clamp talk : 観月ありさ
kahala and alisa in talking
華原
:
ドラマ、今もすごいですよね、「ナースのお仕事2」。私、ここのスタジオのモニターでちょっと見てたんですよ。
観月
:
あ、そうなんですか。
華原
:
ごめんなさい。
観月
:
モニターで見えるんですよね、他のスタジオでやってることがね。
華原
:
見えるんですよね、ここね。
観月
:
そうすると、各スタジオが雰囲気がぜんぜん違ったりとかして面白いんですけど。
華原
:
その時、見てた時は、なんかお薬の瓶をパキッってやるやつで「あ、危ない!」とか思ってたんですよ。だけど、ウマくやってたから、なんか本当にお医者さんみたい。ナースみたいって思っちゃった。
観月
:
失敗した時じゃなかった? 見た時は。ちゃんとやってた? ペキッって。
華原
:
やってました。
観月
:
私ね、よくあれでパキッってやった時に、本当にお薬が白衣にビッとか飛んだりとか。あと、注射器でそのお薬を吸う時に、ウマくいかないでピッて飛んじゃったり。
華原
:
でも、もう手付きがもうすごいカッコいい。
観月
:
その時はカッコよく大成功してた時だったのかもしれない。
華原
:
ドラマも好調ですよね。
観月
:
うん、すごくなんかね、年齢層が幅広いというか。本当なんか家族で見てくれてるっていう感じで。もう小さい子から、お父さんお母さん、お爺ちゃんお婆ちゃんまでっていう感じで。家族で見てくれているんだなぁと思って。
華原
:
じゃあ、ちっちゃい子とかは、女の子だったら「私もありさちゃんみたいなナースになろう」って思う子がいっぱいいるんじゃないですか?
観月
:
そうかもしれないですね。
華原
:
憧れている、憧れの的。
観月
:
かもしれない。憧れの的。すごいね、あの「ナースのお仕事」をやってから、子供のファンが増えた。コンサートをやっても、例えば街を歩いていても、もちろん「ナース」のロケをやっていても、子供の集まってくる率が増えたというか。なんかすごい子供にスリスリされたりとか、いきなり飛びつかれたりとか。けっこうね、子供の反応がね、変りましたね。
華原
:
やっぱりああいうドラマを見てるちっちゃい子は、お医者さん、ナースになりたい、ありさちゃんみたいになりたいって思う子がいっぱいいるんだと思います。その「ナースのお仕事2」の収録中に、本物のお医者さんが来たっていう話を聞いたんですけど。
観月
:
そうなんですよ。私が体調を崩しちゃって、なんかね、顔にすごいブツブツって。
華原
:
あ、私も。
観月
:
じんましんみたいなのがいきなり出来ちゃって。で、「どうしよう?」って言って、とりあえずお医者さん、皮膚科の先生を呼んで。で、本当に「ナース」のあのセットで、ナースステーションの本当にそれこそ点滴とか注射器とか全部置いてあるところで、本当にこんな太い注射をされて。すごい太い注射、本当、笑っちゃうぐらい太い注射をね、看護婦の格好でされて。自分でもなんかすごい不思議な気持ちになっちゃった。でもね、なんか本当に先生とかが自分の病院にないものが置いてあったりとかするらしいのよ。けっこう器材っていうか、ああいう医療器具ってすごい高いんだって、値段が。だから「あ、うちの病院には置いてない」とか、「羨ましい。これ、持ち帰りたい」とか。けっこうね、本当の先生がそういうふうに言ってたりして面白かった。
華原
:
本当に本格的ですね、それ本当にね。
観月
:
うん。けっこう本格的に先生の話とか看護婦さんの話とかを元に台本も書いてたりとかするから。意外にコメディなんだけど、本格的なんですよ。
華原
:
本格的ですよね。でも、私なんかドラマを見てて、「危ないよ!」とか思っちゃうことがいっぱいある。「そんなことありさちゃんにやらせちゃダメ!」とか思ちゃう。
観月
:
針のところとかね。やっぱりね、でもね、注射のシーンは緊張する。
華原
:
恐いですか?
観月
:
恐い。あの、なんかキャップみたいのをピッて取ると針があるでしょ。それがやっぱりね、恐くて。人に注射をするシーンとかもあるじゃない。で、先はもちろん刺さらないように、ちゃんと細工されているのはわかっていながらも、やっぱり人に刺してるシーンとかやるのって恐いなぁって思って。「もしここで本当に刺さっちゃったら」とかって思いながらやってますね。
華原
:
あれですよね、血管とか出すのに、注射する時に血管を出す時になんかゴムみたいの。
観月
:
うん、止血帯。
華原
:
止血帯って言うんですか?
