#097
HomePageだけの特別編集版 及川光博編
- 光一
- はい,今夜のゲストは及川光博さんです.
- 及川
- ミッチーです.よろしくお願いします.ミッチーです.
- 光一
- いいですね,自分でミッチーと.
- 及川
- そうですね,ずいぶんそう呼ばれてから久しく時は経って.
- 光一
- 今日はですね,基本的に僕はちょっとライバルかなっていう.
- 及川
- きたね.
- 剛
- うちの相方のライバルでしょうね.
- 及川
- どんなところが?スバリ.
- 光一
- まあ,どのへんがと言いますと,まあ,王子と.
- 及川
- 王子.
- 光一
- 僕はいちおう,白馬の王子なんで.
- 剛
- いちおうね.
- 及川
- 僕も2年ぐらい背徳の王子として.
- 剛
- 背徳の王子?
- 及川
- ちょっとエロティックな,そういうのでやってきましたけど.最近は王子転職しまして.
- 剛
- 王子に転職があるんですか?
- 光一
- 王様になったとか?
- 及川
- いや,そうじゃないんだな.それ,ちょっとベタ.及川光博,愛称ミッチー,職業王子,それでやってきたんだけどね.このあいだ夏の終わりにね,やめちゃいました.転職しました.
- 光一
- なんでまた転職されたんですか?
- 及川
- まあ,簡潔に言うと,飽きたのかな.
- 光一
- 王子に飽きた?
- 及川
- 定着しすぎると,ちょっとイメージがね.もっといろんな幅広く活動して.
- 剛
- エンターティナーになるために.
- 及川
- そうそう,いろいろね.
- 光一
- 今は何になられたんですか?
- 及川
- いちおうね,大きな規模で見て,長い目で見て職業,ミッチー.
- 剛
- なんでカメラ目線?
- 光一
- 職業,ミッチー?
- 及川
- そう.だから,日本の王子様は,光一君,君だけだよ.
- 光一
- よっしゃ.いいですね.
- 剛
- なにがやねん?
- 及川
- 剛君は,何かそういうのないんですか?
- 剛
- いや,僕はないですよ.僕,職業,ボンボンですからね.
- 光一
- 職業,ボンボン.
- 及川
- いいじゃん.
- 剛
- ボンボン.
- 光一
- 拓郎さんは?
- 吉田
- 僕,職業,オッさん.
- 剛
- オッさんて?
- 光一
- オッさん?昔は髪の毛がボンボンでしたけどね.でも,職業ミッチーとして.
- 及川
- いろんなことをやりたいタイプじゃないですか.まあ,好奇心旺盛だからこそ飽きっぽいっていうのもあるんですけどね.自分の活動を狭めたくないなっていうかね,どんなイメージでも遊べるように.
- 光一
- 今ではけっこう歌ってらっしゃいまいたね.
- 及川
- そうですね.最近はけっこう立派に音楽やってますね.
- 剛
- と,まあ,ちょっとここで人形を紹介したいんですけど.
- 及川
- そういうの僕ね,大好きなんだよ.
- 剛
- これは王子のころのミッチーなのか,ミッチーのころのミッチーなのか.判定していただいて.はい,僕ミッチー.豪華ですよ.
- 光一
- ごっつい衣装着てるで,これ.
- 及川
- いいね,いいね.
- 光一
- ちゃんと腕のところがシースルーになってんねん.
- 及川
- これもうね,王子とか関係なくミッチーですよ.まごうことなく.目がちゃんと怪しげな感じがいいですね.
- 剛
- これ,持って帰っていただいていいですからね.
- 及川
- プレゼントなの?やった.ありがとうございます.
- 剛
- いいっスよ.
- 光一
- まあ,ミッチーさんは,どっか星から来たって.
- 及川
- それもずいぶん前に終わりました.
- 光一
- あ,終わったんですか?
- 及川
- デビューした時はね,ミッチロリン星とかいろいろ言ってたんですけどね.
- 光一
- 今はどこから来たんですか?
- 及川
- 東京都.
- 剛
- ちょっと待って下さい.そのミッチロリン星っていうのは,今までは嘘?
