clamp talk : 知念里奈
Kahala and Rina Chinen
華原:
なんか今日、カタいね、ちょっと。
知念:
カタいんです。
華原:
頭がカタい。
知念:
大丈夫です。
華原:
大丈夫です。そして、今日は知念さんの4枚目のシングルの発売日ですね。
知念:
あぁ、そうです。
華原:
「あぁ」って、自分のCDじゃないですか。
知念:
そうです。ありがとうございます。
華原:
「Break out Emotion」、今日発売です。
知念:
はい、発売です。
華原:
皆さん聴いて下さい。
知念:
聴いて下さい。
華原:
どうですか? この曲は。
知念:
えぇと、この曲は、ちょっとロックっぽい感じので。歌詞も前向きな恋愛の歌で。
華原:
恋愛の歌。今、年齢は16歳で、もうすぐで17歳ですよね。
知念:
7になります。
華原:
恋愛とかしたことあります? ごめんなさい。
知念:
恋愛はありますよ、でも。
華原:
あるんですか?
知念:
でも、それが果たして本当に恋愛かどうかはわからないですけど、好きっていう気持ちがあったりとかは。
華原:
そうですか。あんまりあれですけど、恋愛の曲を歌ったりとか、そういうのに抵抗とかありました?
知念:
いえ、なかったです。ただ、今までは、すごい大人の恋愛の歌ばっかりだったんで、わかんない部分がすごく大きくて。でも、今回のは、けっこう憧れる恋愛の歌詞なんで、歌っててすごく楽しいです。
華原:
他にもCMとか、女優のお仕事とか、見たんですけど。
知念:
ありがとうございます。
華原:
本当にやれたいことは歌ですよね?
知念:
そうですね。
華原:
女優とか、そういうお芝居とかは、なんでやろうとと思うんですか?
知念:
このあいだ、去年の夏に「FIVE」っていうドラマをやったんですけど、その時は、私、お芝居が初めてだったんで、ちょっと驚いちゃって。最初は、あんまり「えぇ?」って感じだったんですけど、でも、やってみてすごく良かったです、なんか。
華原:
面白かった?
知念:
表現する意味では歌と一緒なんで、お芝居やって、さっき言ったような大人の恋愛の歌を歌う時に成り切るっていう意味では、お芝居はやって良かったなって思いました。
華原:
いろんな経験をしてきてますけど、でも、一番ね、朋ちゃんがすごい聞きたいのは、アクターズスクールって通ってましたよね。
知念:
はい。
華原:
幾つの時から? 5歳だっけ?
知念:
いえ、小学校5年生です。
華原:
5歳と小学校5年生、ちょっと間違っちゃったんですけど、ごめんなさい。
知念:
いえいえ。
華原:
えぇと、どんなとこなんですか? けっこうね、アクターズスクールって有名じゃないですか。今じゃもうすごい。
知念:
そうですね。基本的に学校みたいに「勉強しなさい」とか「宿題やりなさい」とかっていうよりも、自分たちが好きで、やりたくてやってるっていう学校なんで。みんなすごい生き生きしてるし、楽しかったですよ。
華原:
ダンスだけですか?
知念:
ダンスと歌と。
華原:
もうじゃあ、小学校5年生の時から通ってたっていうことは、もうずっと昔から、その頃から歌手とダンスに憧れてたんですか?
知念:
最初は、本当にお稽古事の感じでやってたんですけど。でも、だんだんなんかハマってって。中学校に入る頃には、ちゃんと歌をお仕事にしてやっていきたいなって思うようになってました。
華原:
あの、お父さんが、すごく、あの。
知念:
はい。
華原:
そうですよね。その話をちょっと聞きたいんですけど。お父さんとマイケル・ジャクソンっていうとあれですけど、音楽のきっかけ。
知念:
はい。うち、すごいおうち厳しかったんで、歌謡曲を聴かせてもらってなくて。
華原:
歌謡曲。
知念:
あの、邦楽。
華原:
日本の歌ですか。
知念:
日本の歌。夜の8時以降とか、テレビ、ダメなんですよ。
華原:
そんな厳しかったんですか。
知念:
だから、音楽っていうのを、あまり身近で日本の音楽はなかったんですけど。お父さんがすごいマイケル・ジャクソンをすごい好きで。ちっちゃい頃からビデオを見せてもらってて。で、アクターズに入ってから、意識してマイケル・ジャクソンを見た時に、すごく「あ、本当にこの日とってすごいんだなぁ」と思って。で、チャリティ・コンサートをやったりするじゃないですか。
華原:
マイケル・ジャクソンですか? そうなんですか?
知念:
はい。それが憧れで。尊敬してるんですよ。
華原:
そうなんですか。あの、他にどんな曲とかを聴いたりとかしてました?
