TK MUSIC CLAMP

TKMC

NON EDIT TALK : 小室哲哉★ウルフルズ


小室:
こんばんは、小室哲哉です。えぇとですね、もう今週ですかね? 今週にこの3冊目、TK MUSICCLAMPの3冊目がもう出ますので。いつのまにかもう3冊目になってしまったということで。しかも、もう一年近くだんだんなってきてるわけですが、あの、きょうのゲストはですね、あの、TK MUSIC CLAMP最多出場ということでですね、3回。今日3回目なんですけど。というわけでお招きしていますが。えぇ、ブレイクしてしまったかな? っていう感じのウルフルズのみなさんです、どうも。

松本:
どうもありがとうございます。

小室:
御無沙汰してます。

一同:
御無沙汰してます。

小室:
あの、噂は菊地君とかからも聞いてるんですが。僕なんかはやっぱり自分がテレビ出る時以外はあんまり…。けっこう今、向こうが多いんですよ、LOSとかも多いんで。あんまり状況がわからないんですけども。その、いちばん近い人達から聞いてる限りでは、すごい頑張ってますよね。

松本:
ええ、そうなんですってね。

小室:
ビックリじゃないですか? 

松本:
そうですね。いちばん自分らがピンときてないと思うんですよね。だからもう、なんかよくわからないですよね。人がウワァーとかなって、「えぇー?」っていう。

小室:
あのね、すごく、あの、ちょっと距離があって見てるとわかりますけど、やっぱりネーミングの部分とかも、なんとなくあの、「なに? ウルフルズ?」みたいのが「ウルフルズ?」ぐらいになって。

松本:
そうそう、そう。

小室:
で、今どういうふうに言われてるかわかんないですけど、ちゃんとみんな「ウルフルズがさ」って言うんですよね? 

松本:
うん。

小室:
そのうち略されたりしだすんですよね、そのうち。

松本:
だから、なるべく最初に名前付けた時に、略しにくい名前を付けたつもりだったんですけどね。でも、略す人は略しますよね。

小室:
そろそろもう。

松本:
「ウル」とかね。「ウル」って言われた時はちょっとびっくりしましたけどね。

小室:
そうですよね。無理な略しかたありますよね。

松本:
ありますね。

小室:
最近なんだっけな? あ、そう、YELLOW MONKYがイエモンっていう。

松本:
イエモンて言うのはね。

小室:
あれはわかんないですね。

松本:
ドラエモンじゃないんですからね。

小室:
あれ、本人たちも嫌なんじゃないですかね? 

松本:
なんか、もっと変なのなんか、なんやったかな? スゲェのあったよな。オリラブも変やと思いますね。

小室:
オリラブね。

チョッパー:
ああ、オリラブは変ですね。

松本:
ブルハも変ですよね。

チョッパー:
ブルハ…。

松本:
ミスチルっていうのもないと思うんですよね。

小室:
ミスチルっていうのも可哀想ですよね、ちょっとね。

松本:
呼びやすいですけどね。

小室:
日本の文化なのかわからないけど、四文字にしますよね。やっぱウルフルなんですかね? 

松本:
ウルフルかウル。ウルはないと思うな。ウルフルでしょうね。これはもう、小室さんにちょっと。(CDを渡す)話の途中ですいませんけど、持ってきたんです。

小室:
これがあの、ナンバーワンとったやつですか? 

松本:
そうなんですよ、まさに。

小室:
ですね。

松本:
で、これがね、そのシングルでね。(シングル渡す)

小室:
この東芝のマークいいですね。

松本:
なんでそんなとこ見てますねん。それでその、これ、『バンザイ』のシングルです。で、こっちがあの『ガッツだぜ』。噂の。

小室:
噂のね。噂の曲ですか。

松本:
MDもいちおう待ってきて…。(MD渡す)

小室:
僕、今、持ってないんですけどね、MD。

松本:
あ、そうなんですか? 

小室:
自分でCMもやっといて。

松本:
いやもう、東芝の人に、ぜひもっていけと言われたMDなんですが。

小室:
ありがとうございます。これがイッちゃった曲ですね。

松本:
そうなんですよね。でも、これはね、あの、前にほら、小室さんとここで話した時に、ちょっとした話になって、それから。

小室:
ダンスミュージックっていうか、僕のダンスミュージックの話をしてたんですよね。

松本:
そうです、そうです。

小室:
で、僕ね、これはあのラジオで聴いたんですよ、最初。

松本:
あ、そうなんですか。

小室:
うん。ヒットチャートっていうか、入ってきて。で、♪ドッ、チードッ、チー〜っていってるから、「ああ。そうなのかな?」と思って。

松本:
いやいや、モロそうですよ。「そうなのかな?」じゃなくて。

小室:
あの粗い感じがいいなと思いましたよ。

松本:
あ、そうですか。いやぁ。

小室:
あの、僕のなんかは打ち込みだから、やっぱりなんていうんですかね? ある種キチッ、カチッとしちゃってますけど。あの、ラフな感じで。ぜひダンスチャートにも入ってほしいですよね。