- 及川
- そう.
- 剛
- 王子とか何だかんだいろいろ並べたけども.
- 及川
- うそうそ.みんな嘘.
- 剛
- ぜんぶ嘘やと.
- 光一
- 嘘なんや.
- 及川
- ベイベーたちに付き合ってもらっちゃって.
- 剛
- みんなそれに踊らされてたわけですね.
- 及川
- イマジネーションプレイ.
- 剛
- イマジネーションプレイなんですね.
- 光一
- ベイベーと申すんですよね,ファンの皆さんは.
- 及川
- 申すって,侍じゃないんだから.
- 剛
- ベイベー?
- 及川
- うん.ファンの子たちのことをベイベーって言ってるね,ずっとね.なんか言いやすくないですか?客席に向かって.「2階ベイベー!前ベイベー!」こういう具合です.
- 光一
- 拓郎さんはファンのことをなんて?
- 吉田
- おまえらおかしいよ.
- 光一
- なんでですか?
- 剛
- ぜんぜんおかしくないですよ.
- 光一
- おかしくない.
- 剛
- さっぱりおかしくないですよ.
- 光一
- さっぱりってどっちなんかようわからん.どう呼びますか?拓郎さん.
- 吉田
- 「てめえら」.
- 剛
- カッコいいな.
- 光一
- さすがやね.
- 及川
- 客席に向かって「てめえら」?
- 吉田
- そうですよ.
- 剛
- 「てめえら」.
- 吉田
- ええ.「てめえら,今日は歌わねぇぞ.俺はやりたくない」.
- 光一
- で,「やん,やん,やん」と.
- 吉田
- いやいや.
- 及川
- で,職業はオッさんと.
- 吉田
- ええ.
- 及川
- やっぱり違いますね.
- 光一
- カッコええじゃないですか.まあ,ミッチーに職業を変えたとしても,これからやっていくことは変わらないですよね.
- 及川
- ほとんど変わらないですよね,根本は.何か人間というか.
- 剛
- ミッチーは人間なんですか?
- 及川
- 人間ですよ.何か勘違いしてらっしゃる?
- 剛
- 人間なんですね.
- 及川
- もうすぐ誕生日迎えますしね.
- 剛
- 何月何日でしょう?
- 及川
- 10月の24日です.
- 光一
- もうすぐですね.
- 剛
- お幾つに?
- 及川
- 29になります.
- 剛
- 29歳.
- 光一
- 王子からミッチーさんに転職したとしても,ミッチーさんはトイレには行きますか?
- 及川
- もちろん.トイレにも行くね,カーペットをコロコロって.あと料理とかも時間のある時は.
- 光一
- お料理するんですか.
- 及川
- 料理します?
- 剛
- たまに.
- 光一
- たまにしますけど.
- 及川
- どんなものを?
- 光一
- ショウガ焼とか.
- 剛
- 僕,スパゲティ.
- 光一
- なに作ります?
- 及川
- 目玉焼きとかですかね.
- 剛
- 目玉焼き?
- 及川
- まあ,いいじゃないですか.次の話題.
- 剛
- なんでやねん?
- 光一
- じゃあ,次の話題,LOVE LOVEなものいきますか.
- 剛
- もういきますか?何撮ってきていただいたんでしょうか.
- 光一
- なんですかこれは?
- 及川
- マネキンです.
- 光一
- おっぱい?
- 剛
- おっぱい?
- 及川
- 女性の肉体美というか,好きなんですね.
- 光一
- これ,家にあるんですか?
- 及川
- 家にあります.玄関に飾ってあります.
- 剛
- これ,ピザ屋のお兄ちゃんなんかびっくりしません?
- 及川
- これ,名前がマリアっていう.
- 光一
- 勝手につけたんですか?
- 及川
- 勝手につけました.
- 剛
- 何か悲しいことがあったら抱きついて?
- 及川
- 出かける時に「行ってきます」って.
- 光一
- 拓郎さん,どうですか?これ.
- 吉田
- 出かける時に「行ってきます」?
