CLAMP TALK : Yoshiki (X JAPAN)


TK in Talking with Yoshiki.

tk:
もうちょっとたくさん人連れてきて欲しかったな。

YSK:
今日でも,何人来てます?

tk:
多い方ですかね,やっぱり。

YSK:
でも,最近控えめにいこうかと思ってるんです。だって,普通にテレビ局 に 行くでしょ,テレビ局でも雑誌でも。それだけですごい喜ばれるん ですもん。

tk:
え?行くだけで?

YSK:
普通の時間に行ったら,「何があったの?」って言われる。

tk:
今日もすごい話題でした。もう「延長コードある?」って誰かスタッフの 人が聞いただけで,僕たち話題にしますからね。

YSK:
え?本当に?

tk:
「延長コードを捜してるってことは,今,なにに入ったんだろう?」みた いな感じで。もう,「もしかしたら,ブローとかに入ってるから,終わるの かな?」とかね。「これから,なんか食べるんじゃないか?」とかさ。

YSK:
え?そんなに?

tk:
それぐらい話題になるっていうのはいいよね。今日もピッタリでしたよ, 時間に。

YSK:
時間通りに来たでしょ?

tk:
すごい。そういう性格になったの?前,本番のなんか,始まる時に来た もんね。

YSK:
何回か。

tk:
V2の時,寂しい時ありましたよ,一回ぐらい。

YSK:
えっ?嘘?本当?

tk:
V2で二人しかいないのに,僕一人でリハーサルやって,リッチってあの …。

YSK:
今日きてますよ,リッチ。楽屋で寝てると思います。

tk:
その,なんていうんですか?サウンドクルーの人と一緒に,僕,カメリ ハやったことあるんだ。

YSK:
あ,本当に?

tk:
ヨシキの代わりにドラムをリッチが叩いて。で,僕が。

YSK:
でも,小室さんはよく,ちゃんと来るんだよね。

tk:
うーん。そこらへんはね,ヨシキに教えられた。いろいろ。

YSK:
いやいや,僕はだから,来たくなくて来ないわけじゃなくて,起きられな いんですよ,朝。

tk:
飲んでるからじゃなくて?

YSK:
いえいえ。昨日だって,俺,リハーサル朝の10時まで。

tk:
リハーサル?

YSK:
うん。東京ドームの。

tk:
コンサートの。

YSK:
うん。だから,それから帰って。

tk:
それは遅れるよね。極端なんだよね。あんまり朝の10時まで練習しない よ。もしもパンクバンドだったとしても。そういうとこがすごいんだよね。 本当にね,教えられたよ。その遅刻するっていうんじゃなくて,なんていう の?時間を大切にする。

YSK:
いや,僕も気を遣ってるんですけどね,やっぱり。

tk:
テレビ局なりなんなり,こちらの都合があるじゃない。で,自分の都合と いうか,自分を守るためのローテーションてあるじゃない。それのバランス っていうので,やっぱりあたり前のようにみんな,こちらのバランスに合わ せるから,「ああ,こういう人もいるんだな」って思って。

YSK:
ああ,そうですか?でも,僕のことを殺したい人,いっぱいいるんじゃ ないですか?殺したいっていうか,笑ってる人もいますけど。

tk:
そこらへんは,「ああ」って思って。それから,それからじゃないかもし れないけど,その時期ぐらいから,僕もやっぱり,けっこうわがままになっ ていったよね。

YSK:
そうやって言うと,またなんか,ね。僕がいけないだけ?

tk:
そんなことないけどね。

YSK:
そんなことないですか?

tk:
やらなきゃいけないことはやるよね。

YSK:
そうそう。僕大好きなんですよ,今,シャンパンしか飲まない。

tk:
シャンパンのお風呂とか入ってないですか?

YSK:
いや,そこまではいかないですけど。

tk:
いや,そういう話しも出ちゃいそうなぐらい。

YSK:
でもいっぱいあって。

tk:
なんだっけ?ケルグだっけ?

YSK:
クルッグ。KRUG。

tk:
KRUGだよね。

YSK:
それが好き。

tk:
一応,いわれたんで覚えてるんですけど。日本でね,ないみたい。

YSK:
だから,帰ってきて,捜してるんですよ,今。

tk:
ないんじゃない?

YSK:
なんか,輸入ナントカ店にあるみたいなんだけど。持って帰ってくればよ かったですね。

tk:
だから,そんなアレでしょ?こういうドンペリとかクリスタルとかなん かより,ぜんぜん美味しいんだよね。

YSK:
うん。クリスタルはまあ,いいですけど。あと,ペリェジュレっていうの が美味しいですね。なんかボトルに花の模様が書いてある。

tk:
それはこのあいだ,教えてくれなかった,それは。

YSK:
あれはでもね,クルッグに較べたらやっぱり。

tk:
落ちる?

YSK:
うん。だから,本当にあまり出さないですもん,クルッグ。人が来ても。

tk:
あ,本当に?もったいない?

