Vol.68 |
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さて、おこんばんわ!Luckyです。
先々週から再開したこのコーナーですが…、なんだか元気ないっす…。
というのもこれは2週間ぶりに書いている(この間の2回は飛行機の中でした)ので…。
え〜っ、まあ色々思ってしまう年頃でもありまして…、そろそろもっともっときちんと考えなければならない事もあって…、なんて愚痴になってますが、旅行記も前回みたいにどうなるか判らない旅だと、思い返すのも面白いのですが、今回みたいな仕事の旅は、なんだか不思議です。旅の終結点が最初からイメージできているから、どうも…みょうです。
そう、今日はNTT DOCOMOのサービスに怒り!カウンターで怒り!欲しい物は手に入らず!
まあ、豚の日(こんな言い方を私の故郷ではします)だったのです。で、なんだか気が乗らずにいるのです。
そう、確かに、あの後、僕らはロンドン・ヒースロー空港の入国審査でひっかかり(僕は大丈夫だったのですが連れの一行が止められてしまいました)(1年半ぶりくらいの英語の強制リハビリになったのです)話の種にはなりました。なんと言ってもヒースローの入国審査は、特に一見怪しいフリーランスっぽいorミュージシャンっぽい人種には、質問の嵐になってしまうのです。その答え方にちょっとでもおかしいところでもあれば、チケットの不備でもあれば、それはそれは想像を絶した質問攻撃、別室攻撃が待ちかまえているのです。で、案の定、その両方を味わう羽目になったのですが…、う〜んなんだか予想も出来たし、なんなくこなせたし…、ま、はっきり言ってドキドキ感にかけるオープニングではありました。それはそれは大変だったのだけどね、ほんとに。
でも、この気ののらなさは、それは、最初の目的地がロンドンというの所に理由があるのです。
もう、よればさわれば、「ロンドン最高!」「ロンドンはパンクで格好いい!」という人々が溢れる中、私のロンドン観は「全然興味ない!」。今まで3回ほど、ロンドンには滞在しているのですが飯はまずいし、天気は悪いし、それに、現地の人はいいんだけれど、日本人が気にくわない!おまけに毎回アイルランドから入っているから、アイルランドの人々の国民的感情も(この辺はU2で勉強して下さい)入ってしまいます。で、私の結論は「ロンドンなんてサイテー」なのです。
ま、結局今回の旅行の後でもその印象は変わっていないんです、残念なことに…。
都合4回目のロンドンは、やっぱり、トラブル続きで始まりました。迎えの車が来ない!予定していた部屋に入れない。そして、雨雨雨雨雨…。さらには市内へはずっと渋滞。ようやく乗れたタクシーの中で、既に私は飽きていました。不機嫌でした。さらには熱まで出していました、もう最低です。明日からは(到着は大体夕方から夜にかけてなんです)とにかく、収録をしなければなりません。今夜には台本をあげてしまわなければなりません。すくなくともビジョンを作らなければ、完成させなければなりません。喋り手に突っ込まれても答えられるようにシュミレーションしなければなりません。理論武装しなければなりません。DATのチェックも、電池の補充も出来るうちにやっておかなければ…。うぅ、考えただけでも憂鬱です。ま、一緒のアーティストは、それほど気を使うことなく、逆に僕にまで気を使ってくれる優しい、ま、気心もしれて、やりやすい人なんですけれど、でもそれは相応にね、頭を使う訳なんです。初めて会う人もスタッフも居る訳だし。
でも、そんなマイナス・イメージの所でも、その夜、土屋昌巳さんにお会いしたり…とかで、なんだかおよよよよよ!の展開になり始め、すこしづつドキドキ感が出てきたのです。
「そっか!これがロンドンなんだ」
ニューヨークずれした私も、さすがに土屋さんには心が震えた、という単純な事なんですけれど…。
しかし、言うよりは、実は結構大変な珍道中。これが、まだプロローグを終えたばかりだったんです。
ま、そんなこんなで以下は次号へ続く!