- 及川
- やっぱり出かける時に「行ってきます」とか「ただいま」とか言う相手ほしくない?
- 剛
- それは欲しいですよ.
- 吉田
- それってすごい家庭じみてない?
- 及川
- 人間なんですよ.
- 光一
- ミッチーは人間やと.
- 剛
- 例えばそれがペットであったりするじゃないですか.そうじゃなくてマネキンなんですね.
- 及川
- やっぱりフォルムが美しい.見ててうっとりしませんか?撮影も僕なんですけど.
- 光一
- 本物の女性でいいじゃないですか.
- 及川
- いや,本物の女性は飾っておけないからね.
- 光一
- っていうか,飾られたらほんま恐いわな.
- 剛
- 家入られへんね.
- 及川
- 造形美っていう,見てて.
- 光一
- 男性のこういうのは置かないんですか?
- 及川
- ちょっと苦手.
- 光一
- ケント君とか.
- 及川
- マッチョとかは,あんまり.
- 光一
- やっぱり女性の肉体美が.
- 及川
- いいですね.綺麗じゃないですか,単純に.
- 光一
- そうですね.男の置いてたらちょっと厚くるしい.ムサ苦しいですね.
- 剛
- お?デビルマン.
- 及川
- これもまあ,造形美といえば造形美.
- 光一
- ムキムキでっせ.
- 及川
- まあそうだな.マッチョといえばマッチョだね.
- 剛
- 原作バージョンですよね.
- 及川
- そうです.デビルマンはやっぱり原作でしょ.
- 剛
- ね.
- 及川
- 読んだ?
- 剛
- 読みましたよ.奥深い話ですよね,あれも.
- 及川
- 世代的に,年齢的に少し差があると思うんだけれども,強く影響受けたものって.
- 剛
- 僕も好きなんですよね,デビルマン.原作も見ましたし.
- 光一
- デビルマンの実写版がキツいらしいな.
- 及川
- 実写版あるの?
- 剛
- 実写版というか,漫画の本をアニメ化して.みんなが連想してるデビルマンっていうのは,「デビルウィング!」とか「デビルビーム」とか言ってるデビルマンだと思うのよ.でも,いっさいそういうのないからね.かなり悪魔に近いデビルマンなんですよ.恐いデビルマン.
- 光一
- 実写版がキツいのはあれか,北斗の拳.
- 剛
- 北斗の拳.あのね,皆さん北斗の拳の実写版の見てはって下さい.まず,間違ってるとこは,外人がケンシロウやってますから.それで,「北斗百烈拳!」って言うのよ.それで,CGかなんかで速いんかと思ったら,ほんまの普通の人間の速さで「アタタタタ」って.ほんまね,一回見て.
- 光一
- すごい漫画くわしいんですよ.
- 及川
- 漫画好きですよ.
- 剛
- 好きですよ.
- 光一
- こういうの集めてるんですか?
- 及川
- そうだね,好きです.
- 剛
- 人形好きですか?
- 及川
- 僕,けっこう趣味がなくてね.今まで趣味だったものがみんなお仕事になっちゃってるんで.今,趣味探し中なんだ.何か趣味ある?
- 光一
- 好きなことって,車のこととかかな?
- 及川
- マニュアル車で?
- 光一
- そうですね.
- 及川
- 2速から3速にギヤチェンジする時カッコいいよね.
- 光一
- この動きが.3から2に戻すのもまたいい.マニアックですなぁ.
- 及川
- マニアックな話いってるな.
- 光一
- 拓郎さんは趣味はないんですか?
- 吉田
- 僕はないです,何にも.
- 剛
- ないんですか?
- 吉田
- 趣味はないです.ホワーンと生きてるだけで.
- 剛
- 何か持ちましょうよ,趣味.
- 吉田
- いい.
- 剛
- 畑かなんかやりません?
- 吉田
- 畑?
- 及川
- 耕して?
- 吉田
- 農作業?
- 剛
- ええ.
- 光一
- 確か農作業が趣味の人いたな.
- 剛
- 南こうせつさん.
- 光一
- 南こうせつさんみたいに.
