FACTORY TALK Vol.31

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FACTORY TALK : サニーディ・サービス


MONSIEUR in Talking with SUNNYDAY SERVICE

ムッシュ:
ロックバンドの原点って3人だと思っているし…、でも現代ってさあ、音が凄く厚いじゃないですか。ねえ?まあ、なんというのかなあ、通俗的には? でも僕は、個人的には薄い音が好きなんだけれど…、3人・トリオでやろうとした意味ってある?

曽我部:
それはねえ、そんなにないんですよ。あの、自然と3人になったというか? なんか1人増やそうとかあんまり考えないのね。なんか今のままで充分いけちゃうから…

ムッシュ:
普通だったらさあ、サポートでキーボードいれようとか…

曽我部:
ライブだったらサポートでキーボードとか入るんですけれど…

丸山:
次のシングルは、もう完全に…3人でキーボードとかかぶせもんとかも…3人で…

曽我部:
スタジオで3人で一発で、やってる…。

ムッシュ:
それはすごい素敵な

曽我部:
楽しかったです。歌もちっちゃいスタジオでやって、ギター弾きながら… だからマイクにいろんな、ドラムなり…ギターの音が入って、ミックスするとき大変だったんですけれど…なんかやってるときは凄く楽しくて…

ムッシュ:
やっぱし3人の音だと、ある意味で音、整理されてるもんね。よけいな音がないほうが詞とかね、そういうものが簡単に入ってくるからね。僕はね、時代によって色々あるじゃないですかね?で、近代ね、あのシンセサイザー系がこんなに厚かったりなんかして…、電話帳みたいな音楽が多かったけど…、 薄いのが、僕は好きだな。

曽我部:
それはこう、こだわっていると思うんですよ。あんまりこうかぶせモノどんどんやっていっちゃうと、なんかね?最初の楽しい感じが、どんどん薄まっていく感じがあるから…?なんかなるべく、一番いいのが3人で声をだして一発 録りでとったその状態が一番いいと思うから、それになるべくこう、形?体裁を整えるような感じであの、うわものをどんどんかぶせていかないほうがいいかな…と。

ムッシュ:
「ロッキング・オン」かな?なんかで見てて、インタビューで、自分たちとおざわさんとの比較論とかやっていたでしょう?

曽我部:
えぇ、インタビュアーのひとに聞かれて…

ムッシュ:
小沢さんはもう「楽しい〜」って言っちゃうんだけれど…、サニーデイも楽しいのは大好きなんだけれど、その楽しさの裏っかわにある事を考える? 考えるっていうか?

曽我部:
えぇえぇ…

ムッシュ:
本体よりも、影みたいなモノにこだわると…?

曽我部:
いや、違うんですよ!そんな事もないんですよ、大体、本体の方が唄いたいんですけれど…、というか、全部唄いたいんです。

ムッシュ:
あ、全部?全部か。

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