知念:
お父さんはデビッド・ボウイとか。
華原:
デビッド・ボウイ。
知念:
ドゥービー・ブラザーズとかをすごく好きなんですよ。わかんないですよね。
華原:
いや、私は知念さんの話を聞いてるだけです。でも、お父さんはこういう芸能界とかに入ることを、すごく反対してたっていう。だけど娘には、知念さんにはすごく音楽を聴かせたりとか。
知念:
そうですよね。チグハグ。でも、お父さんは学校にちゃんと行って欲しかったみたいで、うちの両親二人とも。そこでけっこうモメたりしたんですけど。でも、今はちゃんと自分で決めたから、納得がいくまで頑張りなさいって応援してくれてます。
華原:
今、学校とか行ったりとかしてないんですよね。
知念:
はい。
華原:
もうこの業界で。こういう歌とか一本ですよね。そういう感じがすごく伝わってきます。 スカートとかはくんですか?
知念:
はい、たまに。
華原:
いつもなんかズボンで踊ってそう。
知念:
でも、ほとんどパンツのほうが多いですけど。
華原:
そうですよね。年齢と較べて、ぜんぜん大人ですね。
知念:
いや、でもね、がっかりされるんですよ、私。大人っぽく見えるのに、話すと違うっていって。なんか皆さんね、会うとがっかりされるんですよね。がっかりしましたか?
華原:
ぜんぜん。ぜんぜんがっかりしないよ。
知念:
ありがとうございます。
華原:
嬉しいもん、だって。ここに来てくれるっていうことが。なんか、被害妄想だよ、それ。
知念:
被害妄想ですよね。
華原:
被害妄想だよ。
知念:
良かった。
華原:
みんなだって、可愛いって言うもん、私の友達とか。
知念:
いやいや、とんでもないです。
華原:
いや、本当に。あの、沖縄で生まれたんですよね?
知念:
はい。
華原:
沖縄で生まれて、一回、大阪のほうに。
知念:
行きました、転校で。
華原:
転校したんですよね。で、それで「私はアクターズスクールに行きたいの」って言って、それでアクターズスクールに、お婆ちゃんと生活をともにしながら行ってたっていう話を聞いたんですけど。
知念:
そうです。
華原:
それは何歳の時ですか?
知念:
中3に上がる頃に帰りました。
華原:
中3に上がる頃。なんか私は、すごい遠い昔なんで。中学校3年生の時、そういうのって、すごい勇気なかったですか?
知念:
そうですね、すごく寂しかったし、心細かったんですけど。
華原:
しかも、お父さん反対するし。
知念:
そう。でも、なんだろう? 離れてみて本当にすごく歌が好きなのがわかって。
華原:
離れて歌が好きなのがわかったの?
知念:
うん、あの、転校したじゃないですか。その時に歌をぜんぜん歌わなくなってから、「本当にやりたいんだなぁ」ってわかったんで、両親を説得して帰ったんですよ。
華原:
説得したんですか。
知念:
頑張りました。
華原:
中3ながらに。
知念:
ながらに。
華原:
アクターズスクールの思い出話とかあります?
知念:
思い出話?
華原:
安室奈美恵さん、MAXさん、SPEEDさんを含む。
知念:
なんだろう? でも、安室さんとかMAXの皆さんとは、私、一緒にスクールに通ってた時期は、本当に少しなんですよ。私が入りたての頃に、皆さんもうデビューするっていうのが決まってたんで、あんまり一緒にレッスンっていう感じじゃないんですけど。でも、SPEEDは、けっこう一緒にイベントしたりとか、練習したりとかはありましたね。
華原:
一番だって、年が近いじゃない、SPEEDってね。
知念:
そうですね。
華原:
喧嘩とかした?
知念:
喧嘩ですか?
華原:
私ね、思うの、すごく。みんな一緒じゃない。で、絶対に女の子って喧嘩するじゃない。
知念:
そうですよね。
華原:
絶対に。でもなんかさ、仲良いじゃない。それがすごく沖縄なのかなって思ったんですけど。
知念:
でも、本当にみんな仲良しですよね。
華原:
みんな仲良し?
知念:
はい。アクターズにいる時も、そういう喧嘩とかっていうモメ事みたいのは、アクターズの中では絶対にやっちゃいけないことなんで。
華原:
やっちゃいけないこと、喧嘩。
知念:
喧嘩はいいんでしょうけど、なんて言うんだろう? やっぱり女の子だから、そういうのいろいろあるじゃないですか。「あの子のほうが真ん中に立ってるわ」とか「いっぱい出てるわ」とかあるじゃないですか。
華原:
ああ、ああ。
知念:
そういうのは無しでっていうのが約束事にあるんで、ウマくいってると思いますけどね。
華原:
そうですよね。真ん中とかね。私はどっちかっていうと、もし自分が………、まあいいや。なんでもない。
知念:
なんでもないんですか?