- 吉田
- 嫌だよね,あんなのね.
- 及川
- 見つけようと思っても,そんな簡単にみつかんないんですよね,趣味って.ああいう仮面ライダーにしても何でもヒーローものフィギュアっていうのは好きかな.
- 剛
- 確かに置いてて気持ちいい.
- 光一
- これは先ほどのコロコロ.
- 及川
- コロコロです.
- 光一
- 僕も持ってます.
- 及川
- これ,大事だよね.
- 光一
- 大事.とっても大事.
- 及川
- 必需品.
- 剛
- 転がしてると.
- 及川
- やっぱり出かける時に衣服についたそういうホコリとか,そういうのを.
- 光一
- 身だしなみですよね.たまにカーペットとかやるとびっくりする.
- 剛
- 「うちはこんなに汚れてたんか?」みたいなね.
- 及川
- あるとないとじゃ.「よし,出かけるぞ」っていう気にね.
- 光一
- じゃあ,毎日出かける時に♪フンフンフンフン〜って.
- 及川
- いや,鼻唄は歌ってないですけど.
- 剛
- なるほどね.
- 光一
- これは何ですか?
- 及川
- これはですね,アロマオイル.ろうそくで熱して香りがたちこめる感じ.
- 光一
- 流行ってるみたいですもんね.
- 及川
- そうだね.友達からいただいたんですけど,あんまりね,寝付きが良くないんですよ.寝起きも良くないですね.だから,リラックスして寝ようかなと.
- 光一
- 寝起きはどうなるんですか?
- 及川
- 寝起きは非常に奥二重な感じで.なんか目がパッチリ開かない.
- 光一
- 僕はもう,寝起きはもう近寄るなビームを放ってますね.
- 剛
- 感じ悪いっスよ.
- 光一
- 感じ悪いっスよ,本当に.拓郎さん,寝起きは?
- 吉田
- 俺,寝起きメチャクチャいい.
- 及川
- 早寝ですか?
- 吉田
- いや,寝付きはすごい悪いけど,寝起きはすごい良くて,パッて起きて,起きた瞬間に行動できる.
- 光一
- 朝5時ごろ目が覚める?
- 吉田
- 5時半ごろ起きます.
- 光一
- お爺ちゃんですやん,それ.
- 及川
- 散歩とかに出たりします?
- 吉田
- いや,ぜんぜん.5時半に起きて,パッて新聞読んで,テレビ見て.
- 光一
- 太極拳とか?
- 剛
- やらん,やらん.新聞載ったらおもろいけどな.「吉田拓郎,太極拳」って.
- 吉田
- 俺,ああいうのダメなんだよね.ゆっくり動いてる感じっていうの.でも,寝起きすごいはやいね.最近ますます寝起きすごいな.パァーン!って感じ.
- 光一
- 最近,拓郎さんパァーン!とか多いですね.
- 吉田
- 生活がね,ほとんどパァーン!で生きてる感じ.
- 及川
- いいですね.
- 吉田
- はっきりしちゃってる,いろんなことが.
- 剛
- 健康的でいいじゃないですか.
- 及川
- そういう良い眠りを誘うように.お気に入りはピーチの香りなんです.それやるとけっこういい感じで寝れます?
- 及川
- 桃の香りが立ちこめてると,フフッてやっぱり幸せな気分になったりするじゃん.そういうの大事じゃない.
- 吉田
- なんで桃は幸せなの?
- 及川
- なんででしょうね?
- 吉田
- なんでだろう?ミカンとかスイカじゃダメ?
- 及川
- すいません.
- 吉田
- 桃ってある種ね.
- 剛
- ミカンは食べ過ぎると足の裏黄色くなったりしますやん.そういうところで魅力半減してるんですよ.
- 吉田
- サクランボとかでもいいでしょ.桃ってのは,かなりなもんだよ.
- 光一
- 桃はやっぱりちょっと,おケツっぽいところもあって.
- 及川
- 産毛の質感っていうかね.
- 光一
- サクランボとかやったら,二つピッってやるとちょっとね,なんか.
- 吉田
- 何の話してんの?
