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NON EDIT TALK : 小室哲哉★久保こーじ★hitomi


小室:
はい。

久保:
はい。

小室:
新人のお二人です。

久保:
久保こーじです。お二人なんですか? 

小室:
えぇと、ヒトミちゃんです。

ヒトミ:
あ、どうも。よろしくお願いします。

小室:
よろしくお願いします。えぇとですね、久保君にいてもらってるのは、あの。

久保:
はい。一人だと話しがしづらいんですよね? 

ヒトミ:
そうなんです。

小室:
そういうわけじゃないんですけど。僕のフルプロデュースの方の一人なんですけども、もう2年近いよね? 

ヒトミ:
そうですね。

小室:
デビューは去年の11月なんだけど。ね? 久保君に説明してもしょうがない。知ってるよね? 

久保:
けっこう知ってますからね、いろいろ。

小室:
それで、久保こーじさんに音周りをやってもらってるの。

ヒトミ:
はい。

小室:
「はい」って、あなたも知ってるじゃない。 

ヒトミ:
はい、知ってます。

久保:
知ってますから、説明してください。

ヒトミ:
あ、はい。すいません。

小室:
そう、あの、だから一緒にいてもらって、音楽番組なんで、すごいこの番組は高尚な番組で有名になってきちゃってるんで。

久保:
そうですよ。いいんですかね? こんなとこ座って。

ヒトミ:
私もいいのかな? 

小室:
その意味で音楽的な話しを、ちょっとフォローしてもらおうかなと思って、まあ。

ヒトミ:
よろしくお願いします。

小室:
とりあえずですね、今、『CANDY GIRL』っていうシングルが、すごい好調だよね。『CANDY GIRL』。

久保:
あ、彼女のイメージなんですね、あの、キャンディは。

小室:
そう、キャンディ。自分でね、もちろん自分で顔書いてて…。

久保:
ああ? 

小室:
あ、ゴメン、間違えちゃった。詞を書いてるんですけど。

ヒトミ:
はい。

小室:
昔から詞を書いてるんだよ。で、自分のことを書いたの? あれ。『CANDY GIRL』は。

ヒトミ:
そうですね。あれは雑誌を見てて、「ああ、この子って生意気な感じ」とか、雰囲気がなんか、「こいつ、私に似てるな」って。

小室:
生意気で? 

ヒトミ:
「よし。小室さんに『詞、書け』って言われてるけど、よし、ここだ!」ってパァーッと。

小室:
あ、自分っぽいイメージでね。あ、そうでよね。『CANDY GIRL』って自分のイメージと合ってるよね。

ヒトミ:
そうですね。 

小室:
あの詞も、スゴいなんかあの、一節、一節、すごくそれっぽいし。今のこの感じは出てるんだけど。

ヒトミ:
はい。

小室:
とにかく、それが今、好調ででしてね。

ヒトミ:
はい。

久保:
好調ですよ。各所で品切れですよ。

ヒトミ:
そうですか? 

久保:
ええ、もう。御陰様で。

小室:
あの、プロデューサーたちも喜んでます。

久保:
たち? 

小室:
たち。

久保:
一応、僕も入れてもらっていいんですか? 

小室:
もう、スゴい大喜びだよ。去年出した3枚目のシングルなんですよ。

ヒトミ:
そうですね。 

小室:
で、2枚目が『We are Lonly Girl』っていう。『CANDY GIRL』。次は何GIRLで来るんでしょうね? 

ヒトミ:
何GIRLが来るんだろう? 

久保:
あ、一応GIRL路線でいいくわけですね? 今。

小室:
うーん、偶然。

久保:
ありゃ? 偶然なんだ。

小室:
偶然なんだけども、3枚出してて、スゴい本当にいい感じで、上昇曲線を描いてるのね。

ヒトミ:
はい。

小室:
どうなんですか? 音楽的には。

久保:
なにがですか? 

小室:
だから、詞はそういうわけで。

久保:
ああ、ウマいんだかヘタなんだか、歌、わかんないんですよ、ヒトミの場合。

小室:
あのね、これ、テレビのみなさんに言いたいんですけどもね、あの、僕、昨日ぐらいに噂で聞いたんですけど、「ヒトミちゃん歌がウマくなった」って『CANDY GIRL』で言われたんでしょ? 

