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NON-EDIT TALK : 忌野清志郎 * 小室哲哉

小室:
こんばんは、小室哲哉です。えぇと、10月になってですね、番組が変わりまして2回目なんですが、何が変わったのかちょっとわかんないんで、淡々と相変わらずこういったオープニングで始まりますが。えぇと、この番組はどれぐらい続くのかな? と、ちょっと今日なんとなく思ってるんですけどね。まあ、少なくとも来年まではずっとあるので、安心して毎週見て欲しいんですが。えぇと、キャリアの長さでいったらですね、もしかしたら20年を越すんじゃあ…? デビューしてからの。多分それぐらいはいってらっしゃるんじゃないかと思うんですが、今日のゲストの方は非常にキャリアが長いですね、忌野清志郎さんをお招きしております。

忌野:
こんばんは。

小室:
こんばんは。はじめまして。

忌野:
はじめまして。

小室:
えぇと、僕はですね、まあ、大体ここのゲストに来ていただく方で、あの、面識は無くとも、どっかステージのなんかソデでとか、テレビ局でとか、なんか拝見したことはあるんですけども、清志郎さんは本当にないですね、これはもう。

忌野:
ないですね。

小室:
初めて見ます。

忌野:
いやぁ、僕も初めて。

小室:
そういう髪型だったんですね。

忌野:
そうです、ええ。

小室:
あの、要はその、メイクとかの前のオフショットみたいの見たことなかったんで。もう、本当、一般的にあのメイクをしてる清志郎さんしか見たことないんですよ。

忌野:
ああ、そうですか。

小室:
そこらへんからちょっと、まあ、聞くっていうのも変ですけども、RCのその頃からあのメイクですよね? ずっと。

忌野:
ええ。

小室:
あれはもう、今でも変わらないんですけれども、なんかあるんですかね? ポリシーが。

忌野:
いやぁ、あれはね。

小室:
なんか失礼ですけど、すごくお若いんですね、こう、なんかノーメイクで。

忌野:
あ、見た感じね?

小室:
ええ。

忌野:
それがちょっとね。

小室:
それを逆にマスキングしちゃうっていう感じですかね? あの、あれはどっちかっていうと、あれは怖いイメージにしてるんですか?

忌野:
あの…そう、あの、いや、そんなつもりもないんですけど。あの、なんか目立とうかなと思って、最初はやったんですけどね、ええ。

小室:
最初はもう「目立つ」で、その、まだその後メイクして、必ずメイクして出てくロックミュージシャンの人っていうのは増えましたけどもね。

忌野:
ええ。

小室:
最初はああいう発想なんですかね? やっぱり。なんかステージに上がったり、なにか出る時に変身するっていうか、キャラクターをその人にしてしまうっていうか。それよりも、単にもう、なんか派手にっていう。

忌野:
うん、あとね、シャウトする曲が多いんですけど、あの、シャウトすると顔が赤くなるんですよ、高揚して。それが恥ずかしいなと思って、最初から頬紅とか塗ってたんですけどね。

小室:
へぇー。メイクっつってもその、上にこうポコッ、ポコッと付けるメイクですよね? その、いわゆるなんかこう、テレビに出るメイクとか、そういう感じじゃないですよね。

忌野:
ああ、そうそう。テレビ出ると汚ねぇんだよ、だから。ステージだといいんですけど。

小室:
ああ、なるほどね。だから、まあ、まず今日のその最初の印象だと、そこだけもうぜんぜん違ったんで「あ、こういった絵では出ないのかな?」って思ったんですけど、さっきチラッと。そういうのも今はあるんですか? その、素で出るっていうか、まあ今、今日はこういうふうに、こういうノーメイクっていう感じで出演するのっていうのは、もしかして初めてとか? そういうわけではないですか?

忌野:
えぇと、そうですね。

小室:
あんまりないですよね。

忌野:
うん。

小室:
かなり貴重なショットだと思うんですけど。

忌野:
いやいやいや。

小室:
ないですよね、それはね。

忌野:
ないですね。

小室:
なんとなくだから、ああ、そういった絵ではこう、アコースティックだけでのなんか演奏とか、そういうふうに別けてるのかな? とか思ったんですけど。ああいう時も、アコースティックだけの時とかも顔はあれ?

忌野:
ええ、そう。リハーサルの時はこうなんですけど。

小室:
あ、リハーサルの時は。

忌野:
ええ。リハーサルと本番は別けてんですね、一応。

小室:
ああ、なるほどね。

忌野:
ええ。

小室:
えぇと、僕はどうしても、やっぱりあの坂本龍一さんとかの流れがあるので、テレビで最初にあれをお見掛けしたっていうか、そこらへんからなんか、なんですよね、どうしてもね。その前のRCサクセションとかので、曲では文化祭とかで、すごくコードとかも簡単で、演奏も簡単だったんですよ。だから、みんなこぞってやってましたけども。もうすごい、どのバンドも必ず一曲は演奏してましたね。スローバラードとかもやってましたね。

忌野:
へぇー。

小室:
だから、それで楽曲はそういうふうに聴いてたんですけどもね。やっぱりこう、ビジュアルを見たのは、僕、最初はやっぱりあの「いけないルージュマジック」でしたね。

忌野:
「いけないルージュマジック」、ああ。

小室:
あの、清志郎さんの場合は、なんていうんですかね? 基本の音楽はやっぱりあると思うんですよ、それはR&Bとかそういうのなんですかね? わかんないんですけども。

忌野:
そうなんですかね?

