NOTES for Staff Vol.14


【From TOM】
僕たちは小室哲哉を再認識しなければならない.

小室哲哉は作詞・作曲家であり,プロデューサーであり,何よりも,今,日本でヒットチャート上位に何曲も同時にランクインさせることの出来る唯一の大ヒットメーカーである.このことは周知の事実であり,それだけで称賛に値するものである.

しかし,この数年の大活躍の中で,プロデューサー/ヒットメーカーとしての小室ばかりクローズアップされてきたためか,ある意味で偏った評価を受けていないか?
つまり,音楽を作る作家として,そして演奏家としての小室哲哉を忘れてはいないか?

tk-trapである.

僕が会場の幕張メッセの中には行ったのはライブの中盤だった.ステージ中央で小室はいくつものキーボードに囲まれてソロプレイをしていた.

小室のプレイは衝撃だった.
何者かにとりつかれたようにプレイする小室は何台ものキーボードをあやつり,音のうねりを作り上げていた.
それは僕らの知っている小室哲哉ではなかった.演奏家の姿だった.世界的に認められた名手による民族音楽のライブや良質のロックコンサートの中でもめったに出来ない種類のものだ.あまりのイメージの違いに客は(僕も含めて)どう対応して良いかわからずといった感じだった.
そんな客を意識してかどうなのか,小室はソロプレイを続け,音の高みに登りつめていった.
演奏が終わりしばらくたってから静かに拍手を始めた客に対して,小室はいつも通り,恥ずかしそうに「ありがとう」と言った.
その後も,バックアップメンバーとともに演奏は続けられ,莫大な照明システムと,いくつもの巨大モニターから流れる映像によってグローバルなイメージを作り出していた.
「グローバル」という言葉がぴったりだ.その音は地球上のあらゆる場所から集められた音を一つに編み上げた巨大なうねりとなり,とてつもない輝きを放っていた.その輝きに包まれて,僕の体中に電流が何度も走り抜けた.

ステージが終わり,会場を去る客に向けたBGMとして「I SHALL BE RELEASED」が流れていた.
このステージを見た客は何を思ったのか.僕はヒットメーカーとしてでなく,アーティストとしての小室哲哉を見守っていきたい.

僕達は,あえて今,小室哲哉を再認識しなければならない.
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「POCCA2か月」
home#4クリップボード参照.
【from POCCA】
 今日、ミッシェル・ガン・エレファントという人たちのLIVEを観に行った。場所はQUATTROというデビューしたてのバンドが初めてワンマンを演るにはもってこいのLIVE HOUSEだった。僕もよくそこにはしたり顔のいやらしいテレビ人として、弱冠ふん反り返りぎみで、「観てやるか」という姿勢で、足を運ぶ。時間も当り前にちょっと遅れぎみで・・・
 LIVEを観た後、しばらく誰とも口をききたくなかった・・・特に、インヴィテーションで来ているテレビ業界の人や音楽業界の人たちとは口をききたくなかった。僕もその一人なんだけど・・・
何かすごく自分にとって大事なものが壊されるような気がして・・・・  「この疾走感はなんなんだろう?」前列で髪を振り乱し踊っている10代の子たちを見ながら考えてた。「これがバンドなんだなぁ」なんて馬鹿みたいに当り前のことを考えてた。ドラムがいて、ベースがいて、ギターがいて、ボーカルがいて、「これがバンドなんだなぁ」なんて馬鹿みたいに当り前のことを考えてた。LIVEの後、コンベンションというテレビや雑誌やラジオの人にメンバーを紹介するという嫌な儀式があって、その息苦しさを知っているだけに、出るつもりも毛頭なかったんだけど、本心からメンバーと話したい、一人の人間としてメンバーと話したいと思い、出てみた。
 結局はうまく話せないままに終わった。僕が話した会話はと言えば、「大江慎也好きですか?」
「やっぱ初めはルースターズでした。」「ウィルコ・ジョンソン好きですか?」「一番好きなのはミック・グリーンです。」「じゃあ、ジョニーキッドとか聴いてた?」「もう、聴きまくってました。」というテストみたいな会話だった。本気で生きている人に冷やかしでごまかしごまかし生きている人間が質問しているような気がしてすごく恥ずかしかった。大人になるって嫌だなぁなんてことを本当に何年かぶりに考えた。「大人になるって何なんだろう?」と考えてみたら、それは結局、満足に値するお金を手に入れることのような気がした。満足に値するお金を手に入れ、満足のいく物を身につけ、満足のいく食事をし、人は大人になるんだろうなぁなんて思った。僕もきっとこれから満足するたびに大人になっていくんだろうなぁなんて思った。

