clamp talk : 坂井真紀
Kahala and Maki Sakai
華原:
今日は1月の21日。で、今日は5枚目のシングル「シャボン玉」本日発売。おめでとうございます。
坂井:
ありがとうございます。
華原:
どなたにプロデュースを?
坂井:
プロデュースという形ではないんですが、作詞・作曲を甲本ヒロトさんに。↑HIGHLOWS↓の。
華原:
そうなんですか。自ら電話をして。2回目っていう話も聞いたんですけど。
坂井:
そうなんですよ。4曲目の「ビーナス」っていうのも書いてもらったんですけど。そう、自ら電話をして。
華原:
連絡先はどこでつかんだんですか? どうやってつかんだんですか?
坂井:
それはね、内緒なんです。
華原:
そういうのは内緒で。
坂井:
はい。
華原:
とにかく「私の詞と曲を書け!!」と?
坂井:
そう、「書いて下さい」って。もう「とにかく書いて下さい」って。
華原:
びっくりしてなかったですか? 突然電話があって。
坂井:
そう、だからね、本当に初めて話すから心配だったんですけど、なんかね、「いいよ」ってすぐ逆に言って下さって。
華原:
そうですか。甲本ヒロトさんは、どんな方ですか?
坂井:
なんかね、見たことある? 会ったこととかある?
華原:
私ですか? うーん? 見たこと、会ったことあっても、きっと顔と名前が一致してないと思います。大変、恐縮です。
坂井:
本当に恐縮です。あのね、なんかね、すごい子供のような、神様のような。
華原:
子供のような、神様のような?
坂井:
すごい素敵な人。
華原:
これですか? (何のジェスチャーだろう?)
坂井:
なに? それ。
華原:
これは天使。
坂井:
あ、天使かもしれない。
華原:
すいません、私ね、ちょっと新年早々ね、ちょっとダメなんですよ、なんか。調子悪いのかな? ぜんぜん調子いいんですけど。すいません。あの、すいません、落ちないで下さい。
坂井:
はい。
華原:
そういう方なんですね。坂井真紀さんてどういう方ですか?
坂井:
私は、どういう人なんだろうなぁ?
華原:
自分で自分を分析すると、どんな方なんですか? 私としては、TBCの先輩ですよね。私もTBCのCM出てるんですけど、先輩ですよね。
坂井:
はい、そうですね。
華原:
あのCMは、「絶対キレイになってやる!」って言って。
坂井:
懐かしい。
華原:
懐かしいですか。
坂井:
すごい前だもん。
華原:
そうですか? なんか私はけっこうそれが印象的で。私はその当時、水着とか着て、そういう仕事やってたんですよ。あんまり大きい声じゃ言えないんですけど。その時に坂井真紀さんを見て、「絶対キレイになってやる!」って言ってて、私もキレイになりたいと思いました。
坂井:
あ、そうですか。ありがとうございます。でもね、なんかああいう感じの「絶対なんとかになってやる!」みたいな人であると思います、私きっと。
華原:
そうですか。そういう「やってやるぞ!」みたいな。
坂井:
「やってやるぞ!」って、ありますね。
華原:
あ、けっこうそういうのが強い?
坂井:
うん。
華原:
で、あの、作詞とかは、自分でしたりするんですか?
坂井:
詞はね、すごく、文章書くのは好きなんですよ。
華原:
けっこう書き留めたり?
坂井:
うん。物語書いたりとか。だから、そういうのを作詞にしようとしては、今は書いたりしてないんですけど、思い当たることは書き留めるみたいな感じですね。
華原:
そうですか。私も1月の1日から思ったことを書こうっていって、一つのノートをね、おみくじで当たったんですけど。おみくじっていうか、300円とかであるじゃないですか。1月の1日に神社に行ったんですよ。そこで300円でくじを引いて37番が出たんですよ。そしたらノートが当たったんですよ。で、そのノートに書こうって決めてやってるんですけど、大したことかけないですね、やっぱり。すいません。
坂井:
でも、何でもいいみたい。
華原:
何でもいいみたい? 何でもやっぱり書くのがいい?