小室:
わかんないですけど、それがあって、で、だけどやっぱり、その時代、時代で、これも聞かなきゃわからないんですけども、なんか、その時代にアクセスするっていうのかな? とりあえずその時代とつながる部分を、なんかビジュアルであったりとか音楽であったりとかで、なんか持ってる印象があって、基本はずっと昔から変わらないのかもしれないんですけど、なんか、何年、こう、ちゃんと必ず出てらっしゃいますよね?

忌野:
ああ、たまにね。

小室:
あれはこう、考え、計画的っていうか、それともなんか自然にやってたらそういう感じだったんですか?

忌野:
うん、わりと自然に。

小室:
わりと自然に。コマーシャルとかも出てるじゃないですか?

忌野:
そうですね。あれもわりとね、自然に。

小室:
そういうなんとなく…。

忌野:
話が来て。

小室:
話があって。じゃあ、今までのもそういう流れなんですかね?

忌野:
そうなんですね。

小室:
ああ、それは御自分で「どうしてかな?」と思います? 例えばあの、同じ時代でデビューした方で、もう影も形も無い方たくさんいますよね? きっとね。

忌野:
ええ、ええ。

小室:
で、もう20年以上ですよね?

忌野:
25年ですか。

小室:
25年だったら、もう25年前に一緒に同期だったりとか、もうその後、一年後ずつ考えても、もうどんどん消えてってるミュージシャンの方とか、そういうキャラクターの人はいるわけですよね。まあ、そんなの分析してもしょうがないかもしれないですけど、でも、必ずこう、アクセス、その時代時代のなんか出来てるっていうのが、なんかないとやっぱり無いと思うんですよね。

忌野:
そうですかね? やっぱ、やめないからじゃないですかね?

小室:
やめないから? その、やめない方のリリースみたいのは、御自分でもう、ちゃんと計画してこう、どれぐらいのペースなのかもわかんないんですけど。

忌野:
ええ。

小室:
ちゃんと計画してリリースしてるんですか?

忌野:
いや、そうですね、わりと。

小室:
わりと。

忌野:
計画はまあ、してないんですけど。

小室:
まあ、曲、たまって?

忌野:
うん、たまって。なんかボカスカ出しちゃってね、あんまり出し過ぎてもダメですな、ありゃあ、ええ。

小室:
じゃあ、ためて、まあ、頃合いがいいところで発表して、そしてツアーとかもやるんですよね?

忌野:
ええ、ツアーもやってですね。競馬と同じでしょう。

小室:
競馬と?

忌野:
当たる時もあるし、ハズれる時もあると。

小室:
ええ、とりあえず「でも買っとこう」って感じですかね?

忌野:
そうですね、ええ。

小室:
定期的には。それがでも、すごく不思議なのはその、周り…なんていうんですかね? じゃあ例えば、CMのそういう人たち、クリエイターっていう人たちですかね、たちがこう、なんとなくこの時代に合ってると思う清志郎さんが、そこにハメたいと思うね、僕、そこらへんがどういうとこなのかな? と思って、いつも不思議に思って見てたんですけどね。

忌野:
そうですね。

小室:
まあ、でも、わかんないですね、じゃあね。

忌野:
本人はわかんないですね。今度、聞いときましょうか?

小室:
あの、最近の音楽とか聴きますか? 洋、邦、問わずですけれども。

忌野:
うん。そうですね、テレビなんかで。

小室:
僕たちとかがやってるような、ダンスミュージック系って。

忌野:
あ、そういえばあの「セーラームーン」やってます?

小室:
「セーラームーン」はやってないです。

忌野:
やってない? ああ、変だな?

小室:
「セーラームーン」の主題歌とかですか?

忌野:
うん、うん。

小室:
は、やってないです。

忌野:
やってないですか。

小室:
ええ。

忌野:
あれ、小室テツヤって書いてあったんですけど。

小室:
あの、あれじゃないですか?

忌野:
鉄なんですよ、あの、アイアンの。

小室:
あ、字が?

忌野:
うん。だから、名前変えてんのかなと。違うのか、ぜんぜん違う。

小室:
あのね、なんかね、今ね、看護婦さんの格好してるアニメがあるんですよ。「セーラームーン」みたいな。

忌野:
ええ。あ、知ってる、知ってる。秋元の。

小室:
「ナースなんとか」? 忘れちゃった。わかんないけど。

忌野:
「ナースエンジェル」だっけ?