観月
:
うん。
華原
:
なんか。本当に看護婦みたい。
観月
:
ね。私、本当にね、こんなにやっているとけっこうね、専門用語とかね、覚えてくるんですよ。だから、注射の打ち方とか。
華原
:
得意ですか? 注射は。
観月
:
本当に刺したことはないけど、でも、どうやってこうやってっていうのは知ってますね。
華原
:
じゃあ、いざとなったらあれですね。
観月
:
うん。いざとなったら刺せるかもしれない。なんて、それは無理かも。
華原
:
すごいですね、歌にドラマに。あと、今年の夏はツアーをやったんですよね?
観月
:
うん。
華原
:
ありさちゃんがプロデュースしたって聞いた。
観月
:
そうですね。わりとね、いつもコンサートは好きなことをやらせてもらうんだけど。だから、衣装とかデザインしたりとか、あとなんて言うの? ステージの構成を一緒に考えたりとか。ステージのセットの感じとか、「どういう感じにしようか?」とか、そういうのを考えたりとか。そういうのにけっこう自分も入って、証明さんとか舞台監督とか、みんなで「ああしよう、こうしよう」とか言いながら一緒に考えたりとか。
華原
:
ありさちゃんて、自分で自分から前に進んで「これやりたい」とか「あれやりたい」とか、そういう積極的なことをするのが好きな人ですか?
観月
:
うーん? 時と場合によるんだけど。私ね、前はね、そういうのぜんぜん嫌いだったの。「あれやりたい」とか「これやりたい」とか、ぜんぜんなんか思わない人で。「あ、面倒臭い」とか「あ、これ出来ない」とか、逆に自分が引いちゃったりするほうだったんだけど。けっこうね、最近とかは「あ、これは自分でやりたいな」とか、「やってみたいな」とか、「やってもいいな」とか。
華原
:
「やってもいいな」。すごいですね。
観月
:
そういうふうに思ったりして、やるようにしたりしてますけどね。朋ちゃんは、そういうのやりたくないタイプ?
華原
:
なんか、そういうことしたら怒られるんじゃないかっていう。
観月
:
なんで? 誰に怒られるの?
華原
:
なんか、まだそこまで行けてないかな、きっと。だから今、話し聞いてて、すごい羨ましいなぁって思った。
観月
:
あ、本当?
華原
:
そういう自分になってみたいって思いました。
観月
:
でも、なんかある日突然そういうふうにね、思い立つ。
華原
:
いちおうね、1秒ぐらい思ったりするの。なんか「もう、いいや! やっちゃえ!!」って。だけど3秒後ぐらいには、それを捨ててますね、私は。その「やろう」と思ったことを自分から積極的に。べつに悪いことじゃないってわかってるんだけど。あれ? 私、また滅茶苦茶なこと言ってるかな?
観月
:
そんなことないよ。曲とか例えば「今度はこういう曲歌いたいな」とか、「今度はこういう感じにしたいな」とか、そういうのは言うの?
華原
:
なんか、その例えが悪いと、逆になんか小室さんを、私は小室さんの曲でずっと歌ってきて、小室さんを傷つけちゃったりとかしちゃったりするんじゃないかなと思って。
観月
:
ずっと同じ、小室さんなら小室さんで、小室さんにずっと書いてもらってるじゃないですか。そうすると小室さんのなかで「ああしよう」とか、「こうしよう」とか、「次はこういう感じにしよう」とかね、考えてくれるから。
華原
:
それは嬉しいんだけど。今なんか、逆になりましたね。
観月
:
司会者みたいになってる?
華原
:
司会者みたいになってる。
観月
:
私、司会者みたいになってますかね?
華原
:
なんでも出来るね。
観月
:
いやいや、そんな。もうぜんぜんダメなんですけど。
華原
:
ダメじゃないですよ。
観月
:
でも、いいですよね。羨ましいと思うな。そういう考えてくれる力強い人がいるって。
華原
:
そうですか?
観月
:
すごく羨ましいと思いますけど。
華原
:
ありさちゃんにはいっぱいいるじゃないですか。
観月
:
でも、けっこう自分が「こうしたいな」とか、「ああしたいな」とか、言わないといけない感じがありますね。「どうしたい?」ってまず聞かれちゃうから、自分の頭の中に何もない時とかってあるのよ。なんかやりたいことが見つからなかったりとか、「今こういう感じがいいな」とか見つからない時とかって「わかんない」とか、「どうしようね?」って、ずっと考えたまま答えが出なかったりとか。
華原
:
私、それ多いですね。
観月
:
するよね。
華原
:
はい。そうですか。そんな話もありつつ。休みの日とかは何してますか?
観月
:
休みの日は、すごい映画が好きなんで。
華原
:
映画。
観月
:
映画館まで行って映画を観たりとか、あとはお買い物しに行ったりとか。
華原
:
映画館て、一人じゃないですよね?
観月
:
うん。
華原
:
お友達とかと?
観月
:
うん。友達と行ったりとかして。「あれ観よう」とか。
華原
:
最近観た映画とか何ですか?
観月
:
最近あんまり観てない。
華原
:
最近は難しい?