 まだ、満足を手に入れていない綺麗な人に話しかけるのはすごく恥ずかしいものだった・・・   大江慎也が好きだろうと、ミック・グリーンが好きだろうと、そんなことは今やどうでもよかった。
ミッシェル・ガン・エレファントという一人のバンドがそこにいれば、それでよかった。ずいぶんと格好の悪いことを聞いたもんだ・・・・・

 ミッシェル・ガン・エレファントというバンドは去年多くの人に聴かれた(僕もまたその一人だけど)一連の渋谷系という人たちとは明らかに一線を画している。小手先じゃなく魂の部分で音楽を演っている。「こうゆーのが新しい」とか「こうゆーのがオシャレ」とか「こうゆーのが格好いいんだぜ」とか逆に「こうゆーのは絶対に格好悪い」とか、もっと言えば「こういう音楽を知っているからエライ!」とかよくよく考えてみるとそういうどーでもいい部分で音楽を演ってない。だから、10代の若い子がなりふりかまわず、儀式じゃなく、熱狂するんだろう。それがロックンロールなんだろうなんてすごい間抜けなことを本気で思う・・・ミッシェル・ガン・エレファントというバンドにはあまり音で遊んで欲しくない。本当に好きになってしまった。ファンになるってこういうことなんだなぁ・・・仕事じゃなく、性根の部分で好きになってしまった。
 目がうつろだったボーカルのチバ君に「もう、結構飲んだんですか?」ときいたら、「全然酔ってないです」と彼は答えた。そのとき、自分がすごくイヤラシイ人間に思えた。なぜか、敬語なんて使わずに普通の言葉でしゃべりたくなった。威張りたい訳でもなんでもなく・・・本当の言葉でしゃべりたくなった・・・

 彼はなんかすごく本気な人だった。


「ぎょとん」
Webmaster
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「●○○」
TKMCと「百万円賞金付きドラマ クリスマスキス」の視聴率の勝敗
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「地雷也ののり弁」
前々回収録時のTK弁当.
今回もおなじみ津多屋ののり弁(おかか抜き)でした. これで前々回収録,HEY!×3 の special,と,3回連続となりました.
弁当はデスクの MINAKO が決めてるんですが,TKがペロリと食べてくれるので, 津多屋は取りやすいようですね.(励ましのメールを.質問とか)

さて,今回TKは予定より20分ぐらい遅れて,自ら濃紺のフェラーリを駆ってスタジ オ入り.すぐPともろもろの打ち合わせを超真面目に30分強,その間を利用して見事 に食べきりました.ご招待の直生さんにも,普通のとTK弁当とどちらも差し上 げたのですが,いかがだったでしょう.KEIKO,COZY,No!Galers は(佐藤さんも), 昼のまい泉のカツサンドも食べていると思います.(メンチカツヴァージョンがPの お気に入りです.)
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「40784」
TKMCの番組コードNo.
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「Yseterday」
HEY!HEY!HEY!で券売した井上陽水さんのライブにTKがゲストで出演して共演した曲目.
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「単一民族」
ピー
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「N=5.8」
12.27 OAのTKMC Specialの平均視聴率(ニールセン調べ)
*参考 TKMC 視聴率 BEST 24(over 3%/ビデオリサーチ調べ)
    1.#43(03/06 OA)華原朋美       6.0%
    2.#04(05/10 OA)ASKA      4.8%
      #36(01/17 OA)今田耕司      4.8%
    4.#05(05/17 OA)小沢健二      4.4%
    5.#17(08/16 OA)テイ・トウワ    4.1%
    6.#01(04/12 OA)宇都宮・木根    4.0%
      #18(08/23 OA)篠原/安室     4.0%
      #41(02/21 OA)ウルフルズ     4.0%
    9.#03(05/03 OA)trf       3.9%
      #28(11/08 OA)CS石井      3.9%(25:20〜)
      #39(02/07 OA)岡村靖幸      3.9%(25:05〜)
      #42(02/28 OA)電気グルーヴ    3.9%
    13.#14(07/26 OA)吉田拓郎        3.8%
      #19(08/30 OA)泉谷しげる       3.8%
      #46(04/03 OA)SPECIAL EDITION 1  3.8%(25:15〜)
    16.#34(12/27 OA)trf       3.7%(24:55〜;1H special)
      #38(01/31 OA)中居正広      3.7%
    18.#33(12/20 OA)甲斐よしひろ    3.5%(25:20〜)
      #44(03/13 OA)宇都宮・木根    3.5%
    20.#30(11/22 OA)つんく       3.3%(25:20〜)
    21.#06(05/24 OA)桑田佳祐      3.2%
      #50(05/08 OA)高見沢俊彦     3.2%
    23.#07(05/31 OA)坂本龍一      3.1%
    24.#31(11/29 OA)大沢誉志幸     3.0%
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「4分前」
01.12 OA「ミュージックステーション」の生放送の本番直前,TKがテレビ朝日 に到着した時間.
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