小室:
「ナースエンジェル」でしたっけ? そっちはあの、曲、書いてますけど。

忌野:
あ、そうなんですか。

小室:
それじゃないですよね? 「セーラームーン」はやってないですね。

忌野:
あ、やってないですか。そうか。失礼しました。

小室:
いえ。

忌野:
えぇと、そうですか。

小室:
その、そうです。あの、ダンスミュージック系とか僕とか、だからいわゆる、そういうキックの4つ打ちってわかりますか? あの、もう最初から終わりまでずっと鳴りっぱなしの。

忌野:
あの、打ち込みってヤツですか?

小室:
打ち込みってヤツですけどね。あまり聴かないですよね?

忌野:
そうですね。テレビでは聴くけど。ドナ・サマーとかは、わりと聴いたんですけど、昔の。

小室:
ああ、基本はでも、そうなんですけどね。ミュンヘンサウンドっていうヤツなんですけど。なんか、そういう打ち込みでやったりもしないんですよね?

忌野:
打ち込みはね、ええ、やんないすね、とんと、うん。

小室:
教授の時ぐらいですか? その。

忌野:
一回その、教授の時と、その後あの、デインジャーっていうジャズのバンドとやったことがあって、そん時やったんですけどね、ええ。

小室:
基本はじゃあ、やっぱ4リズムを「せーの!!」で録ってっていう感じで?

忌野:
そうですね。

小室:
あの、キーボードの方いましたよね?

忌野:
ああ、いましたね。

小室:
よく、シンセとかを使う。

忌野:
ああ、ジーツー?

小室:
ああ、はい、はい。あの方とかとはもうやってないんですか?

忌野:
やってないっすね。どこいったんでしょう?

小室:
すごい懐かしいんですけど。あの頃のその、なんかテレビとかでライヴ、RCのが見た時に、すごいシンセとか使ってたから「あ、こういうのもやるのかな?」とか思ってたんですけどね。あの、あれもジーツーさんが、もう勝手にどんどんこう、乗っけてっていう?

忌野:
そうですね。ジーツーさんはわりと、ああいう音楽が好きだったんですよ、ええ。

小室:
そうか、そうか。どうなんですかね? じゃあ。僕もこれだけなんていうのかな? やっぱりすごい、一回も会ってないぐらいですね、その、僕ももう15年ぐらいになるんですよ、けっこう長いんですけど。

忌野:
おお、長いですね。

小室:
その、バックバンド時代が5年ぐらいあったんで。

忌野:
へぇー。

小室:
で、そのぐらいからやってるんで、いろんな何バンドも出るような野音とか出たりしてるんですけど、あの、後ろで弾いて。

忌野:
あ、そうですか。へぇー。

小室:
出てるんですけど、それでも会わないくらいだから、よっぽど接点がない音楽をやってんですね。

忌野:
そうですかね、ええ。

小室:
ぐらい違うんですかね? RC以外のもないですね。僕、たくさんその、白竜さんていましたよね。

忌野:
ええ、ええ。

小室:
一緒にやられたことないですか?

忌野:
ええ、あります、あります。

小室:
ありますよね? 僕、やってたんですけど。

忌野:
あ、本当に? へぇー。

小室:
でも、印象ないんですよね。

忌野:
ああ。

小室:
バンドの練習、リハーサルの時とかはもしかして一緒だったかもしれないですけど、清志郎さんは見掛けてないですね。

忌野:
ああ、そうですね。

小室:
じゃあ、あの、この番組は、今ここに座っていただいてるっていうのは、なんか、たまたま話があったからって感じですか?

忌野:
いえ、あの、これ作ってるヤツが、僕のファンなんです。

小室:
ああ、そうか。

忌野:
あの真似して髭はやしてるんですけど。

小室:
あ、あの人ですね? あ、それ、真似して髭はやしてんですか。

忌野:
そう。あいつが昔からね、あの、うるさく付きまとってきて。「出てくれ」「出てくれ」っていうんです。で。

小室:
あ、それ、わかりました。

忌野:
そうでしょ?

小室:
今、謎が解けましたよ。ああ、それでここ、あご髭っていうんじゃない、なんていうんですか? 何髭っていうんですかね? わかんないですけど。

忌野:
何ていうんでしょうね?

小室:
あ、それでですか。

忌野:
そうなんです。

小室:
あの、いろんな形で、今、清志郎さんていう名義でっていうか、ソロ、メインでやられてると思うんですけど、あの、タイマーズっていうのはあれ、清志郎さんやってるっていっていいんですか?

忌野:
あれはね、僕じゃないんです。

小室:
あれ、僕じゃないんですか?

忌野:
あれは、よく間違えられるんですけどね、ええ。

小室:
あれは違うキャラクター…キャラクターじゃないですね。

忌野:
声がよく似てるらしいんですよ。

小室:
あれ、あれもっていうことない、じゃあ、あんまりくわしくは知らないと?

