CLAMP TALK SPECIAL : 宇都宮隆 & 木根尚登


TK in Talking with UTSU & KINE.



KINE:
とうとう番組持っちゃいましたね。

UTSU:
持っちゃいましたね。いつかはやるやるとは思ってたけど。そろそろだとは思ってたんですよ。テレビは好きでしょ?

tk:
好きというか……。

UTSU:
いやいや、好きなんだよ。

KINE:
TMNの活動を休んでる頃からも、わりとお出になってるな、と思ってましたが。

tk:
そうだね。一番出てるかな?3人のなかでは。結局のところ。

UTSU:
この3人の中で一番どころじゃないと思うな。今生きてるのミュージシャンのなかで、一番だと思うよ。

KINE:
それだけ必要とされてるってことだよね。

UTSU:
そうだよね。

KINE:
旬な人っていうのかな。

tk:
喋りはね、得意じゃないじゃないのに。

KINE:
得意不得意じゃないんだよ。好きか嫌いかだから。だって3人でラジオやってる頃は、俺と2人でずっと喋ってたじゃん。ウツは喋らないし。

tk:
喋ってました。

KINE:
実は俺とウツも久し振りだもんね。

UTSU:
そうだよね。僕ほとんど寝てたから。一年間。

KINE:
寝てたの?

UTSU:
寝る子は育つ、と言うでしょ。

KINE:
お前はもう立派な大人だろ。

tk:
3人でやりはじめたのがプロ前からだから、TMN終了まで13年間ぐらいあったっけ?

KINE:
もっとだよ。15年ぐらい。

tk:
その間はずっと一緒にいたわけで。

KINE:
そうだよね。

tk:
なんだかんだで。こんなに離れるのは、はじめてですよね。

KINE:
TMの時のあれ仮病だったの?

UTSU:
よく倒れたよね。

KINE:
やりたくなかったの?

tk:
いや、仮病で入院までする人はいないでしょ。

KINE:
そうだよね。そんなことはないよな。

tk:
ツアーとかが体に、合わないんだよね。

KINE:
肌に合わないわけ?

tk:
合わない。ツアーとかに行くと、キレちゃうじゃない。僕はキレるのが嫌いじゃないでしょ。それが原因だったの。

UTSU:
それは知ってる。あなたの部屋の隣だったりすると、朝までうるさいんですよ。

KINE:
キレまくってたんだろ。

tk:
そうね。ロックミュージシャンっぽいことが、好きだったから。もう死ぬほどドンチャン騒ぎしたりとかね。ツアーでキレるの好きなんだけど、それに体がついてかなかったんだよね。無理しちゃうからさ。

KINE:
だから、結局、今はスタジオワークが一番多いわけでしょ。だから、倒れないんだ。

tk:
スタジオは好きだし。

KINE:
何十時間続けても、体を壊さない?

tk:
うん。だから、今こうしてやってけてると思うんだけど。

UTSU:
じゃあ、今どこで発散してるのかな?

KINE:
テレビだろう。

UTSU:
あ、それでテレビ出演に走ってるわけか。

KINE:
で、最近のJungle関係はどうなのよ?ジャングル関係レオだっけ?

UTSU:
今のはちょっとおもしろかったなぁ。久々に会ってよかった。

tk:
最近もそういうジョークなの?

KINE:
聞き流してくれよ。ところで、テレビで見たんだけど、今世界で一番新しい音楽はJungleだって。

UTSU:
あのユニットですか?

tk:
H・Jungleでしょ。あれもテレビ番組がきっかけだからね。浜ちゃんがいきなり話を振ってきて。本当なんだよ。事前に打診があったわけじゃなくて。

KINE:
あれ本当に自分で詞を書いたの?

tk:
なんで?なにそれ。

KINE:
今までの小室哲哉にはなかった感じでしょ?ああいう詞も書けるんだね。

tk:
そうだね、最近は。どお?

KINE:
いいよ。俺は好きだよ。

tk:
サラリーマンの生活っていうものを、前々から一回やってみたいって言ってたこともあったじゃない。朝から働いて、午前中なにしてるのかが疑問だったりして。そういうのがきっかけで書いたんだけど。

UTSU:
けっこうあのね、詞が気になるっていうかね。まあ、曲は別に置いといて。

tk:
わかるでしょ。こうきてこうきて、今度はこうだって。つきあい長いから。

UTSU:
でも、それが小室先生っていうツボだからさ。だから、今は詞の方が僕は気になってるの。

tk:
基本的には、まだAm→F→G→Cっていうコード展開を、まだ使ってられるんですよ。あのH・Jungleの♪ウォウォウォウォウウォー〜もAm→F→G→Cなの。

KINE:
あのコード進行で何曲作った?1000曲ぐらい作っただろ。

tk:
僕が作った曲を全部集めても1000曲ないのに。

KINE:
今度1000人集めて、同じオケで同時にみんなで歌うっていう企画も、面白いかもしれないね。

tk:
50曲ぐらいはあると思うけど。とにかく今は、詞が面白いね。

KINE:
でも、Am→F→G→Cだけは、どうしても避けちゃうんですよ。あのコード進行を僕も使いたいんだけど。(B’z)の松本も好きならコード進行だよね。

tk:
そうね。今は素晴らしく多いボキャブラリーですけど松本君も。

KINE:
小室哲哉を越えましたか?

tk:
もちろんでしょ。もうコードの数でいったら、もうとっくに越えてるんじゃない。でも最初は好きだったんだよね、彼も。

KINE:
あのコード進行がね。

tk:
今も好きな人いると思うけど。で、主題歌の「ホントの君、ウソの君」のサビはどういうのだっけ?

KINE:
あれはもう半音進行の下降コードですよ。

tk:
メジャーキーの?

KINE:
ええ。Aから下がってくというね。マニアックな話ですが。

tk:
大丈夫、大丈夫。それで、もう一個だけ聞きたかったのは、カップリングの曲がすごくクイーンみたいなんだよ。

UTSU:
うそ?

tk:
本当。

UTSU:
あ、それ知らない。

tk:
フレディ・マーキュリーみたいなのよ、もう。

UTSU:
どうしちゃったのよ?

KINE:
いや、ちょっと、どうしても上半身ハダカで歌いたくてさ。

tk:
コーラスとかがね、すごくクイーン入ってるみたいな感じだよね。だから、個人的には、カップリングの曲のほうが面白かった。すごい凝ってて。

UTSU:
ロックしてるの?

KINE:
ちょっとな。

tk:
クイーンかティアーズ・フォー・フィアーズとかみたいな。

KINE:
ちょっと遊んだのね。カップリングっていうところで。

tk:
面白かったでしょ。

UTSU:
木根の場合は真面目にやんない方がいいんじゃない?

KINE:
それは言えるかもしれない。

tk:
あんま一生懸命やらない方が、いいかもしんない。

KINE:
僕の場合ね。僕はね、一生懸命だと、どうもカラ回りするみたい。

UTSU:
人生も?

tk:
シングルも?

KINE:
失礼な!いや、まだそんなカラ回りほど回ってないんだけど。

tk:
と、自分で言っちゃえるところが、木根らしさだよね。でも、そうだね、木根のは肩の力抜いた音の方が、すんなり聴けるかもしれないね。

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