坂井:
うん、そう。だから、本とかで。
華原:
エッセイとかも出してますよね。
坂井:
はいはい、出してます。なんか読んでた小説とかで感動するフレーズとか、いい言葉があったら、「これは心に置いときたい」っていうのがあったら書いといたりとか。映画見てていい台詞があったら書いといたりとか、自分の気持ちを書いといたりとか。後から読み返すと、なんかすごい恥ずかしいですが。
華原:
恥ずかしいですか。あと、なんかドラマとかもすごい数をこなしてますよね。
坂井:
そうですか?
華原:
私はびっくりしました。
坂井:
そうですか?
華原:
聞きたいんですけど、女優のお仕事と歌手のお仕事、元々はどっちを自分としては前に進めたかったんですか?
坂井:
それはね、女優です。
華原:
女優なんですか。そうなんですか。
坂井:
だから、何だろう? まだまだ本当に歌は、まだまだ歌は出させてもらって、CD出せてすごい幸せで。すごいずっとなんか、学生の頃からファンだったヒロトさんに書いてもらって、CD出せてって。
華原:
あ、学生の頃からファンなんですか。
坂井:
もうね、本当に「死んじゃってもいい!」とかって思っちゃうぐらい幸せなCDが出来たりしてるんですが。だから、もっともっとね、音楽をやることはすごい大好きだから。でもね、テレビとかで見ててね、歌が上手だし、「私は歌が好きなの」って頑張ってる人を見るとね、なんか女優やってて、半端にね、こんな歌なんか出しちゃって。そういうのダメだなぁなんてね、思っちゃう時があるんだけど。だから、そういうのに失礼がないように、すごい努力しやりたいなって日々思ってるんですけどね。
華原:
そんなに真剣に。
坂井:
どう思います? 女優さんとかやってる人が歌出すこととかって。「やめとけ」って感じですか?
華原:
例えば私が。華原朋美が女優をやるとするじゃないですか。そしたら「歌はどうしたの?」ってなるじゃないですか。だけど、もとから女優の方がCDを出したりすると、べつに普通だと思いませんか? なんか私はそういう感覚がある。
坂井:
お芝居とかは? 何かお話来ません?
華原:
まったくないですね。まったくないと思いますけど。
坂井:
なんか、すごいいっぱい来そうな感じがするんですけど。
華原:
いや、もう無理ですよ。私、だいたい台本とか覚えられないですし。ダメですよ。
坂井:
でも、頑張りたいなぁってすごい思うんですが。
華原:
歌ですか?
坂井:
はい、歌です。楽しいから、すごい。
華原:
そうですよね。あの、ライヴとか、そういうのとかは、やってみたいとかは?
坂井:
去年やったんですよ。
華原:
あ、やったんですね。
坂井:
学園祭で。
華原:
学園祭で。人いっぱいウワーッ?
坂井:
人いっぱい来てくれましたね。すごい面白かった。セーラー服着たの。
華原:
セーラー服着たんですか?
坂井:
ミニの。で、網タイツはいたの。
華原:
網タイツですか? ルーズソックスではなく?
坂井:
じゃなくて。すごい楽しかった。
華原:
なんでそんなセーラー服? それはまた自分の考えですか?
坂井:
そう。
華原:
じゃあ、私もセーラー服着て歌おうかな。
坂井:
絶対に可愛いと思うよ。
華原:
そうですか?
坂井:
なんか、カッコいい衣装を着る自分も恥ずかしく、なんかシンプルにやるのも恥ずかしく。
華原:
コスプレが好きなんですね。
坂井:
そう。学園祭だからね。お祭りだから、なんか私もちょっとハッピーになろうかなと思って。
華原:
そうですね。学園祭って学校だもんね。学校だからセーラー服。やってみたいなぁ、私も。セーラー服とか着て「I'mproud」とか歌ってみたい。
坂井:
合わない。
華原:
ダメかな?プライベートとかは、何してらっしゃるんですか?
坂井:
普段ですか? 普段はね、友達と合ったりとか、買い物に行ったりとか。あとね、中国語を習ったりとか。
華原:
え? 中国語ですか?