忌野:
でもあの、知ってますよ、ええ。

小室:
あれ、不定期なんですか? それとも、もう一時期でもう終了しちゃったユニットなんですか?

忌野:
あれはどうもね、不定期みたいです。

小室:
また、出る時は出るみたいな?

忌野:
そうですね。予定も何にもないんですけど。

小室:
あ、予定も何にもないんですか。あの、なんか、清志郎さんの今のこういうパブリックっていうか、オフィシャルなイメージと、なんか正反対のとこにいるようなキャラクターですけどね。

忌野:
そうですね。

小室:
やっぱ、ああいう存在も必要なんですかね? なんか。

忌野:
ちょっと迷惑なんですけどね。

小室:
迷惑ですか?

忌野:
よく問題起こすんですよ。本人たち起こす気ないらしいんですが、よく問題起こすんでね、その度になんか、僕の名前が出ちゃうんで。あの、スポーツ新聞とかね、あの、ただで見にきてるらしいんですな、新聞記者っていうのは。

小室:
ええ、そうですよね、大体ね。もう、必ず話題になりますよね。

忌野:
ええ、迷惑してます。

小室:
なんか、でも、あの存在がないと清志郎さんもこう、25年ていう長さで、やってけないってのもあるんじゃないですかね?

忌野:
ああ。

小室:
ああいう必要悪ってんですかね?

忌野:
必要悪? そうですね。どうなんでしょうかね?

小室:
どうですかね? 僕なんかも、そこらへんわかんないですけど。もう、自分でなんかこう、そうですね…。

忌野:
なんか、やったらどうですか?

小室:
ああいう人格を作るのですか?

忌野:
ええ、みんなきっと、びっくりしますよ。

小室:
あれってあの、買えないんですかね? あのタイマーズのCDっていうのは、買えてんですか? あれ、みなさん。

忌野:
買えます。

小室:
買えますか。

忌野:
ええ。

小室:
あの、放送禁止だけ?

忌野:
放送はもう、絶対かけらんないですね。

小室:
絶対かけられない? あ、でも、家で聴くぶんにはOKなんですね?

忌野:
そうですね、ええ。で、メジャーで出せないのはあの、インディーズから出してます。

小室:
ああ、なるほど。ま、相当くわしいですね、これ。

忌野:
ええ。

小室:
だからね、あの、こう、なんとなくリリースもそうだし、いろんな企画も、いろんな話とかも、なんとなくこう、作られてるような感じなんですけど、そのタイマーズとかの存在とかがあるとね、やっぱり清志郎さんの頭の中で、けっこういろいろこう、時代をやっぱり読んで、それなりにこう、時代と一緒に動いてるような気がしたんですよね。

忌野:
ほぉー、素晴らしい。

小室:
けっこう考えてんじゃないかなとは思って。

忌野:
いや、ぜんぜん考えてない。時代を読むっていうのはどうも。

小室:
なるほどね。どっちかっていうとじゃあ、もう、こう、やってたらなんか、声掛けてくるっていうか、話してくる人がヒョイヒョイとこう、いいタイミングでくるって感じなんですかね? 「面白いことやろうよ」みたいな感じで。

忌野:
そうですかね? ええ。

小室:
なんかでも、合わないですよね。清志郎さんからこう、話を持ってくって感じじゃないですよね。

忌野:
うん。そうですか?

小室:
そういうイメージはあんまりないですけど。僕なんかその、印象的なのはその、また今度出てもらうんですが、陽水さんの曲の、昔、作曲されてた時の話とか、よく取材、インタビューとかで書いてあるの読んだことあるんですけど。だから「本当に自由にやれてる人なんだな」とかって高校の頃だったと思うんですけども、見てましたけどね、そういうの。とにかく自由にやってる方なんだなと思ってまたけどね。

忌野:
ああ、そうすか。

小室:
なんか、そうか。じゃあ、もうけっこう、ここは厭々出てきましたか?

忌野:
いえいえいえ、そんなことはなくて。

小室:
そんなことはないですか?

忌野:
あの、けっこう好きなんすよ。

小室:
あの、出演ですか?

忌野:
ラジオ…ラジオじゃないや。

小室:
テレビはですか?

忌野:
テレビは。ええ。

小室:
これ、ラジオみたいですけどね。この番組ね。あ、テレビ出演は、けっこう好きな方ですか?

忌野:
けっこう好きなんですね、これが、ええ。

小室:
僕としては、けっこうやりにくいんですけど。

忌野:
あ、やりにくい? 今。

小室:
非常に、どこから、どこの話を、きっかけがね、やっぱりね、すごい難しいんですけどね。

忌野:
TMネットワークっていうのは、もう解散したんですか?

