感謝祭の休日を前に、スターリング・クーパーもどこか落ち着かない中、
新しく営業責任者となったフィリップスは、
社員を前に、
新規の客を開拓しろと発破をかける。
その一方で、彼は、イーストマン・コダックの新製品、
スライドプロジェクターのプレゼンに頭を悩ませていた。
どうしても、コダック社の担当者を納得させられないのだ。
ドンの家では、ドンへの不信感が募ったベティが、
孤独と寂寥感に苛まれていた。
夫の浮気を知った友人のフランシーヌの打ち明け話、
ドンがウェイン医師から細かい診療経過報告を受けていること、
感謝祭にベティに実家へ一緒に行こうという誘いに
ドンが仕事を口実に乗ろうとしないこと、
全てがベティには負に働いていた。
一方でドンは、コダック社の仕事に家族写真を使うと云うアイデアを思いつき、
そのつながりから弟アダムが気になって、
アダムの滞在していた安ホテルに電話をかける。
そこでアダムが自殺していた事実を初めて知り、ショックを受ける。
ピートは、フィリップスの煽りに乗って、妻の父トムが役員を務めている会社、
クレアラシルを新たな顧客リストに加えることに成功、得意満面になるが、
ドンがそのCMのコピーをペギーに任せた上、
彼女を秘書からジュニア・コピーライターに抜擢したことで、一気に気分が落ち込む。
そのペギーは、激しい腹痛で会社を早退、
駆け込んだ病院で陣痛だと告げられ、唖然とする。
急激な肥満の原因が妊娠だとは、夢にも思っていなかったのだ。
そのまま緊急入院したペギーは、男の赤ちゃんを出産するが、
看護婦の差し出す赤ん坊を抱こうともしなかった。
コダック社の担当者を前にプレゼンに臨んだドンは、
自らの家族、ベティや子供達との思い出のアルバムでスライドショーを見せ、
スライドプロジェクターは、
人々を懐かしい日々に連れ戻すタイムマシン”回転木馬”だと表現して、
一同に大きな感動を与える。
仕事にも成功、自分自身も家族の良さに気付いたドンは、
高揚した気分で家路を急ぎ、
ベティに一緒に実家へ行こうと告げるべく玄関のドアを開けるが、
ベティも子供達も、既に実家へと旅立った後。
無人の屋内で、寂しくひとり、階段に腰を落とすドンであった。