松本:
そうなんですよね。

小室:
これのアレは作んないんですか? リミックスとかダンス系のは。

松本:
リミックスですか? 今んところ予定ないですけど、今日のまた小室さんの発言で、東芝関係が動き出すかもしれない。

チョッパー:
かもしれないですね。

小室:
絶対やった方がいいですよ。

松本:
もう、すぐに動くと思います。今、もう携帯が…。

小室:
同じ原版で。

松本:
二度おいしい。

小室:
出版社もおいしいし、メーカーはもっとおいしいですよ。

松本:
でも本当ね、あの時出たときからね、頭の先にずっと引っかかってたんですよ。ディスコミュージックっていうか、ダンスミュージックが面白いって。ああ、そうか、面白そうやなぁと思ってて。で、そのプロデューサーの伊藤銀次さんに話したら。

小室:
ああ、伊藤銀次さんなんですか、ああ。

松本:
ええ。そしたら、なんか、それはなんか、絶対なんかあるぞ、とかって伊藤銀次さんも言い出して。それで二人でなんかいろんなダンスミュージックを聴いてね、それで作ったんですよ。だから、本当、感謝してるんですよ。

小室:
まあ、いや……。

松本:
ありがとうございました。

一同:
ありがとうございました。

小室:
まあ、あの、ねぇ、キーワードみたいなもんですからね。べつに何も僕はしてないですけど。

松本:
いやいや、いやいや。

小室:
ただ、まあ、ダンスミュージックっていってもね、聴く人によっては今までのウルフルズの流れで聴いてる人もいるわけでしょ? もちろんね。それから、もしかしたらなんていうんですか? いわゆる今の日本のチャート的なもので、バンド系っていうのもあるわけじゃないですか。

松本:
はい。

小室:
そっちの人たちと思って。もちろん四人で演奏してるわけだから。そういうふうに思ってる人たちね。ウマいとこ突きましたよね。

松本:
あ、そうですか? 

小室:
すごく。

松本:
僕らはね、すごくなんか…。

小室:
全部いいとここう、もってって。バンド系でもあるし、ダンス系でもあるし、みたいな。

松本:
自分らではね、かなりなんちゅうか、方向を変えたことをやったつもりだったんですけど、案外そういうなんかとらえられ方じゃなくて。

小室:
じゃなくいね。

松本:
やっぱり音がそういうバンドの音なんかどうか。

小室:
自然な流れだからいいんじゃないの? それは。

松本:
そうですね。

小室:
で、やっぱり関西系っていうのも、一つこれね、売りの一つですからね。なかなかいいところ全部持ってますよね。

松本:
ジャケットもいいでしょ? なんか。

小室:
ジャケットはどうしてこういうふになったんですか? いいですけどね、すごく。

松本:
これは僕のメガネなんですけどね。

小室:
ああ、これもやっぱ、ちょっと一種ダンス系っぽい感じなのかな? 

松本:
これを彼が、ドラムのサンコン君がデザインして。

小室:
デザインしたんですか? 

サンコン:
デザインしたというか、案を出して。

小室:
あ、そうなんですか。へぇー。

サンコン:
ちょうど通ったんですけどね。

小室:
あの、こういうのなんか、ダンス系っていうか、テクノっぽいですよね、こういうのとかね。

サンコン:
テクノっぽい? 

松本:
すごいね、♪ドン、チードン、チー〜に抵抗があったんですよ、彼。

サンコン:
あかん! いうたら。

小室:
でも、キックはずっと四つじゃなかったよね? 

サンコン:
いや、四つです。

小室:
ずっと四つなんですか? あれ。

サンコン:
四つです。

小室:
ああ、そうか。

松本:
え? 全部? でも、Bメロとかは違うん違うの? 

サンコン:
あ、はいはい、はいはい。

小室:
頭から終わりまでずっと四つじゃないですよね? 

サンコン:
あ、そうですね。

小室:
こういうふう(シンコペーション)になっていきますよね? 

サンコン:
ええ、そうですね。

松本:
ドラマーって、変なとここだわりますよね。

小室:
そうだね 。それね、僕、文化放送の「カウントダウン」とかいうので聴いてたんですよ。

サンコン:
ああ、そうなんですか。

小室:
だから、あんまりよく聞こえなかったんですけど、でも一応ちゃんと聴いてたらそういう感じだったんで。あの、でも、やっぱり違いますよ。生とその打ち込みではね。いくら♪チッ、チー〜でも、ハイ・ハットの長が粗いからいいよね。

サンコン:
あれね、何回録り直したことか。

小室:
あ、そうですか。ずっとあれ、ちゃんとアタマから終わりまで? 

サンコン:
ええ。

小室:
通しで録ったんですか? 

サンコン:
そう。通しで録ったんですけどね。難しいですよね。

小室:
まあでも、うん、いいと思いますよ。やっぱりベース、ギター、全部からんでるからね。音がウネってますよ、あれは。

松本:
一応、ちゃんとあれはキチッとね、機械でやったみたいにしたかったんですけどね。そこまでやりたかったんですけどね。ならないですよね。

チョッパー:
ヘタなせいで。

小室:
それはまあ、やっぱりグルーヴしてるっちゅうことなんじゃないのかね? 

松本:
あ、そうなんですかね? けっこう大変でしたよ、本当に。

チョッパー:
自分も初めてオクターヴ奏法にチャレンジしましたわ。

小室:
あれもなんか、ちょっとソウルのね、昔な感じもあるし、いいんじゃない? 