小室:
もう、終了しました、ええ。TMとか知らないですよね? あまり。

忌野:
ええ。

小室:
ちょうどなんか、まったく関係ないところで動いたような。

忌野:
そうですね。

小室:
また、さらに関係ないところで動いてたような気がしますけどね。いや、なんかその、テレビがお好きっていうのは、ちょっと、すごい不思議ですね。でも、そうじゃなかったら、コマーシャルとかもやらないですよね。

忌野:
そうですね。

小室:
やっぱその、メイクとかそこらへんも、近いとこあるのかな? ああいう、なんとなくキャラクターの中に、そういう「目立っちゃえ」みたいなのとか、ポッで出てくるとこあんですかね?

忌野:
そうですかね? わかんないですね。

小室:
わかんないですよね。今後は今のお話みたいに、ずっとその、不定期なタイマーズがいきなりなんか、どっか出てきたりとか、それと定期的にその、清志郎さん名義の活動があったりとかっていう感じなんですかね? 大きな、なんか違うこととか考えてらっしゃいます?

忌野:
えぇと、そうですね、あの、いろいろやったんで、しばらくは腰を落ち着けてですね、あの、ソロ稼業に専念しようかなと。

小室:
あ、ソロ活動。RCっていうのはもう無いんですよね? ぜんぜん。

忌野:
ないんですね、ええ。

小室:
じゃあ、もうどちらかというとその、あ、でも、ずっとじゃあ、清志郎さんのソロ名義のがメインだったんですよね? そしたら。

忌野:
いろいろやっちゃったんですけどね。

小室:
清志郎さんの場合も、やっぱ声があるから、いろんなユニットとかっていう名前が付いてても、僕たちから見ると「忌野清志郎だ」みたいな感じになっちゃうんですけどね。

忌野:
ああ、なんかね。

小室:
だから、そこらへんあの、ここに出てきてくれるミュージシャンの方のリードヴォーカルの人いますよね、バンドで。で、ソロもやってる方いますけど、僕たちから見るとどっちも同じ声で、やっぱりメロディラインだったりとか、そんなに差があんまり、悪い意味じゃないんですけど「どっちもいいじゃん」みたいな感じなんてすけど、けっこうみなさんこう、線引いてるというか、ソロとそのバンドの時の自分っていうの、考えてるみたいなんですけど。清志郎さんも、ユニットとかいっても、清志郎さんやっぱり歌いますよね。で、やっぱり作ってやるわけですよね。そこらへんの差みたいのは、あんまりないような気もするんですけど。やっぱり大きく違います?

忌野:
いやぁー、あの、あんまりないですね、やっぱり。

小室:
あんまりないですか、そのへんは。

忌野:
どんなバンドでもこう、なんか一緒にやってるとだんだんほら、こう、みんな仲良くなっちゃって、で、盛り上がっちゃう感じですよね。

小室:
それはでも、ソロで、あ、そうですね、ソロでもやっぱりバンドが一緒にやるわけですよね。じゃあ、あんまり変わりはないですね。

忌野:
小室さんは、あの小室等とは関係ないですか? 親戚だとか?

小室:
うーん? 多分ないと思うんですけど。

忌野:
ないんですか? あの人のコネで入ったとか。

小室:
叔父さんとかでですね。ある時期までは、ほとんどの人が「今日は小室等さんをお招きして」とか間違えましたね。

忌野:
ああ、やっぱり。そうですか。

小室:
ええ。で、この番組、吉田拓郎さんも出ていただいてるし、泉谷しげるさんも出ていただいてて、で、陽水さんも今度出ていただくんで、あの時代の、あのフォーライフ時代ですか、あと小室等さんだけなんですよ。

忌野:
ああ、出さなくていいです、アイツは、ええ。

小室:
今、音楽をやってらっしゃるんですかね? 小室等さんっていうのはね。

忌野:
やってんじゃないですかね?

小室:
僕もあんまり聴いたことがないんで、わからないんですけど。

忌野:
なんか、意外とあの、ギターうまいすよ、ええ。

小室:
僕、あの人と一緒にやってたのか、ちょっとかわかんないですけど、オイカワコウヘイさんって人を、けっこう好きだったんですよ。

忌野:
ああ、一緒にやってたね。

小室:
あ、一緒にやってました? 詞が…詞、書いたりしてましたね?

忌野:
あ、そうですね。

小室:
すごい僕、好きでしたけどね。中学時代ですけどね。だから六文銭とかそのへんですね。

忌野:
ああ、六文銭。

小室:
でもなんか、清志郎さんはずっと吉田拓郎さんと泉谷しげるさんて見てんですけど、同じ世代ですよね?

忌野:
そうです。

小室:
なんか若いですね。

忌野:
あ、2ぐらい上です、アイツらは。

小室:
あ、2つ。でも2つですよね。若いですよね。

忌野:
そうすか?

小室:
うん、なんか。だから、話がだから、そのへんの話も充分もうリアルタイムでできる方なんですよね?

忌野:
そうですね。

小室:
もしかしてその頃、前座とかって出てたりとかって感じですか?

