TK MUSIC CLAMP
Vol.56
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FACTORY TALK :THE MAD CAPSULE MARKET'S
CHIKADA AND MARKET'S in Talking
近田=近田春男
KYONO=KYONO(Vo)
TAKESHI=TAKESHI(B)
MOTO=MOTOKATSU(Dr)
近田:
名前は知ってたんだけど.さっき初めてビデオ観て,す げぇ格好良かったんだわ.
KYONO:
ああ,どうも.
近田:
もう6年ぐらいやってるんだよね.
KYONO:
うん,そうですね.
近田:
ねえ.
KYONO:
うん.
近田:
一回もチェックできなかったわ.私不幸でした.あれ, まず,音が格好いいわ.あのドラムいいよね.
MOTO:
ええ.
近田:
あなたはベースですよね.
TAKESHI:
はい.
近田:
お二人のコンビネーション凄いですよね.うんホント に.
ロックって,ずっと,日本の場合,あんまそういう,ほんとタイム感とか,あ んまこう,歌の人含めて,あまり注意払ってなかったような気がするんだよ.だ から,いつもそこのところでチェックしちゃうとロックってどうしてもつまんな かったんだけど.すげぇ,タイム感がいいのと,あと,すごいですよね,あの ピッチがね.意図的に高いような感じで,それがすごい..
TAKESHI:
サンプリングの..
近田:
サンプリングした音なんだ.あれってでも,生ドラム叩 いてるってことは,あれでトリガーしてだしてる..
TAKESHI:
そうドラムで.
近田:
そのへんがだからさぁ,観てすごい不思議だったんだ.
TAKESHI:
シンバルだったかなぁ.
近田:
シンバル混ぜてるんだ.
TAKESHI:
そういうの歪ませて?サンプリングして.
近田:
そのなんか余韻の感じとか不思議におもしろかったか ら.どうしてもそれがまず訊きたかったことなんだ.
今,楽曲は,どんなこう順序って言うか,作られかたしてくの?
KYONO:
まあ,曲によってだけど,まあ大体,ベースの TAKESHIが手がける曲が多いんだけど.まあ,ベースからとか,リズムマシンで遊 んでたら出来たとか.あと,たまに作詞を俺がして,
近田:
先に?
KYONO:
いや,あの曲があって,それに詞をのせるっていう, ある種の...曲によって色々.
近田:
演奏っていうか,曲の,あの音楽を作っていくやりか たってのは,その作られ方の部分はブラックボックスだとしても,聞こえてくる ものは生で演奏してる感じっていう作りにはこだわっているんでしょ?
KYONO:
聞こえてくるのはすごい大事なバンドだし,うん,そ れこそライブで,出来ない曲っていうのは,いまんとこ演んないな.
近田:
あ,大前提としてライブでやると.
KYONO:
うん,ライブもすごく重要なことだから.なんかね, 演ってて,楽しい感じがいいから.
近田:
ああ,みんなで合わせて.
KYONO:
うん,楽しいのが一番かなって気がする.
近田:
ふつうさぁ,格好つけたりするでしょ.なんか自然なの にさぁ,すっげぇなんかこう,大人の人が見てても格好いいさぁ,いろんなバン ドって,どっちかといえばかわいい方向に,かわいい方向っていうのかな,女の 子受けする,それが悪いとはいわないけど,でもそういうんじゃない,本当に自 然にやりたい感じなんだけど,でもちゃんと,なんていうんだ?そういう,ある 種のポップ性っていうのかね,取っつき易さってのがちゃんとあって,さすがに これは売れるはと思ったわ.こういうもんでこれだけ売れた物ってないよね?
KYONO:
う〜〜ん.
近田:
そう思わない?自分で.
KYONO:
あんまり,売れてるって意識もないんだけど.
近田:
すげぇ,なんかわかんないけど,君たちは..なんかい い形で日本の音楽変えてくような気がしたな,俺.
KYONO:
うん.
近田:
あの,そういうバンドがもっともっと,みんなに知られ るといいなぁって,本当に今日,逢えたの嬉しかったです.これからも頑張って 下さい.
一同:
ありがとうございます.
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