圭介:
僕もね、初めてワウ使うたんです。

小室:
初めてワウ使ったんですか? そうなんですか? 

サンコン:
みんな初めてなんですけどね。

小室:
そうか。

松本:
初めてだらけ。

小室:
あ、じゃあ、まあ、話しもってっちゃうけど、昔、箱バンでもやってたのかな? と思ったんですけどね。一ヵ月くらい箱に入って、ずっと。今、ないですね、そんなのね、ディスコバンドでね。

松本:
でもね、ウマいなぁ。八年ぐらいやってるからね。なんかそういう。

小室:
そういうのありそうだよね。

松本:
あってもおかしくない。

小室:
長いっていってたしね。それでこっちはなんなんですか? 

松本:
これは『バンザイ』の中からのシングルカットなんですけど、『バンザイ』っていう歌なんですよね。

小室:
これは普通の? 普通のっていうか、今までの流れですか? 

松本:
どっちかっていうとわりとなんか、懐かし目のロックというか。

小室:
あ、なるほどね。

松本:
中村雅俊はいってきてる感じのロックなんですけどね。

小室:
あ、なるほど。そうか。

松本:
もし、本当に時間があればでいいですから、一回ツルッと聴いてもらえるとどうかな? と。

小室:
はい。聴いてみます。

松本:
お願いします。

小室:
わかりました。

松本:
ありがとうございます。

小室:
なるほどね。次はじゃあ、これ、まあ、とりあえず出ちゃったんで、当分ないんですかね? 

松本:
そうなんです。

小室:
そしたらやっぱり、これのあれですね。

松本:
あれですね。

小室:
リミックスですね。

松本:
リミックスです。

小室:
いや、何曲かやってもいいと思いますけどね。

松本:
ねぇ。えぇと、さぁ、そろそろリミックスの準備をね、してもらおうかな。

小室:
あの、そこらへんはもう開き直ってというか、もうなんていうんですかね? 完璧にこう、ストーンと任せちゃうとかして遊ばせちゃう。

松本:
すごいですよね。

小室:
それはそれで、またいいと思いますよ。なんか、そうやってくと、バンド自体がなんかスケール感ていうか、グレードがね、でかくなってきますからね。なんか「ああ、(レコード会社が)勝手に出してるみたいだよ」とかっていうのが増えてくるとね、いいよね。

松本:
あんまりそういうね、「バンドでないと嫌」とか、そういうこだわりも、変なとこでこだわると損やなと思うし。どんどんどんどんやっていきたいと思いますけど。

小室:
やっぱでも、すごいこう、一年こうやって見てくと、出てくるようなグループっていうのはあるんですね。自然とね。

松本:
そうですね。

小室:
で、まあ、そう、あれ? さっきこれトーク中に話さなかったっけ? だから、シャ乱Qとかも、「なんとなく出てくるな」っていうので出てきたりね。も、あるし。もうあの、その前っていったら、もっといろいろいますけど。一応あれですか? グループでまあ、ライバルっていうことはないけど、まあ、「闘わなあかんな」っていうようなチームっていうとどこらへんですかね? 

松本:
ええー? 

小室:
これだけやっぱり、ああいうふうになってくると。

松本:
うーん? 

小室:
なんとなく「チャートなんかは、まだぜんぜん俺たちには関係ない」って思ってる時はね、べつにそういうのはないかもしれないけどね。どうしても僕なんかはこれ、仕事にもなるんで発売日も含めて、やっぱり合わせて闘わなきゃいけないっていうか、ある程度そういうのありますけどね。

松本:
やっぱり、バンドだけじゃなくて、いろんなチャートの曲はね、くまなく気になりますよね、うん。バンドで言うたらやっぱりスピッツとかね。同じように四人編成で、わりとずっとデビューの時期も近くて。

小室:
あ、そうなんだ。

松本:
うん。最初からドンッといったんじなくて、わりとその、すごい一生懸命自分らの音楽やってきた、みたいなそういうバンドにはすごいなんか、対抗意識じゃないけど、ええ意味でね、燃える部分がありますよね。「あいつら頑張ってるなぁ」って、そういうのありますね。

チョッパー:
気にはなりますよね。

松本:
曲単位でいったらもう、チャートにある曲は大体どれも気になりますね。認めるし、すごいいいと思いますよね。

小室:
なるほどね。僕なんかも、いつもバンド系の人が話しに来てくれる時は言うんですけど、そういった音がないと僕の方もダメだし。で、僕は女性の曲が多いんで、やっぱ男性のヴォーカルの人が頑張ってくれないと、まあ両方ないとね、バランスが悪いからっていう話しとかするんですけど。だから、そうですね。そこらへんはまあ、もうずっとトコトンやってほしいですよね。

松本:
だから、僕も一時期、僕らもその同じバンドサウンドみたいなのよりも、小室さんがやっている音楽の方が新鮮にね、耳に感じた時期があって。あのJ-ラップっていうか、あのへんの音楽がもう、同じロックの人たちを聴くよりもね、ずっとずっと刺激があったんですよ、やっぱり、うん、だから。

小室:
そうだよね、でも。同じチャートには乗っかってても、レコーディングの状況、プロセスでいったらぜんぜん違うもんね、僕たちのとね。

松本:
ああ、そうでしょうね。どんな具合なんですか? 