坂井:
そう。そういうのしてます。
華原:
中国語。中国語の自分の名前知ってます?
坂井:
うん。
華原:
私も知ってるんですよ。
坂井:
何?
華原:
ワァユゥパンミャァ。
坂井:
私はね、ポウジェンチェンジィ。
華原:
なんかここ、一瞬なんか中国の気分になりましたね。
坂井:
なりましたね。
華原:
けっこう自分の名前、恥ずかしいですよね。
坂井:
ね、ぜんぜん違いますもんね。
華原:
でも、そういう国もあるっていうことですよね。なんで中国語なんてそんな習ったりしてるんですか?
坂井:
あのね、ただなんか先生と知り合うきっかけもあったんですけど、元々ね、なんかウーロン茶のコマーシャルの女の子に憧れてっていうか。
華原:
え? 憧れたんですか?
坂井:
そう、可愛くて、中国の女の子が。
華原:
あ、中国の女の子が。
坂井:
そうそう、ウーロン茶のコマーシャルに出てくるようなね。それで、「いいなぁ。ああいう女の子になりたいなぁ」みたいな、すごく馬鹿な発想から「喋りたいなぁ」なんて思いはじめて。それで先生とも知り合って、すごく響きとかが可愛いから。なんでもね、すごい容易いきっかけなんですが。
華原:
あ、そうなんですか。中国語ですか。私は日本語を習いたいですね。
坂井:
日本語、難しいですもんね。
華原:
日本語は難しいですよ。ちょっとした違いが人を傷つけるみたいな。なんか、そういうのあるじゃないですか。だから、私はちょっとしたそういうのが多いんですよ。で、けっこう嫌われたりとかしちゃうから。だから、いつも「ごめんね」って言ってます。
坂井:
「もう、出来ないから」って初めに言ちゃって。
華原:
そうなんですよね。私、じつは英会話習ってるんですよ。英語。
坂井:
もうどれぐらいやってるんですか?
華原:
3回しか行ってないですね、まだ。
坂井:
あ、今年から?
華原:
えぇと、去年ですね。今年はもう何にもしてないですね。聞いたんですけど、猫をアルフィーの坂崎さんからいただいたって、そういう話を聞いたんですけど。昨日ですね、ある場所でお会いしました、私。で、その時に蕎麦食べてました。
坂井:
誰?
華原:
坂崎さん。お蕎麦を食べてましたよ。で、そこ、けっこう狭いんですよ。で、けっこう込み合ってたんですね、人が。なのに匂いがプンプンで蕎麦食べながら、なんかギターかなんか弾いてましたよ。
坂井:
いつも絶対ギターもってますよね、坂崎さんはね。
華原:
そういう方に、なぜ猫をもらったんですか?
坂井:
あのね、なんか坂崎さんが猫をひろって。で、私たまたまなんかね、猫を欲しいって言ってたんですよ。そしたら、「捨てられた猫がいるんだけど、いる?」って言われたから「うん、いる」って言って、それでなんか偶然。タイミングがよく合ってもらったんです。それで、その他にも今2匹いて、だから合計3匹。
華原:
え? 一人で飼ってるんですか?
坂井:
うん。
華原:
今、今日は家で待ってるんですか?
坂井:
家で待ってます。
華原:
いいですね、待ってる人がいるっていうのは。そうですか。そんな生活なんですね。子供の頃って、坂井真紀さんはどんな人だったんですか?
坂井:
子供の頃はね……。
華原:
顔ちっちゃいですね。
坂井:
そうですか?
華原:
けっこう近くで見た。
坂井:
あのね、小学校1年生ぐらいまでは、手とか挙げられなかったんですよ、内気っていうか、恥ずかしがり屋みたいで。
華原:
手が挙げられない? 筋肉痛とか?
坂井:
そう。
華原:
違う? そういうんじゃなくて?
坂井:
そう、筋肉痛で挙げられなかったんですよ、1年生までは。だけど、なんかね、その後に「こんなんじゃダメだ」って言われて。筋肉痛じゃね。しつこい? ダメだって言われて、先生とかが委員とかにしてくれて。
華原:
委員?