ヒトミ:
そう。聞きました。

小室:
『CANDY GIRL』って、2枚のシングルよりも、前に歌、録ってるんですよ。

ヒトミ:
そうなんですよ。

久保:
ああ。そうだ 。

小室:
そういうもんなのかな? と思って。だから、あんまり難しく考えない方がいいのかな? 

ヒトミ:
そうですね。 

久保:
難しく考えてたわけ? 

ヒトミ:
考えてないです。

久保:
考えてないよね? 

ヒトミ:
はい。

小室:
え? 

ヒトミ:
でも、徐々に変わってきてますよ、考えは。

小室:
考えてるじゃない、けっこう。

ヒトミ:
でも、一番初め、ポーンて脳ミソ抜けてましたから。

小室:
あ、頭、空っぽで歌ってたのね? 

ヒトミ:
いや、じゃないんですけど、あの、ただあの、始めてのことばっかりだから、「歌おう」「頑張ろう」「やろう」っいう。

久保:
でも、初めてにしては、スゴい度胸ですよね、ヒトミって。

小室:
『CANDY GIRL』とか? 

久保:
もう、歌入れからすべて。

ヒトミ:
ああ。

小室:
うん。スゴい度胸あります。

ヒトミ:
初めはなんか、周りにね、レコーディングの時とかも、「緊張したでしょ」とか言われたんですけど。緊張ってよりも、「歌おう」が先だったんですけどね。あの時は。

小室:
緊張感は感じられなかった? 

ヒトミ:
ですよね。でも、やっぱ徐々に緊張感が。

久保:
出てきた? 

ヒトミ:
出てきて。

久保:
なんか、絶妙なヘタウマ感があるんですよ。

小室:
あのね、それは僕もスゴいありますから。えぇと、前作のね、『We are Lonly Girl』のカップリングで、『東京のド真ん中、バスの中で』っていう曲があるんだけども、これでですね、僕、ちょっと、ジャミロクワイ風のことをやってもらおうと思って、もう、おかしくておかしくて。本人は、もしかしてジャミロクワイはイメージしてなかったかもしれないけど、ああいう人たちイメージして歌ってるでしょ? 

ヒトミ:
あ、はい。

小室:
歌ってるんだけど、もう、僕たちからするとさ、なにになるのかな? 

久保:
なんでしょうね? 天地真理ですかね? 

小室:
天地真理じゃないな。秘密のアッコちゃんの。

ヒトミ:
ああ、ああ、ヨシコちゃん? 

小室:
違う。ヨシコちゃんはサリーちゃんだから。

ヒトミ:
ああ、そうだ。

小室:
あの、落語をやる人いるじゃない。

久保:
林屋パー子さん? 

小室:
違う。

久保:
あ、違うんですか? 

小室:
あの、アッコちゃんに出てくる。

ヒトミ:
え? アッコちゃんに出てくる? 

久保:
アッコちゃんに出てきて、落語やる人いましたっけ? 

ヒトミ:
あ、アッコちゃんに出てくる猫ですか? 

小室:
猫じゃなくて。

久保:
猫はニャロメだろ? 

ヒトミ:
あ、そうか。

小室:
大した話しじゃないからいいや。

久保:
ここ、膨らましてもしょうがないですね。

小室:
スゴい、そういう漫画チックで。

久保:
漫画チックですよね。

ヒトミ:
そうですか? 

小室:
スゴいね、楽しかった、歌入れとか。

ヒトミ:
あの時、私、一生懸命歌ってたんですけど、笑われてました。

小室:
あの、簡単に言うと、ジャミロクワイとかで、♪トゥルル、チャス、チャス、チャ、チャ、ララ、ラララ〜とかいう、フェイクとかあるじゃない。それを彼女がやると、♪タラッ、タッ、タッ、タラ〜って。

久保:
なんでなんでしょうね? 

小室:
♪チュルッ、チュルッ〜みたいな。そうめん系みたいな感じでですね。

ヒトミ:
そう。あと『We are Lonly Girl』の時も言われたんですよ。いや、あの、人にいっぱい言われるんですけど。

久保:
なんて言われるの? 