小室:
別世界ですよね、やっぱりね。

松本:
曲を作って、で、一人で全部やりはるわけでしょ? ほとんどの場合は。

小室:
基本的には一人でやってるからね。あの、あの久保こーじとかいても、二人でやることは絶対ないですね。

松本:
ああ、そうですか。

小室:
だから、絶対スタジオに、一スタジオ、一そういうまあ、僕みたいなのがいるっていう感じでやるから。だから、人によっては、見てる人はつまんないでしょうし、バンドはやっぱり面白いよね。「レコードやるよー」って。やっぱり仮歌とか一緒にやるでしょ? 

松本:
そうですね。「せーの」でいちおう全員が演奏して。

小室:
まあ、ブース入ったとしてもね、それでなんか見えてくるでしょ? 僕たちのは見えてかないから、ぜんぜん。どこまでいっても見えてかない。

松本:
ああ、そうですか。でも、自分の中ではなってるんでしょ? 

小室:
は、なってるけど。

松本:
そうですよね。それが人には見えないということなんですよね。

小室:
そうだね 。そういう作り方になっちゃうんですよね、どうしてもね。

松本:
いやぁ、それはそれですごいと思いますよね。

小室:
まあ、ダビング、オーバーダブとかはするけど、ミュージシャンの人は。それでももう一人でそれを聴きながらレコーディングするわけだから、ぜんぜん違うと思うね。

松本:
でも、機械のことが僕らもぜんぜんわからなくて、MTRぐらいの、まだそれぐらいの知識しかないんですけど、けっこうね、楽しいんですよね。一人で音を重ねていくっていう作業がね。

小室:
まあ、それはそれで楽しいかもしれないね。

松本:
それをわりと本格的にそうやって器材を使って、すごい新しい音でやってみたいっていうのがあのますね、僕なんかは。

小室:
だからあの、3リズムをそういうふうにやってもいいと思いますしね。けっこう遊ぶと良かったりするんじゃないですか? だから、向こうでいったらわかんないけど、U2とか、もっともっと前っていうとポリスとかになっちゃうかもしれないけど。3リズムでもかなり凝ったことをやってるでしょ? シンセ使ってないんだけど、ギターとかはね、凝ってるし。ドラムもすごい凝って録ったりしてますからね。そういう方向もあると思うんだよね。

松本:
ありますね。

小室:
あの、テクノロジー使うっていってもシンセとかコンピューターっていうんじゃなくて、そういうレコーディングのテクノロジーで、生音をウマく録るみたいなね、面白く録るっていうのもあると思うからね。

松本:
よしっ! ええこと聞いた。

小室:
いいと思いますよ。

松本:
いや、本当そうかもしれん。

圭介:
僕らなんかでも、あれですよ。今回ね、これ録るにあたってね、合宿したんですよ。そこの合宿所にはもう、新聞ない、テレビない。もう反テクノロジー。それでね、もうすごかった。

松本:
新聞てテクノロジーか? 

チョッパー:
まあでも、気持ちはわかります。

圭介:
文明の香っていうか。

サンコン:
文明の香? 

小室:
あ、このアルバム、全部合宿で作ったんですか? 

松本:
あのね、曲の詰めは合宿で。それで都内でまたレコーディングしたんですけどね。

小室:
その、やっぱ合宿っていうのもね。なんか今ないもんね。

松本:
男ばっかりでね、なんか山ん中でね。空気薄いしね。

小室:
合宿は基本的になんか本当、あれですよね、ホモセクシュアルの世界ですよね。女の人はあんまり見掛けないですから。

チョッパー:
まあ、そうですね。

小室:
僕も見ないですね。本当に男ばっかりで。

松本:
歌入れまではあの? 

小室:
僕が歌入れやんないことも多いですから。

松本:
ああ、そうか。

小室:
他の人がやることが多いから。もう、まったく会わないで完成することもあるから。

一同:
ほぅー。

松本:
じゃあ、オケが完全にでき上がるまで、歌手の人はこないんですか? 

小室:
来ないですね、もちろん。

一同:
へぇー。

松本:
じゃあ、ガイドとかも入ってないんですか? 

小室:
入ってないです。僕が歌って。

松本:
ああ、そうかそうか。

小室:
僕が歌って仮歌っていうか、もう、やって、詞ももうハメで歌って。で、それを渡して、で、本当のアイドルの人だったら、仮歌歌手のお姉さんが、その僕のを聴いてウマく歌ってそれを本人が聴いて。

一同:
ああ、ああ。

小室:
まあ、直接歌う場合もある、もちろんあるし。

松本:
ああ、そうか。へえー。

小室:
まあ、ぜんぜん違いますよね、それはね。それで同じチャートにひしめいてるっていうのは面白いけどね。

一同:
面白い、面白い。

松本:
すごく面白い。

小室:
それはあの、やっぱりどこでも一緒ですね。ビルボードのチャートだろうが、イギリスのチャートだろうが。ナショナルチャートとか見ると、やっぱあの、グリーンデイとか聴きます? ああいう曲とか。なんかまあね、3人組みのにちょっと売れてるじゃないですか。ああいうのが入ってたり、それとこういうダンス系のマライアが入ってたりジャネットが入ってたりとかっていうのもあるし。バラバラだから。いいっちゃあいいっていうか、似てることかもしんないね、そこらへんはね。