忌野:
あれは、うん。あの、そうです。吉田拓郎の前座をよくやりました。

小室:
あ、やってたんですか。もしかしてあの、じゃあ、吉田拓郎さんの方のバンドは松任谷さんとかがオルガン弾いてたりしてたんですかね?

忌野:
いえいえ。その頃は弾き語りだったな、当時。

小室:
あ、当時は。

忌野:
うん。

小室:
じゃあ、もっと前って頃かな?

忌野:
そうですね。

小室:
それ、日比谷の野音とかそういうのですか?

忌野:
あとはねジャンジャンとかね。

小室:
ジャンジャン。ああ、ああ。渋谷のね。

忌野:
当時あんまりあの、嫌いだったんで。あの、前座に出て、ケチョンケチョンに言ってですね、顔も見ないで帰った覚えがよくありますけど。最近は仲いいです。

小室:
ああ、そうなんですか。

忌野:
仲いいっていうか、まあ、会えば。

小室:
へぇー。そういう時は、曲、何やってたんですか? RCは。

忌野:
RCはえぇと…。

小室:
「僕の好きな先生」とかですか?

忌野:
ええ、あのへんの「2時間35分」とかね。

小室:
やってたんですか? なるほど。あの、なんか、僕たち勝手に近いイメージもってましたけどね、グループっていうか。

忌野:
あ、そうですか?

小室:
ええ。あ、じゃあ、ぜんぜん違うとこだったんですね。

忌野:
うん。でも、なんか、よく一緒になりましたけどね、ええ。

小室:
あ、そうだ。一個、聞きたかったんですけど、あの頃はアコースティックですよね?

忌野:
そうです、そうです。

小室:
で、それからどういうきっかけでエレクトリックになったんですかね?

忌野:
えぇと…。

小室:
僕、T-REXが好きで、T-REXも最初、フォークギターとコンガだったんですけど、ある時から急にもう、メタリックなものになったんですけどね。

忌野:
あれはあの、最初はアコースティックギターであの、ビンソンのヴォーカルアンプっていうのをみんなで買ってですね、そっから全部の楽器拾って、出してたんですよ。そしたらそのうち何年かしたら、PAっていうのが出てきましてね、日本に、それで。

小室:
あ、最初は、その頃はそうですね。まあ、ビンソンあとエルクとかありませんでした?

忌野:
うん、そう、そう、そう。

小室:
そういうヤツですね。

忌野:
あと、会場のあの、よく演説なんかでやる時のアレにつないだりして。だから、そのうちあの、ギンガムっていう会社ができましてね。

小室:
あ、知ってますよ。それ加藤和彦さんのとこのじゃないですか?

忌野:
あ、そうです。そうでしたね。

小室:
そうですよ。

忌野:
あの、PAっていうのが出てきましてね。ぜんぜんもうかなわなくなっちゃったんですね、アコギでは。

小室:
あ、アコースティックギターじゃあかなわない……、アコースティックギターもそのヴォーカルアンプから出してたんですか。

忌野:
そう、そう。けっこういい音してたんですけどね、ええ。ちょっと迫力的にかなわなくなってきて。それで、モニタースピーカーとかさ、出てきちゃて、で、なんかあの、アコギでそれに返してもらうと、すごい気持ち悪いんですよ、音が。もうアコギの音じゃないみたい。それで「こりゃいかん」と「やっぱもう、時代は変わった」と「エレキにすんべぇ」というこでと。それでエレキに転向したんですけど。

小室:
ああ、じゃあ、会場の事情でですか。

忌野:
そうですね。パワーが足んなくなっちゃって。

小室:
なるほどね。

忌野:
「やっぱり、ドラム入れねぇとダメだんべ」ということになって。

小室:
あ、で、ドラムが入ってきたりとか。ああ、なるほどね。まあ、すごいでも、それ自然な流れですね。

忌野:
そうなんですね。

小室:
で、音もだんだんパワーアップしてきて、もしかして清志郎さんの歌い方もそれで変わってきたりしたんですか?

忌野:
ああ、そうかも。

小室:
その、負けないようにっていうか。

忌野:
うん。でもあの、フォーク時代というか、アコースティックの頃から怒鳴ってたんですけど。シャウトはしてたんですけど。

小室:
あ、そうなんですか。フォークの人って僕たちの印象では、そんなにあの、陽水さんや拓郎さんとか出てきて、こうシャウトっていうか、怒鳴ったりガナったりっていうか、大きな声出すイメージあるんですけど、その前はこう、ボソボソッとするイメージあったんで。

忌野:
そうですね。

小室:
あ、じゃあ、清志郎さんはもうその頃からシャウトしてたと。

忌野:
そうです。

小室:
じゃあ、エレクトリックになってからも、それは困んなかったですね。

忌野:
そうですね。

小室:
かえって馴染んじゃったっていうか。

忌野:
あの、アコースティックでやってても、フォークコンサートとか出るんですけど、フォークなんてぜんぜん聴いたことなかったんですよ。ジェームス・テイラーとかね、なんか嫌いで。で、R&Bばっかり聴いてたんですけどね。で、自分たちはR&Bをやってんだと思ってたの。だから、フォークの人は嫌いでしたね、当時は。

小室:
あ、そうですか。なるほどね。あの頃、そう考えると、いろんな人たち思い出しちゃいますけどね。あの、僕けっこう憶えてるんですけど、ちなみに好きだったっていうか、仲良かった人たちって誰ですか? あの頃。

忌野:
えぇと、古井戸とかね。

小室:
古井戸。二人組みのあれですよね。僕、古井戸の一人の人とチャボさんとで、一緒ですよね?