YSK:
普通,だいたいドンペリ出してごまかしてる。

tk:
じゃあ,光栄ですね。あの日なんかね,飲もうと思ったんだけど,話しす ごくて。

YSK:
俺,してた?そんなに。

tk:
してて。聞かなきゃいけない話しばっかりだったの。なんか本当,メモり たいぐらいな。

YSK:
クルッグどうですか?今年は。ないですかね。

tk:
こっちだったら,一体いくらすんの?

YSK:
いや,そんな高くないでしょ,でも。

tk:
高くないかな?

YSK:
ドンペリよりは高いと思うけど。

tk:
ドンペリより高いかもって,ドンペリが一番高いんですよ。

YSK:
あ,本当に。

tk:
あの,こっちでいうとピンクっていうの?普通,向こうでいったらロゼ。

YSK:
あ,クルッグのロゼが一番いいんですよ。

tk:
ロゼが一番高いんでしょ。

YSK:
あ,そうなんだ。

tk:
もしかしたら,30万円ぐらいするんじゃないの?

YSK:
ええー!本当に?

tk:
だって,ドンペリのロゼよりも高いんでしょ?

YSK:
うん,高い,と思う。

tk:
こっちだとね,お店によるけど,お店に置いてあったら,10万とか8万 とかぐらいするんじゃないの?

YSK:
あ,本当に。

tk:
普通のでも,普通に買えば1万ぐらいかもうちょっとで買えるかな?

YSK:
うん,アメリカで1万5千円とか2万弱。

tk:
それは高いですよ,きっと。

YSK:
あ,でも,わかんない。俺,大量に買うんで,このくらいのボックスで3 ケースぐらい買うんで。だから安くなってるのかもしれない。

tk:
そうですよ,きっと。

YSK:
「レストランをやっているのか?」って言われましたもんね。買いに行く と。いや,一人で飲むんだって。

tk:
じゃあ,相当飲んでると思うんですけど。

YSK:
いや,飲まないですけど,普段は。たまになんかある時に。だから,滅多 に飲まないですから,その,やっぱりいいものを飲みたいじゃないですか。 あ,なんか言ってたよね。「ドンペリを何本撒いた」とかって話しを。

tk:
一回あの,だから,ヨシキのプロフィールって,あんまり見たことがない んだけどさ。「爆破したビルが何棟」とか,そういうのにして欲しいよね。

YSK:
でもね,そのへんの話しって多分,なんていうんですか?尾ひれとか, 付いてると思うけど。

tk:
付いてなくてもすごい。僕は付いてないのを聞いてるからね。だから,ち ゃんとわかってるけどね,ある程度。それでもびっくりしたけど。

YSK:
でも,小室君と一緒にいて,なにかしたっていうのはないでしょ?

tk:
僕とはないかな,あんまり。

YSK:
ないですよね。

tk:
そうですね。

YSK:
あ,昔,ホテルでなんか…。

tk:
ああ,あったかもしんないね。シャンパン撒いたね,ホテルで。なにもな くないですね。あのね,えぇと,あ,これは誰も知らないから。

YSK:
あ,本当に?

tk:
ちょっと言ってもいいよね。

YSK:
うん。

tk:
新年だからまあ,お年玉替わりにね,お話ししてもいいんですけどね。あ の,二人で飲んでて,V2の打ち上げかなんかだよね?

YSK:
そうですね。

tk:
それで,部屋に大きなマグナムっていうんですか?あれ。とかがあった んだよね。

YSK:
マグナム。

tk:
それで飲んでて,だんだん盛り上がってきちゃって,ヨシキさんがですね 。それで,これ(シャンパン)を振ってですね,で,スタッフとか人とかね ,追っかけ回したんだね,部屋中。で,ホテルの廊下に全部撒いたの, バァーッて。で,シャンパンて,壁紙にくっ付くと,なんか黄色くなるらし いんですよ,後で。で,これは僕が聞いた話よ,それだけで600万ぐらい だったらしいですよ,替えるのに。

YSK:
僕,でも,年間に一千万は,そのぐらいとってありますから。

tk:
その補填用に?補修作業みたいなもののために。それは,大丈夫だった みたいだけどね。いやぁ,びっくりしましたよ。で,あの時,SPの人がい て,その前,SPの人で「なんでいるのかな?」と思ったの,ヨシキにそん なにね。やっぱホテルとかだったらさ,ファンの人とかいないじゃない,中 まで。だから,ヨシキを止めるためにいたんだよ,あの人たちは。SPの人 が,いざっていう時にヨシキを抑えるために,SPの人がいたんだなって, 初めてわかったんですけどね。

YSK:
そうですか。

tk:
あの時のSPの人,おかしかったですね。ヨシキ,足速いんだ。走るのメ チャクチャ速いのね。とっても追い付かないよね。もう,遅かったね,みん なね。エレベーターまで,全部撒かれた後に,やっと「ヨシキさん,待って くださいよ」って感じで追っかけてきたりしてですね。

YSK:
けっこう覚えてますね,でも。

tk:
覚えてる。衝撃的だったから,けっこう。面白かったけどね。まあ,ある っちゃあ,あるけどね,まだね。

YSK:
なんか,だんだん恥ずかしくなってきちゃった。

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