松本:
まあ、雑多な方が楽しいですよね。

小室:
絶対そういうバランスは頑張ってなんかやって欲しいですよね。

松本:
なんか、そのほうがホンマにええ意味でね、出来るというか。

小室:
まあ、声的にもそうだよね。やっぱり個性あるもんね、すごく。

松本:
ああ、そうですか。

小室:
だから、それはいろんな個性でいいと思いますよ。なんか、ぜひこういうのいでイってもらったらね。

松本:
なるべくこの四人で出来るとこまで。

小室:
そうですね。

松本:
やっていきたいなと思ってるんですよ。

小室:
いや、大丈夫じゃないですか? 

松本:
ええ。

小室:
ライヴもそうでしょ? 四人だけでやるんでしょ? 

松本:
そうです、そうです。

小室:
クリックなんかは聞いたりなんか絶対しないでしょうね。

サンコン:
しない。

チョッパー:
偉いね。

小室:
それはないでしょ。

松本:
ないなぁ。

チョッパー:
そうですね。だから、曲が始まってるテンポと終わるぐらいのテンポが違う。

サンコン:
そう。ぜんぜん違いますからね。なんかライヴばっかりやってるとね、なんかこの前ちょっとあのデモテープ作るんで、クリックありで演奏したんですけど、すごいヘタクソになってるんですよね、やっぱり。

小室:
そうか、そういうこともあるよね。すごい昔、僕が自分でバンドやってた時はやっぱりそういうこと思ってたけどね。

一同:
ほぅ、ほぅ。

小室:
まあ、ある種ライヴはつまんないよね、僕たちがやってる方のライヴっていうのはね。

松本:
あ、そうですか? 

小室:
再現になっちゃうから。

一同:
ああ、ああ。

小室:
そこでのまた一つなんか創作っていうことはなくなっちゃう。クリエイティブじゃないですね。だから逆に照明とか映像とかの方に凝っちゃうんですけどね。

一同:
ほぅ。

小室:
だから、音はもう、ある種でき上がっちゃってるから。

松本:
でも、見てて楽しいですよ。

小室:
あ、そう? 

松本:
踊って歌ってっていう。僕はすごい、ああいうショウっていうのが好きやから。

小室:
まあ、エンターテイメントっていう意味ではね、あの、なに? 何回も再現性があるんですよ。同じだから、ある種。ミュージカルとかと似てるとこもあると思うんだけど。もうイントロでカウントで始まって、もう間奏のギターも「今日は長いよ」とかいうんじゃないし。全部きまっちゃってるから。だから絶対に、あのね、ダンスって俺も知らなかったんだけど、絶対にそうじゃなきゃ出来ないんだよね。前に誰かとも話したかもしれないけど、もうあの人たちはなに? あれが命だから、尺が。

一同:
ほぅ。

小室:
絶対に違っちゃダメなの。

松本:
あ、そうか。

小室:
決まったらそれで振り付けやるから。

松本:
ああ、そうか、そうか。

小室:
一小節じゃない、四小節のびちゃっても、もうなにも出来なくなる。

松本:
ああ、もうテンパってる。ああ。

小室:
困っちゃう。

松本:
ああ。こんなして(ポーズつける)ピターッと。

小室:
なんかね、ウマい人ほど出来ないみたいよ、そういうの。

松本:
へぇぇー。

小室:
困っちゃうっていうか。困っちゃうのかなんか納得いかないのかわかんないけど。

松本:
僕らはその尺が決まってないから、逆の部分でテンパってますけどね、なんか。「うわぁ、どないなるのかな?」っていうなんか。ぜんぜん安心感なくやってますよね。だからなんか、このあいだも長崎のライヴで床が抜けたりとかしてんだよ。

小室:
それは尺とは関係ないんじゃないですか? 

松本:
だから、客が暴れすぎて。

小室:
ああ、ノッちゃってね、盛り上がっちゃってね。

松本:
で、盛り上がるもんやから、こっちも盛り上がるでしょ。それてせどんどんどんどん曲を引っ張ってやってたら、なんかグラグラグラ〜とかなって。で、一曲でライヴ終わったんですよ。

小室:
ああ、いいね、それはそれで。

松本:
なんかでもやっぱり、後で変な汗出ましたよね。よく怪我人が出へんかったなぁと思って。

小室:
へぇー。あ、やっぱそういうライヴもやってるんですね。

松本:
やってるんです。変なライヴが最近多くて。

チョッパー:
酸素が無かったりね。

松本:
酸素がぜんぜん無かった。

小室:
酸欠状態だったり。まあでも、あれだね。そっちの方も大事な創作の場だから、きっとこういう状況だったら、会場もでかいのが出てくんじゃないですかね? それは。予定あるんですか? 

松本:
ええ、もうホール中心のね、あの、ツアーがあるんですよ。まだそんな大きなホールじゃないですけど。なんかライヴハウスでずっとやってきて、いよいよホールで大勢の人の前で、広いステージでちょっと凝ったことをやってみようかなと思ってるんですよね。

小室:
でも、これ、一位ですよね? 