忌野:
そう、そう、そう。

小室:
ですよね。あの時なんかよくわかんなくて「古井戸の人が、なんでRCの人とやってんのかな?」とか、後になって。そうですよね?

忌野:
そうです。あとね、来生孝夫とかも、仲良かったんですよ。

小室:
あ、そうなんですか?

忌野:
ええ。

小室:
あ、Kittyですよね?

忌野:
いや、Kittyはずいぶん後なんです。

小室:
たまたまですか?

忌野:
あの、一緒の「青い森」っていうお店に出てまして。

小室:
それ、ちょっと知らないですね、さすがに。

忌野:
渋谷にあったんですけど。

小室:
「青い森」? フォーク喫茶ですか?

忌野:
そうですね。

小室:
それは知らないですね、さすがに。

忌野:
で、けっこうね、来生君のバンドの人んとこ泊まり歩いたりしたことありますよ。

小室:
来生さん、あの頃からピアノですか?

忌野:
ピアノです。

小室:
ピアノで弾き語りを?

忌野:
ええ。

小室:
へぇー、なるほどね。じゃあ、ぜんぜん関係ないですけど、ガロとかどうでした? あの頃。

忌野:
ガロいましたね。ガロはね、もう。

小室:
なんかやっぱりこう、ぜんぜん異質な人たちだったんですか?

忌野:
うん。すごかったですよ。

小室:
ビジュアルがすごかったじゃないですか。

忌野:
うん。一緒のコンサート、よく出ましたけど。

小室:
あ、出ました?

忌野:
まあ、あの、付いてる女がぜんぜん違いましたね。

小室:
あ、そうなんですか? ファンの人たちが。

忌野:
外人みたいのとかさ、あの、モデルみたいな女ばっかりで。

小室:
あ、そうなんですか。

忌野:
あの、俺たちはよくあの、楽屋でポーカーやってたんですけど、お金賭けて。そしたらなんか、入って来れなくなってましたよ、ガロの。

小室:
ガロの人たちが? あの人たち、背が高かったんじゃないですか? ロンドンブーツで。

忌野:
そうですね。

小室:
はっきりいって、あこがれましたけどね、僕たち。

忌野:
あ、そうですか。

小室:
中1とかそのぐらいだったんで。中学生の時で。あの靴、欲しかったんですけどね。

忌野:
ああ、あの頃ブーツ流行ってたんですよね。

小室:
あ、フォークの人たちも、高い靴履いてたんでしたっけ?

忌野:
うん。僕も履いてたんですけど。

小室:
あ、そうですか。

忌野:
ガロがこんなですから、ぜんぜん目立たなかったんですけど。

小室:
じゃあ、清志郎さんも、それなりに高い靴履いてたんですか。

忌野:
うん。それなりに。

小室:
で、パンタロン、ベルボトムですか?

忌野:
そうですね、当時は。

小室:
あんまり、今の格好と似てますよね。ファッション。

忌野:
あ、そっくりですよ。

小室:
そっくりですかね。なんか、やっとあの時代の「ああ、そういえば、ああいう人たちいたな」って、やっといろいろ思い出してきました。

忌野:
ああ、そうですね。ガロ、いましたね。

小室:
だから、僕たちなりにその「日本ぽいな」と思う人たちと「あ、なんかロックっぽいな」と思う人たちいたんですよ。それなりに別けてたんですけど。だから、RCの人たちって、どっちだかよくわかんなかったですね。

忌野:
あ、そうですか。

小室:
フォークっぽい人たちなのか、その、そういうちょっとなんか、洋楽っぽい人たちなのか、わかんなかったですけどね。

忌野:
そうですね。

小室:
でも、R&Bだって、ずっと思ってたぐらいなんで。

忌野:
自分では思ってたんですが。

小室:
もう、モロ洋楽ですよね、そのへん。ずいぶん古い話で、誰も知らない話ですね、きっとね、ここらへんは。

忌野:
ええ。そうですかね。

小室:
僕、ぎりぎりでも、そういうのやっぱり、すごい鮮明に憶えてますから。

忌野:
あの、どのくらい歳、違うんでしょうかね?

小室:
そんなに違わないと思いますけど。

忌野:
違わない?