ヒトミ:
あの、一番初めに、なんか入れるじゃないですか。あれ、「なんていっいるの?『ウッチャン・ナンチャン』っていってんの?」とか。

久保:
おい、ウッチャン・ナンチャンてあるか? この中に。

ヒトミ:
いや、♪ウッチャン・ナンチャン、チャラ、ララ〜って。

久保:
馬鹿野郎。

小室:
なるほどね。

ヒトミ:
あと、なんていってたっけな? こう、言われるんですよ、人に。

小室:
それは、僕たちの意図と違うところで、一人歩きしてるとひろがあるね。

ヒトミ:
はい。

小室:
僕たちは、スゴい高いものを今、目指してやってるから。ジャミロクワイと対談させようかと思ってるの、今。

久保:
いいですね。ジャミロクワイ知ってる? 

ヒトミ:
見に行きましたよ、私。

久保:
行った? あ、本当? 

ヒトミ:
はい。

小室:
まあ、そういう感じのね。

ヒトミ:
こういう感じです。

久保:
なんだ? それは。

ヒトミ:
こういう振り付けもして。

久保:
トニー谷じゃねぇんだから。

ヒトミ:
だって、見に行ったんですよ。

小室:
まあ、ちょっと合ってる。

久保:
でも、この彼女の意外性ですよね。歌とかとっても。こっちが意図した、プロデュースしたものじゃないんですよね。

小室:
じゃないものでっていう。でも、いいじゃない、それで。結局、気に入られて、すごく好評なんだから。

久保:
売れてんですか? 

小室:
売れてるんだから。

久保:
ここ最近の小室哲哉プロデュースの中では、けっこう売れてる方なんだから。

ヒトミ:
あ、そうなんですか。

小室:
それ、なんか、売れてないみたいじゃん、他のが。

久保:
いやいや、浜ちゃんがい、それから内田有紀がい、ちょっと水を開けられてヒトミですか。

ヒトミ:
落ちこぼれですかね? 

小室:
うーん、ちょっと? 

久保:
あっ? やっぱこぼしてるんだ? 

小室:
落ちこぼれじゃないけどね。

久保:
ここだけの話し。

小室:
ウチの生徒としては不良。

ヒトミ:
うん。だと思います。

久保:
あ? 

小室:
不良系の人だと思いますけど。

久保:
偏差値でいうと、25ぐらい? 

ヒトミ:
そう。

久保:
なんだ。

小室:
でも、モニターで見てるけど、「なんだよ、可愛いじゃんかよ」って言ってる男の子も、きっと今いると思いますよ。

ヒトミ:
そうですかね? 

久保:
ほら、カメラ目線でカチッとさぁ。

小室:
ウィンクの一つでもさ、してあげたら? 

ヒトミ:
いやぁ。

久保:
「いやぁ」って、照れんなよ。

ヒトミ:
いや、普段バンバンやるんですけど。

久保:
バンバン? 

ヒトミ:
こういう場でやると、ちょっとハマっちゃうんで。

小室:
ハマっちゃうっていうのは、あまりにも奇麗に、ウマくいきすぎちゃうってこと? 

ヒトミ:
いや、じゃなくって、あの、脳ミソが本当にポカンていってる人かな? と思われちゃう。

久保:
でも、普段けっこうね、自信タップリですよね、発言が。

小室:
まあ、今の世代で、いいんじゃないかなと思いますけどね、本当に。あの、これ、3分ですから。

ヒトミ:
あ。

久保:
後で怒られますね、キクチさんに。「喋りすぎだ」ってね。俺ですけどね。

小室:
なんか、一言、二言ないですか? 

ヒトミ:
一言、二言? えぇと、徐々に階段を登って、頑張っていきたいと思います。

小室:
いってますよね。

ヒトミ:
はい。

久保:
いってますよね。着実に。

ヒトミ:
はい。

小室:
えぇと、この先ですね、なんか出すと思いますね。

ヒトミ:
あ、はい。出すと思いますんで。

小室:
出しますんでね。

久保:
今年中にはアルバムも必ず出ますからね。

ヒトミ:
出ますよ。

小室:
今年中にっていうか、もっと早いんじゃないの? 

久保:
秋ぐらいですか? 

小室:
いや、もっと早いかもしんない。

久保:
そんな早いんですか? ハハッ、…しまったぁ。

小室:
頑張りましょう。

久保:
頑張りましょう。

ヒトミ:
はい、頑張りましょう。


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