松本:
そうなんですよ。

小室:
今、また思ったんですけどね。なかなか一位って難しいですよ。

松本:
ねぇ。だから、ぜんぜんなんかピンとこないんですよ。

小室:
ちなみに、混んでるっていうのもアレですけど、このあいだのtrfのアルバムが一位とってないですからね。二位。

松本:
でも、それは発売のそういう時期の関係とかがあるんじゃないですか。

小室:
まあ、そういうタイミングもありますけどね、もちろん。まあ、あってもtrfとかだとやっぱりそれを逃げちゃいけないというとこもあるから。

松本:
そうですよね。

小室:
逃げられない状況もあるから。あの、もちろんセールス的にはちゃんとしてるけど、そういうタイミングも含めてかもしれないけど。でも、なかなかとれないですよね。

松本:
まあでも、一月に発売でしたからね。一月ってレース少ないんじゃないですかね。

小室:
まあ、十二月でけっこう出ちゃったりするかもしれないよね。

松本:
そう。

小室:
でも、あの、一年の中の一位っていうのは、いくつかしかないわけだからね。

チョッパー:
うれしいですよね。

小室:
四十…まあ、そうですね。四十八しかないわけですからね。

松本:
あ、そうやな。やっぱり素直に喜ぶべきと思いつつね、なんかまだ実感ないっていうのが本音ですね。

小室:
あの、なんていうんですかね? こういう感じのが一位とるのはすごい稀なんじゃないですか?  最近ではね。

松本:
変ですよね。なんかね。

小室:
『バンザイ』っていうタイトルで一位っていうのは、最近少ないよね。あの、サザンオールスターズとかがさ、ちょっとこういう洒落たっていうか、こういうのでガァーンとやったりとかっていうの印象ありますけどね。

松本:
ね。おめでたいタイトルで。

小室:
ちょっと久しく、ないですよねそういうの。

一同:
そうそう、そう。

小室:
そういう意味では快挙だと思いますよね。

松本:
ええ。と、思います。

小室:
僕たちとかやっぱりカッコつけちゃいますからね。基本的に横文字しか使わないですからね。 あ、これもそうか。

チョッパー:
一応ジャケットは。

松本:
ジャケットは横文字なんですよ。でも、横文字のそういうのがあるから俺らが活躍できるんですよね。活きるわけですよ。

小室:
こういう人たちがヒョんなことかせアメリカとかで売れちやったりすることあんだよね。少年ナイフとかさ、みたいな感じでさ。あとなんだっけ? 大阪のバンドであるじゃないですか。あのソウルバンドじゃないけど。パンクバンド? オルタネイティブ系のね。

松本:
ボアダムズですか? 

小室:
ボアダムズですか。とかなんかね、怖いね、そう考えるとね。

松本:
ね。

小室:
ありえなくはないね。

松本:
やっぱ、僕らチョンマゲかつらかぶってプロモーションビデオやってましたもんね。

小室:
ビデオやってたもんね。『バンザイ』ってつけるセンスはそこらへんちょっと、ワールドワイドのとこあるかもしんないね。

松本:
あ、『バンザイ』っていうのはそうですね。じゃあ、次ぐらい『イチバン』とかいこう。

小室:
そういうのもありだね。

チョッパー:
とりあえずリミックスと海外進出。

松本:
海外進出。

チョッパー:
ね、いいですね。

松本:
いいなぁ。

小室:
それも言ってみたらいいんじゃないですかね? なんかそういうショウケースってあるじゃないですか。ミュージックマーケットみたいな。そういうのでなんかピョコっと出ちゃったりするといいんじゃないですかね。

松本:
ええ。

小室:
そういうのも面白いんじゃない? 

松本:
ええ。

小室:
あの、ピチカートファイブのような感じで。

松本:
ああ、なるほどね。ピチカートとかだけど、オリエンタルなお洒落さがありますよね。僕らちょっと。

小室:
オリエンタルですよ。

松本:
オリエンタルすぎるような。土着的な、なんかね。

圭介:
ネイティブな。

小室:
まあでも、これは誰が考えたんですか? 

松本:
これはね、僕が好きなマークなんですよね。

小室:
じゃあ、これを選ぶところがちょっといいですよ。

松本:
あ、そうでしょ? 

小室:
このセンスがインターナショナルな感じしますよね。

松本:
そうそう、そう。これは奇麗なマークですよね。

小室:
これ、古いよね。このマークね。

松本:
ね。東芝! っていうね。

チョッパー:
昔のマーク? 

松本:
昔の。

小室:
こうやって見ると東芝もいいですよね。

松本:
あ、そうですか? 

小室:
このマークはなんか歴史を感じますよね。

松本:
あ、そうですよね。

小室:
すごくね。いや、初めて僕、知りましたよ。東芝EMIの方たちなんですね。

松本:
うん。で、いつもね、このマークを使ってるんです、僕らは。

小室:
なるほど。

松本:
多分、唯一じゃないですかね。

小室:
そうだね 。ちなみに、これは? あ、なんか一応こういうフジテレビのあれなんですね。

松本:
なんかね、こういうのがね、付いてるんですね。あれ? これ、マークあらへん。マークあれへん、これ。

小室:
あるんじゃないですか? ありますよ、ここに。

松本:
ああ、あったあった、あった。 これは? ああ、あったあった。よかった。全部使ってるとかいいながら無かったりして。

小室:
ありますよ。

松本:
こういう写真てお洒落ですよね。僕ら似合わないですよね、なんかね。

小室:
これ、ちょっとそうだね。

松本:
ちょっとカッコつけてますよね。

小室:
カッコ良すぎるかな? 