小室:
36ですけど。

忌野:
ああ。

小室:
ただ、ちょうどやっぱり、学生か学生じゃないっていう、中高生と違う、その差が大きいですから。

忌野:
そうですね。

小室:
中学生でしたからね、やっぱりね。まあ、でも、なんか「ああ、そういえば雑誌載ってた、載ってた。新譜ジャーナルに載ってた」とか今、ちょっと思い出してきましたよ。

忌野:
ああ、新譜ジャーナルね。

小室:
ガッツとかね。

忌野:
ああ、そう、そう、そう。

小室:
ガッツとか、毎月出てたんじゃないですか? けっこう。

忌野:
けっこう、一時期はね。

小室:
すごく出てましたよね。

忌野:
ガッツと新譜ジャーナルしかなかったですからね。

小室:
あ、そうでしたっけ?

忌野:
確か。

小室:
よく、グラビアで見ました、本当、ええ。眼鏡みたいの掛けてませんでしたっけ? それは掛けてた時もありましたひ

忌野:
うん。

小室:
ずっと掛けてました? 最初の頃から。

忌野:
いえいえ。

小室:
そんなことないですか? あ、じゃあ、その写真かな? なんか、そういうの見掛けたこともありますね。古いですよね。

忌野:
ああ、古いですな。

小室:
なんか昔話になっちゃいました。いや、でも、あの頃本当、かぐや姫とかもやっぱりいましたから。

忌野:
ああ、いた、いた。

小室:
どうしてもそう、二つ別けてました、確かに、僕たちの中で。だから、古井戸とか、僕、T-REXみたいなイメージあったんですよ。

忌野:
ああ、古井戸はけっこうブルースっぽかったんですよ、最初は。

小室:
最初はそうですよね。だから、ボトルネックとかやってませんでした? あの頃から。チャボさんとかって。

忌野:
やってました。

小室:
だから、そういうので洋楽っぽさを感じてたんですよね。

忌野:
あ、チャボさん今度、呼んでみたらどうですか? 楽しいですよ。

小室:
あの、チャボさんはけっこう喋る方ですか?

忌野:
うん。ただ、テレビが嫌いなんですね。これが困っちゃうんですけど。

小室:
どっちもどっちですね。テレビは好きだけど、お話は…。

忌野:
でも、話はすごい面白い。

小室:
あ、面白いですか。それで、その頃に絞ってお願いしたりしたら、すごくいろんな、面白い話ししてくれますかね?

忌野:
あ、昔が嫌いみたい。

小室:
あ、昔が嫌い。

忌野:
自分の昔の姿が嫌いらしいんです。

小室:
ああ、そうなんですか。

忌野:
ええ、難しいですな。

小室:
じゃあ「古井戸の時は」なんて話ししたら、プイッと帰っちゃったりしますかね?

忌野:
ああ、けっこう話そらすかもしれない。

小室:
ああ。じゃあ、今をちゃんと聴き込んでこう、向かわないとダメですね。

忌野:
そうですね。

小室:
今、まったく一緒にやってないんですか? さっき聞くかぎりでは、去年になんかって。

忌野:
ええ、去年、一回だけライブやったんですけど。

小室:
ああ、なるほどね。そこらへんでちょっと、情報集めてからそういう形で。

忌野:
ああ、これでも、ラジオみたいだから。

小室:
大丈夫ですか?

忌野:
全部、隠してさ、カメラを。

小室:
それだと撮れないかもしんないですけど。

忌野:
ラジオだっていえば。

小室:
そうやるといいかなって。

忌野:
ラジオだっていえば、平気ですよ。

小室:
僕、すごい、自分がギター弾けないんですけどギター好きなんで、ギタリストの人、すごく、話聞くの好きなんですよ。

忌野:
ギターを弾いてるじゃないですか、だってあの。

小室:
あれはもう、だからコードだけですよ。本当、基本的なリフとかだけなんで。あの、リードが弾ける人っていうのが、やっぱ、ぜんぜん格が違いますからね。このあいだCHARさん来てもらった時も、目がもう憧れの目でずっと話してましたから。

忌野:
あ、CHARも来たんだ。

小室:
来ました。すごいナウい話しして帰りましたけどね。

忌野:
へぇー。

小室:
面白かったですけど。もう、いろんな方が来てくれてるんですけど。まあ、なんか、よかったですかね? こんな話で。

忌野:
いやぁー。いいんじゃないすか? ええ。

小室:
あの、今後、予定とかは? リリースとかって。当分?

忌野:
ああ、えぇと、シングルを今度。

小室:
今度出しますか。

忌野:
ええ、10月のね。

小室:
あ、じゃあ、今月じゃないですか。

忌野:
今月ですね。

小室:
それは忌野清志郎で出すんですか?

忌野:
そうです。ぜひ。

小室:
じゃあ、プロモーションの一環になったかもしれませんけどね。

忌野:
そうですね。

小室:
若干ですが。ありがとうございます。

忌野:
どうもありがとうございました。

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