観月
:
「フィフス・エレメント」が最後かもしれない。
華原
:
え? そんな映画があったんですか。
観月
:
ブルース・ウィリスと。あの「レオン」とか撮った監督が。
華原
:
はい。「レオン」っていうのは知ってます。
観月
:
「レオン」を撮った監督が撮った、ちょっとSFっぽい感じの映画。「SFっぽい感じの映画」とか言っても何なんですけど。ストーリーは本当にシンプルで面白かったんだけど、映像が凝ってる。
華原
:
やっぱりそういうところを見たりするんですか。
観月
:
服が凝ってたりとかしてて。
華原
:
そういうのも自分の中に取り入れたりとかしたりするんですか?
観月
:
うん、たまに。
華原
:
取り入れていこうと思って?
観月
:
でも観てる時は、普通に仕事抜きで観ちゃってるっていうか、普通に楽しんじゃっているけど。
華原
:
あとは、もっともっとプライベートな話を聞いてもいいですか?
観月
:
うん。
華原
:
お酒とか好きですか?
観月
:
おうちとかではぜんぜん飲まないけど、外ではたまに飲みますね。
華原
:
どんなお酒が好きですか?
観月
:
けっこういつもはカクテル系とか。ジントニックとか。
華原
:
ジントニック。
観月
:
そういうのを多く飲むけど。その時によって違いますね。けっこう強いみたいなんですよ。
華原
:
強そうだもん、だってなんか。
観月
:
強いの。だからね、和食屋さんとか行っちゃうと、「ちょっと日本酒飲んじゃおうかな」とか。そんなに量は飲まないけど、日本酒飲んだりとか、ビール飲んだりとかしてます。
華原
:
ぜんぜん酔っ払ったりとかしないんですか?
観月
:
うん、あんまり。よく飲んで記憶をなくすとか。そういうのは、まだ一度もないですね。
華原
:
二十歳になったことで、夜遊びとかしてます?
観月
:
うーん?
華原
:
ありさちゃんて芸能界すごいながいじゃないですか。
観月
:
うん。
華原
:
14歳の時に「伝説の少女」で。
観月
:
「伝説の少女」でデビューしてるんで。そうですね、二十歳になってからは、そんなにね、夜遊びはしない。してないですね。どうしてもドラマとか入っちゃうと、朝早くて夜遅いとか、そういう生活になるから。
華原
:
ちょっと待って。朝早くて夜遅いっていったら一緒。
観月
:
? 朝早くて夜遅い。まあ、要するに睡眠時間が短くなるっていうことですね。になるから、あんまり夜遊びしに行けないっていうか、行かないようにしています。二十歳になってからは、けっこう頻繁にドラマとかやってたりするから、あんまり夜遊びしてないかもしれない。
華原
:
そうか。二十歳になったらいろんなことが出来るじゃないですか。でも、ありさちゃんはお仕事一本ですか? やっぱり。
観月
:
いや、うーん? けっこうね、今年すごい忙しかったですね。だから、気付けばお仕事をいっぱいしてたなぁっていう。お仕事をしてる時間が長かったなぁと思うけど。でも、たまにちゃんとプライベートで映画観に行ったりとか、お買い物をしたりとか、ボウリングしたりとか、遠出して温泉に行ったりとかしてるから、そんなには遊んでない感じはしないけど。
華原
:
あと、ジムに通ってるって聞いた。で、いつも筋肉痛で困ってるって。
観月
:
あのね、そのジムに行って筋肉痛になってるんじゃないんですよ。あの、今やってる「ナースのお仕事2」のキャラクターって、とにかくいずみちゃんというキャラクターが、とにかくいつも動いてる役なんですよ。一人でバタバタ走ってたりとか、とにかく慌ただしく動いてたりとかするんで、けっこう体力いるんですよね。で、一人でなんて言うのかな? ストレッチャーっていう患者さんを運ぶベッドみたいな、車の付いてる、そのストレッチャーとか一人でガアーッとか運ぶのって、けっこうすごい力がいるんですよね。だから、それで筋肉痛になっちゃったりするんですよ。走ってたり。
華原
:
じゃあ、いい運動になってますね。
観月
:
いい運動になってて、ちょっと体力を付けないとできないっていう感じなんですよ。
華原
:
頑張って下さい。
観月
:
はい。
華原
:
期待してますから。そして、今年はもう残り少ないですけど、どうします? もうちょっとですよね、1997年ももう終りですけど。
観月
:
そうですね、今年も終りですね。でも、これから12月には21歳になるので。だからとりあえずね、年末までは歌番組とか、ちょっといろいろ仕事に明け暮れて。で、年明けはゆっくりしようかなって思ってますけど。
華原
:
今年はじゃあ、歌ですね。
観月
:
そうですね。年末はもう歌ですね。
華原
:
頑張って下さい。
(C) FujiTelevision Network,Inc. All rights reserved.