チョッパー:
そうですよね。

松本:
いや、こういうことばっかりやってるとね、カッコつけてるなと思うんですよ。カッコつけてるなと思って実際カッコつけるとね、照れ臭いんですよ。たまにやりたくなるんですよね。

小室:
たまにはやっといた方がいいですね。

松本:
たまにやって、時々反省して。「やっぱやめとこうか」って。

小室:
でも、ちょうどなんか、楽しい感じの時だよね。

一同:
うん。

松本:
でもね、やっぱりその、手放しでウェーとは喜べないんですよ。やっぱり変な癖がついててね、なんか。長いことやってきて。

小室:
え? 何年目ですか? 

松本:
バンドで8年でしょ。デビューで4年目なんですよね。

小室:
バンドで8年ちゅうと、このあいだきてた中居君とかと一緒ですね。SMAPと一緒ですね。・

松本:
ああ。

小室:
あ、でも、あそこはもう十年ていってたか。

松本:
あ、そうか。

小室:
でも、8年経ってますよね。

松本:
昔のあれですよね、写真とか見たら子供みたいですもんね。子供なんですよね、あれね。

小室:
でも、長いですけどね。

松本:
すごいですよね。

小室:
でも、そうね。やっぱり8年とかやってると、まあべつに悪いことじゃないと思うけど、構えるところありますよね。素直にバァーッとなれない感じ。

松本:
そう。「俺らどんなもんや! 俺や!」っていうふうにね、したいんですけどね。

小室:
あの、TMネットワークの時もね、そうでしたね。

松本:
あ、そうですか。

小室:
あの、まあ、そんなに大ブレイクっていうわけじゃないけど、あの、やっぱりシングルがグーッといってビュッとベストテンに入った時とかはね。うれしいんだけど、「いや、まあ、次はわからない」とかね、「アルバムわからない」とかね。いろいろ考えてたもんね。

松本:
そう、それですわ、多分。

小室:
でも、ちゃんときますよ、次。またシングルできっととりあえず作るでしょ。

松本:
作るんですね。

小室:
このアルバムから新しくいかなきゃいけないわけですよね。

松本:
ええ。これはちょっと、気、引き締めてね。

小室:
まあ、そこ勝負ですね。

松本:
頑張ろうと思ってるんですよ。また呼んで欲しいですね。

小室:
そこですね。

松本:
「消えたねぇー」とか言われたくないですよね、本当に。消えるかもわからないですけどね。

小室:
まあ、出たからにはね。それは消えるっていうこともありますよね。

松本:
そうですよね。

小室:
もとから無かったら消えませんけどね。

松本:
そうそう、そう。出てしまいましたからね。

小室:
出てしまいましたからね。

松本:
もう後へ引けないですよね。

小室:
これからじゃあ、テレビとかも少しずつ出たりしてですね。

松本:
ええ。さっきも楽屋でスケジュールの話ししててゾッとしたんですけどね。あまりにもなんか、先まで決まってるから。

小室:
本当? ミュージックステーションとかも出ちゃうわけですか? 

松本:
出ました。僕ら。

小室:
あ、もう出たんですか。

松本:
ええ、出たんですよ。

小室:
どうでした? 

松本:
いやぁ、なんかあれですね、テレビ慣れしてない四人組みでしたね。

小室:
でも、それに出たことによってまたね、CDとかきっと売れたりするでしょ、きっと。そういうのもなんか感じますよね、肌でね。そういうやったことでね。そう、そういうのがいいと思いますよね。

松本:
けっこうテレビ、バンバン出はったんですか? 

小室:
いつですか? 

松本:
TMネットワークのそのガーンていってた時期。

小室:
ああ、TMネットワークはね、あの、そう、テレビはウマく使った方だと思いますね、どっちかっていうとね。あんまり出なかったでしょ、ロックバンドとかって。で、出たんでっていうのがあったけど。今より歌番組も多かったしね。ベストテンとか夜のヒットスタジオとか毎週ありましたからね。

松本:
ああ、そうか、そうか。今あんまり、そういうバンド系やからテレビ出ないとか、そういうのないですよね。

小室:
ないね。うん、ないね、もう。

松本:
今はもう頑張ってますよね、ロックバンド。

小室:
みんなちゃんとね、見ますよね。

松本:
TMネットワークの頃、まだそういうこだわりはあったんですか? 