華原:
絶対ね、喧嘩とかすると思うんですよね。でも、なんか喧嘩とかいって、アクターズスクールの人たちは、ダンスで喧嘩しそう。ダンスで「私のほうがウマいのよ」とかいって。
知念:
あ、でも、みんなあると思いますよ。ステージ立ってると。ちょっと嫌だなって思ってる子には絶対に負けたくないとか。なんか練習のなかでも、ダンスで対決じゃないけど、そういうのもありましたし。
華原:
それは笑いながら? 冗談ではなくて本気で? 本気でっていう感じするんですけど。けっこうなんか、胸の内に「あんたには負けないわよ」みたいな、そういうのなんか思ってそう。
知念:
でも、すごいそれっていい刺激になるんでしょうね。 最近、夢とか見ますか?
華原:
夢ですか? 夢、見ますよ。
知念:
いっぱい見ますか?
華原:
私の初夢。
知念:
なに? 何ですか?
華原:
いや、いいのかな? 言って。安室奈美恵さんが子供を抱っこして「Can you celebrate」を歌ってる夢を見たんですよ。これが私の初夢です。
知念:
すごい。
華原:
すごいでしょ。そこまで私は、奈美恵ちゃんの苦しそうなお腹っていうか、頑張ってるところを見て、本当にすごいなって思ってたんですよ。
知念:
本当にすごいですよね。いいですよね。で、夢をね、最近寝るのがすごい楽しみで。
華原:
寝るのが楽しみ?
知念:
眠って夢を見るのがすごく楽しいんですよ。で、見たい夢を眠りながら想像するんですよ。
華原:
想像力。
知念:
はい、妄想するんです。
華原:
妄想?
知念:
家族で旅行に行きますとかっていうのを。で、飛行機上で、里奈が待ってます。お母さんが来ましたっていうところを想像して寝ると、続きが見れるんですよ。
華原:
すごい。
知念:
やってみて下さいね。
華原:
いや、私には出来ない。
知念:
ダメですか?
華原:
出来ないよ。そんな。
知念:
そうですか? すごい楽しいですよ。
華原:
楽しい? じゃあ、いろんなこと想像するんだ。
知念:
はい。
華原:
絶対自分は他のこと想像しそうだな。
知念:
すごい楽しいです。
華原:
それが今、すごい楽しいこと?
知念:
はい。
華原:
本当の夢って何ですか?
知念:
本当の夢。
華原:
「夢はもう、とっくに叶ってんだよ」って感じ?
知念:
いえ、そんなことないですよ。夢は、マイケル・ジャクソンみたいにチャリティのコンサートが出来るぐらいに頑張りたいなって思います。
華原:
出来ます。
知念:
出来ますか?
華原:
出来ます。
知念:
頑張ります。
華原:
出来ますよ。
知念:
出来ますかね?
華原:
あの歌唱力と、あのダンス。あれだったらいけますよ。
あとは、じゃあ、恋愛の話とかしてもいいですか?
知念:
はい、いいです、ぜんぜん。
華原:
理想のタイプとか。
知念:
理想のタイプは、筋肉がいっぱい付いてて。で、喉仏がすごい奇麗なんですよ。で、男らしくてっていう人ですね。
華原:
ああ、そうですか。じゃあ、私とは全く反対ですね。
知念:
反対ですか。
華原:
筋肉があるほうがいいんですね。
知念:
ないほうがいいんですか?
華原:
いや、私はね、太ってる人じゃないんですけど、なんかムキムキって感じダメなんですよ。
知念:
ダメなんですか?
華原:
ダメなの、なんか。「あぁ!!」ってこられたら、「あぁ」っ泣いちゃうの。
知念:
そうですか?
華原:
タレントで言うと誰ですか?
知念:
えぇと、ケン・コスギさんとか、山本太郎さんとか。
華原:
山本太郎? 本当ですか?
知念:
はい。素敵ですよね。
華原:
一回ね、山本太郎君と一緒に飲みに行ったことがあるんですよ。なんか、けっこう関西の人だよね。で、なんか私は「あぁ!」ってやられて、「はぁ」ってその時も思った。
知念:
ダメでしたか。
華原:
うん。
知念:
そうですか。
華原:
あんまり。私はどっちかっていうと、痩せてて、のほうがいいです。
知念:
バッティングしないですね。良かったですね。
華原:
よかったですね。でも、バッティングしても、きっとダンスじゃ勝てない。私、ダンス踊れないもん。
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