FROM LUCKY Vol.40

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お盆休みのシーズン如何お過ごしですか?

東京は人が少なくなって、たまには電車でも坐れたりします。空も心なしか青くなりました。でも、地方ナンバーやレンタカーが増えて、道は大混乱です。右折レーンからいきなり左へ一直線!3車線縦断なんて結構当たり前!おまけに脇見運転も当たり前だから、その車の居るレーンだけペースが落ちて、地元や営業の車は大迷惑。そんな他県の車をいじめる(悲しい…)姑息な東京の地元車もいたりするから…、東京の道路は大顰蹙の嵐です。

てめえらみんな!少しは人の事を考えて走れっ、つ〜んだよ!!
…失礼…

 でも、迷っている車についているカーナビとか、青山界隈で他県をいじめている「足立・練馬・習志野」ナンバーって一体?って思ってしまいます、ほんとに…。

前回からの続き)

 さて、KohPhaNganは知る人ぞ知るヒッピーの楽園。Samuiに較べて圧倒的に文化のない(便利でない)分、自然に恵まれて、生活する人々も自然に近くなっていくようです。大きさはSamuiの約3分の1。道路は、きっと10分の1、舗装率は、10パーセントなんて絶対ない!それが到着前の船の中で、地図を検討して得た情報でした。で、とにかく最高!きれい!なビーチと海を求めた僕は、地図上で、港から最も遠いビーチを目指したのです。急勾配バリバリ(なんじゃ?)のジャングル・ロードを、トラックの荷台で揺られること約1時間。峠の上からは垣間みることもできなかった小振りの美しいビーチに到着したのではありました。白い砂浜!青い海!ビーチにはトップレスのおねーちゃん!!まさに絵に描いたようなリゾートだったのです。言っておくがなあ…、トップレスだってほんとーだぜ!子持ちのオバチャンだったけど、どう見ても20代後半!脂もしっかり載りきって…。

 閑話休題、で、何だかもう満足して、バンガローの部屋もきめないまま砂浜で寝ていると…、そこに妙に日焼けした、たくましくも、でも細い白人のおねーさまが現れたのです。
 「マッサージはいらない?」
 うひょ!いきなりか?とドキドキする間もなく、彼女は続けました。
 「疲れもとれるわよ、筋肉痛もなくなるし…」
 な〜んだ。
 まだまだ体は元気だった僕は丁重にお断りを入れて、でもちょっと気になったので、聞いてみたのです。
 「どこから来たの?」
 「隣のビーチ」
 「へ〜、地図にはのってないけど」
 「まだまだ知られていない、シークレット・ビーチみたいな所だから…」
 「綺麗?なんですか?」
 「ぜんっぜん!綺麗よ、ここよりも」
 「うそっ?」
 「……、」
 「行く!行きたい!どうやったら行けるの?」
 「ここから山道を歩いて1時間半」
 「車は?」
 「行けない…」
 「1時間半?」
 「ここまでは、それくらいかかったわ。」
 「あ、そう…」
 「行きたい?」
 「…行きたい。」

 それから3時間後、私はぜえぜえ言いながら、険しい山道を歩いていました。
 「やめときゃ良かった…」,BR>  と、もう1000回目位の溜息をつきながら…

To be continued

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