗ってます。毎日乗ってます。

中居:
移動とかも自分で。

坂井:
うん。そう、移動も。今日は久し振りにお仕事の時に乗ってきたんですけど。マ ネージャーさんとなりに乗せて走って、初めてぶつけちゃったんですよ。

中居:
あら、今日ですか? 

坂井:
今日じゃないんです。前の時に。

中居:
ガァーンて? 

坂井:
すごい大きい音するんですね。

中居:
びっくりしました? 

坂井:
びっくりしました。

中居:
どこ当てたんですか? 車の。

坂井:
右のタイヤの後ろの、何て言うんだろう? ああいうとこって。

中居:
あ、タイヤがあって隠れるとこ。ガンッてこすっちゃったんですか? 

坂井:
なんかね、白いポール。あの、こすったんでしょうね。でも、すごい音でしたよ 。ボーン!! 

中居:
うわ! ヤベえ!! って。

坂井:
もうね、見るのが怖くて。「もういいよ。大丈夫、大丈夫。平気、平気。どうせ 、いつかぶつけると思ったんだから」ってマネージャーに言いながら、顔がすごい引き つって。「見れないから先に見てちょうだい」とか言って。

中居:
見たってべつに、傷っていったってね、後で見ても傷口は変わらないですから。

坂井:
そう。でも、ちっちゃかった。

中居:
よかったですね。車、今いちばん楽しいんだ。

坂井:
そう。楽しい。

中居:
ドライブとかするんだ。遠いとこ行ったり。

坂井:
そう。行きたくなくっても、道に迷って遠いとことかすごい行ってます。このあ いだなんて、目的地に着くどころか、家に帰れないかと思っちゃった。

中居:
だって、時間があるでしょ、ちゃんと。

坂井:
そうなんですよ。でもね、家から東久留米のほうに行きたかったんですよ。それ が小金井街道っていうところを通ってて、行き過ぎて所沢まだ行っちゃって。で、戻ろ うって思ったんだけど、車ってすぐに戻れないじゃないですか。どっかでUターンしな きゃいけないから。それで、Uターンしたら、また間違っちゃったみたいで、今度は浦 和まで行っちゃったんですよ。それで、「私はもう、今日は家にも帰れないと思って」 。で、そういう時って絶対ガソリンスタンドに入って聞いて。

中居:
それがいちばん早いですよ。

坂井:
それで聞いたら近道教えてくれて。そしたら、また今度迷って、今度は崖から落 ちそうになっちゃって。変な工事で山になってて、ガーッて。

中居:
なに? 崖のあるようなところに行くの?

坂井:
そう、田舎のほうでね。 「ここ一こ信号行ったところを、ちょっと狭い道だけど 、道なりにクネクネ行けば、小金井街道に戻れるから」って教えてくれたから、そこを クネクネ行ってて。けっこう後ろからも車つしてきたから、「あ、いい感じだな。ここ は抜け道なんだな」って思ってたんですよ。そしたらね、いきなり私、一台になっちゃ って。「でも、いいの。私はここを聞いたんだから」と思って道なりに行って。

中居:
それ、一人? 

坂井:
そう、一人で。そして、真っ暗な道で、キューッてなんか怖くてブレーキ踏んだ ら、なんか工事現場で崖になってて、下が。真っ暗でわかんなくて落ちそうになっちゃ って。

中居:
危ないよ。

坂井:
そうなんですよ。だから、すごい怖かった。

中居:
それ、危ないなと思って踏まなかったら、落ちてたわけ?

坂井:
落ちてたんです。どうなってたんだろう? と思って。

中居:
今、お会いしてないですよ。

坂井:
そうですよ。

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