- 剛
- 何の話かわからんけど.
- 及川
- 頬寄せたくなるよね,桃はね.
- 光一
- 桃おいしい.おっと?
- 剛
- 自分の?
- 及川
- ナルシストぶり健在というか.これもお気に入りの,仲良しのカメラマンの人と撮影やって,お気に入りの写真を大きく引き伸ばしてもらって,パネルにしてるんですよ.
- 光一
- 自分の家で飾ってるんですか?
- 及川
- 飾ってる.
- 光一
- 俺もね,自分の写真引き伸ばして自分の部屋に飾りたいって思ったことある.
- 剛
- あ,そう?
- 光一
- だけど,これはちょっと嫌だなと.
- 剛
- 俺,一切もう.自分のCDから何から何まで置いてないですよ,僕.
- 及川
- ない?
- 剛
- 嫌なんですよ.家に帰ってまで,なんか仕事がちょっとでもあると.
- 及川
- なるほどね.
- 剛
- 仕事の意識じゃないですけど,仕事の僕がいるのが嫌なんですよ.ちょっとフワッとCDとったら笑ってたりとかして,「何を笑うとんねん?」って.雑誌とかめくっても,なんや一途な恋どうのこうの,「何を言うとんねん?」って.そういう感じなんで.
- 及川
- イメージと現実とを分けて?
- 剛
- ダメなんですよ.家帰ったら違う人の曲聴いたり,違う人のテレビ見たりっていうことが好きなんですよ.
- 及川
- なるほど.スイッチオフっていう時のきっかけって何かな?「お疲れ様でした」って言ったら終わりとか.
- 剛
- 「お疲れ様でした」でしょうね.「お疲れ様でした」で自分の車に乗った時がオフでしょうね.
- 及川
- なるほどね.
- 剛
- オンオフ難しいですよね.
- 及川
- 自分の載ってる雑誌とかを切り取ってスクラップブックとか,そういうのはないね,僕もね.
- 光一
- 絶対にしないですよね.
- 剛
- お母んみたいですやん.
- 光一
- 案外,拓郎さんやってたり.
- 吉田
- 俺ほら,あんまり出ないから.出ると嬉しいからやるかもしれないね.
- 剛
- どうですか?ちょっとこういうモノトーン系で撮ってもらって.
- 吉田
- 自分の写真が帰って自分の部屋にあるとびっくりするだろうね.
- 剛
- 煙草喫ってる斜に構えた感じを撮ってもらって.
- 吉田
- そしたらみんな自分の好きな顔とかあるんでしょ?こういう.嫌いな顔とか.これは好きな顔なんですか?
- 及川
- そうですね.
- 剛
- ちょっと何か企んでるふう.
- 吉田
- そうやって自分で言うかね?
- 及川
- そういう自分のこと好きエネルギーというのもね,隠していてもしょうがないですからね.
- 剛
- それはありますよね.
- 吉田
- 隠してあってもしょうがないけど,こう大っぴらにされるとね.
- 剛
- すごい電波利用してますからね.
- 及川
- お葬式なんかの時にててかなって.
- 剛
- これですか?
- 光一
- なんか見られてるなぁって.
- 剛
- 焼香しにくいですよ,これ.
- 及川
- 納得のいかない遺影とか嫌じゃないですか,やっぱり.
- 剛
- 確かにね.
- 吉田
- 遺影はね,確かに死んでからだから,間に合わないよね.クレームつけらんないじゃない.だから,最初に死ぬ前にこれでいってくれって言っとかないとね.
- 剛
- 言っとかんとね.なんか中途半端なのでやられてもね.
- 吉田
- なんか妙な修学旅行の記念写真から抜いたのじゃ嫌だね.
- 剛
- いかにも写真なかったんかいな?っていうぐらい引き伸ばされてたりして,粗くなってたりしてね.
- 及川
- あり得ます.でも,遺影は自分で選んで,参道には僕の等身大看板をズラーッと並べたりして.
- 光一
- 自分で自分を送るんですね?
- 剛
- 悲しいんか悲しないんかわかりませんよ,それ.