坂井:
生活委員とかって、そういう委員があって、そういうのにしてくれて。だんだん喋れるようになったりして。それからは、もうすごいなんか、やんちゃな人でしたね。蹴ったりとか。
華原:
蹴ったり?
坂井:
男の子のこと。そういう系でしたね。飛び蹴り入れちゃう感じ。
華原:
けっこうそういう感じだったんですね。ちなみに、何委員だったんですか?
坂井:
えぇとね、いっぱいやった。保健委員もやったし。
華原:
私もやりました。
坂井:
保健委員ていいですよね、休めるから。
華原:
そうそう。
坂井:
気持ち悪くなった人がいるとね、「ラッキー」とか思って。
華原:
連れて行って、自分もけっこう休んだりして。
坂井:
そうそう、自分も休めるから。
華原:
でも、けっこう私、病弱だから、自分で保健委員のくせに熱出したりとかして。でも、保健委員だから帰っちゃダメなんですよ。そういう時もありました。
坂井:
辛いですね。
華原:
辛かったんですよ。
華原:
そうですよね。モデルさんはいつから?
坂井:
高校。17とかそれぐらいの時かな?
華原:
それでTBCのCMに出て。
坂井:
そう。TBCのCMに出たのはね、あの時は21の時だったんですよ。だから、短大生。卒業した頃。
華原:
いや、あの時は本当にね、自分も奇麗になりたいなって思いました。いいんですけど。
坂井:
すごい昔のことだなぁ、もう。
華原:
モデル時代って、辛かったことってあります? けっこう先輩後輩とかって厳しく ないですか? モデルさんって。
坂井:
私のところはそんなに厳しいことはなかったけれども、なんかね、何だろうな? 背がちっちゃいから、私なんて。
華原:
そうですか?
坂井:
そう。だからね、コマーシャルとかそういうお仕事じゃないとダメなんですよ。なんかファッション誌で洋服とかは。
華原:
それは得じゃないですか。
坂井:
そうそう、得なんだけど。だからね、オーディション一日に何個も何個も行くんですよ。それで受かんないことのほうが多いんだけども、受かんないと仕事にならいから。だから、だんだん受かんない日が続くと落ち込んできちゃったりとか。なんか、自分に対して辛いとか、そういのはありましたけど、恐い先輩とかは特にはいなかったですね。
華原:
そうですか。
坂井:
いたんですか? 恐い先輩。
華原:
いや、私はモデルじゃないのでわかんないですけど。モデルのお友達が言ってたんですけど。私、オーディションは一日2回か3回ぐらいは受けてましたよ、毎日。
坂井:
何のオーディションですか?
華原:
自分が芸能界で売れるために頑張ってオーディション受けてた時期があったんですよ。とにかくなんかチャンスをつかみたかった時期がすごいあって。で、自分の写真とか持って。何て言いましたっけ? あれ。
坂井:
ブック。
華原:
そう、あれを持っていろんなとこ行きました。全部落ちました。ほとんどです。全部です。けっこう難しいんですよね、オーディションってね。
坂井:
難しいですよね、すごいね。
華原:
もうほとんど全部落とされて。もうショックというか、「どうせ落ちるでしょ」っていう感じで。
坂井:
開き直ってきちゃう。
華原:
そうなんですけどね。私はべつにどうでもいいんですけど。坂井真紀さんの今年の目標は?
坂井:
今年の目標は、さっき坂崎さんの話が出ましたが、坂崎さんにね、ギターを習って。で、絶対に弾けるように。曲を決めてたんですけど、今、決めてる時だったんですけど。
華原:
曲を決めてるっていうことは、新曲を出すということですか?
坂井:
ううん、練習曲。それをやることと、あと、もうちょっと中国語をマスターすることと。
華原:
中国語はかなりユニークな。
坂井:
そうですか。あと、ライヴやりたいなっていうのと。いっぱいあるね、目標。
華原:
ライヴの時は、ぜひ私も呼んで下さい。セーラー服でやりましょう。
坂井:
本当? うん、じゃあ呼ぼう。あとはね、曲とか作りたいな、自分で。盛りだくさん、私の目標、今年。
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