小室:
あった、あった。

一同:
へぇー。

小室:
ちょうど多分、正反対のがやっぱりBOφWYとかじゃないですかね。

松本:
ああ、そうか、そうか。

小室:
ワザとちょっとしか出なかったりとかあるのかもしれない。今、B’zとかもそういうのあるのかもしれないけど。

松本:
ああ。

小室:
わかんないけどね。

松本:
そうか、そうか。

小室:
いろいろそれは、出た方がいいとこと、出ない方がいいとこってあるからね。まあまあ、楽しみですよ。まあだから、今年いちおうまだ始まったばっかりですからね。

松本:
そうですね。

小室:
やっぱり次とそうですね、やっぱり夏を乗り切ってですね。

松本:
そう。体力つけて。

小室:
もう、単に経験上でいってるだけですからね。いろいろでも、いろいろそう、それなりにはハマることもありますよ。

松本:
でも、なんか経験した風格が、ゴゥゴゥとくるね。このへんに風が。「僕は一回、乗り切ったよ」みたいな感じしますよ。

小室:
長いですからね、一応ね。やっぱりそうです。これ、夏前にちょっと締めて。

松本:
そうですよね。

小室:
秋頃にガッといっとくと。もうあとは流れちゃいますから。スーッともう。

松本:
復習しよう。夏に締めて、秋にガッと。

小室:
夏前にですね。

松本:
あ! 夏前に締めて。

小室:
夏前に締めて、秋からドンッと押せばもうほら、年末とか年始は流れちゃうから、スーッと。

松本:
あ、スーッと流れてまうんですか。ウマくやれば。

小室:
うん。流れちゃいます。

松本:
秋口にドーンとやれば。

小室:
やれば。そしたらこの『ガッツだぜ』とかまた売れてくるんですよね。

松本:
ああ、古いのが。

小室:
一年を振り返って。

松本:
ああ、そうか。

小室:
ウルフルズっていうことで。なりまから、きっとね。

松本:
おお。あ、そうですか。よしっ!!

小室:
そんになだってね、バンバン出しまくるっていうわけじゃないから。やっぱり季節の「ここ」って押さえるのが必要だと思いますよ。

松本:
ツボを。

小室:
うん。でも、いいんじゃないですか? ちょうどツアーやって、それできっとツアーやってるといろんなアイデアとかまた浮かんでくるでしょうからね。

松本:
ええ、そうですね。

小室:
いや、もう間違いなくライヴやってれば、こんな曲やりたいとか出てくるでしょ。

松本:
うん、うん。

小室:
だから、それでポンッと作ればいいんじゃないですかね。でも、こういう話しするのはウルフルズだけだね、なんかね。

松本:
んん? 

小室:
なんかレクチャーっていうんじゃないけど。

松本:
あ、そうですか。

小室:
うん。なんか、もうちょっとなんか違うんですけどね。

松本:
あ、そうですか。

小室:
いや、そういう態勢で来てくれてるからかもしれないですけど。

松本:
あ、そうか。

小室:
こういうのみんな、もしかしたら聞きたい人も、視聴者のみなさんは面白いと思うかもしれないですね。

松本:
不安がってるウルフルズ。「ウルフルズ大丈夫かな?」って。

小室:
これで、とりあえずファンの人は固唾を飲んでこれをね。

松本:
一語一句聞き逃さずにね。

小室:
じゃあ、ファンの方も一応あれですか? 小室哲哉っていうのはなんらかで関係があるって思ってんですかね? 

松本:
思ってるんじゃないですかね? やっぱり、この曲はもう、そういうふうなことを僕はあちこちでもう。

小室:
あ、いいですね、それは。

松本:
言ってしまったんでね。失礼かもしれませんけど。

小室:
いやいや、そんな。うれしいことです、それは。

松本:
いやいや、それは本当に。

小室:
いいと思いますよ。

松本:
でもね、ウルフルズのね、ファンはあの、なんていうんですか? あの、ライヴのアンケートとか見たら、すごい好きな人多いですよ。

小室:
ああ、そうですか? 

松本:
ええ。

小室:
どういう? 

松本:
「好きなやつ。『小室系』」とか書いてありますねん。ちょっと多いですよ。

小室:
カラオケファンなのかな? わかんない。

松本:
っていうか、僕らがその、なんか今までわりとこぢんまりコアなロックファンのなかでしか活動してなかったのが、『ガッツだぜ』でちょっと広がったとこに、そういう小室さんの音楽好きな子らがいたのを、ちょっとゲットしてんのかな、とも思うしね。だから、そういう意味で「いい傾向やな」と思うんですよ。ロック好きだけにずっと愛されて、なんかちっちゃい世界のなかでうごめいてるっていうのもね、なんかつまらんですしね。

小室:
そうか、そうか。まあ、いいですよ。あの、カラオケでもね、男の子と女の個のいるグループでね、女の子の方は僕の曲とか歌ってくれてね、男の子は。

松本:
ね。こういう暑苦しい僕らの歌をね。

小室:
で、遊ぶっていう感じもいいですしね。

松本:
いいですよね。

小室:
まあ、いろいろ考えなきゃいけないですけどね。頑張って欲しいと思います。

松本:
頑張ります。はい。

小室:
はい。じゃあ、そういうわけでそろそろ。じゃあ、また。そうですね、なんかあればいらっしゃってください。

松本:
ちゃんと今後もこれるようにね。

小室:
はい。

松本:
消えないように頑張ります。

小室:
コーナー的にはこれ、一応トップクラスのコーナーになっちゃいましたからね。

松本:
ね。

小室:
ええ。

松本:
また相談に。呼んでください。今度は立ち位置変わってるかもしれませんね。「僕の悩みを聞いてください」。

小室:
じゃあ、頑張って。

松本:
はい。頑張ります。

小室:
どうもありがとうございました。

一同:
どうもありがとうございました。


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