- 及川
- ファンキーに葬式にしたい.
- 光一
- すごいこと考えてるなぁ.
- 及川
- これはマリアですね.
- 光一
- さっき聞きましたから.ということで,ガチャガチャマシーン・アルファ・テン.
- 剛
- ガチャガチャマシーン・アルファ・テン.
- 光一
- 数字はないの?
- 剛
- ガチャガチャマシーン・アルファ・テン・吉田君.
- 吉田
- これが吉田君?
- 剛
- 5年3組吉田君.
- 光一
- 質問に答えていただきます.
- 及川
- どんな質問でしょう?
- 光一
- 「若い女の子に超モテモテのミッチーさんに質問です.ミッチーさんにふさわしい結婚相手のイメージを教えて下さい」.
- 剛
- 結婚相手.どういう方がええでしょう?
- 及川
- そうですね,まあ,センスですよね.何でもセンスだと思うよね.着るものもしゃべり方もね.踊り方.
- 吉田
- 踊り方?
- 光一
- っていうかね,踊れない人のほうが多いと思います.
- 剛
- 家で踊られてもモッさいと思いますよ.
- 及川
- でもね,僕,けっこう家の中で.
- 剛
- 踊っちゃうんですか?
- 及川
- ターンとかします.
- 光一
- 一人で?
- 及川
- うん.
- 剛
- 一人で?
- 及川
- 冷蔵庫からものを取り出して,閉めると同時にクルッと.
- 光一
- そうですか.
- 剛
- それは難しい.閉めてターンして,一回転した時には奥さんが手を出してるという.
- 及川
- そうそう.
- 剛
- それぐらいの奥さんでないとやってけないですよね.
- 及川
- ミュージカルチックの.やっぱり歌と踊りに溢れた生活っていいかなと思いますよね.
- 剛
- 子供も生まれた瞬間にクルッと回って欲しいですよね?それで「あ,俺の子や」って思いますもんね.
- 及川
- それか流し目ね.
- 剛
- 嫌なガキやね,それ.流し目して.
- 光一
- それは難しいで.センス.
- 及川
- センスが合う人ならば,特に他は気にしないなぁ.
- 光一
- ミッチーさんのセンスに合うのは大変ですよ.
- 剛
- 難しいんちゃいます?けっこう.
- 及川
- そうですかね?大丈夫,大丈夫.
- 光一
- みんなセンス磨かなね.
- 剛
- みんな磨いて.
- 光一
- もう一ついきたいと思います.ちょっと待って下さい.これ,とんでもない質問が出てきた.「相川七瀬さんに質問です」って.
- 剛
- おいおい.いつの話や?
- 光一
- ああ,ドキッとした.吉田君になってから調子悪いな.
- 剛
- 頼むで,吉田くん.
- 光一
- それではLOVELOVEな歌にいきたいと思います.
- 及川
- これは迷いましたね.
- 剛
- ミッチーさんのLOVELOVEな歌.
- 光一
- ずばり.
- 及川
- 近藤真彦さんで,「ハイティーンブギ」.
- 光一
- 僕たちの先輩.若いですよ,このマッチさん.
- 及川
- やっぱり小学校の時にたのきんがすごい好きだったんで.
- 剛
- 見て下さい,カッコいいですよ,これ.「ハイティーンブギ」.
- 光一
- これは山下達郎さん作曲,松本隆さん作詞.「ガラスの少年」の.
- 及川
- あ,そうか,そうか.
- 光一
- 同じなんですよね.
- 及川
- 普遍的なんだろうね,クォリティが.
- 剛
- どこに惹かれるんでしょう?「ハイティーンブギ」.
- 及川
- 爽快感というかね,歌ってて何か失ったあの頃.がむしゃらだった俺.
- 剛
- 何もかもがむしゃらだった.
- 及川
- ちょっと取り戻せる気がするよね.
- 光一
- 名前でマッチとミッチーってちょっと似てるものがありますね.
- 剛
- 似てますね.
- 光一
- 何か共通点みたいなものは?
- 及川
- サインが僕,「みっちー」ってひらがなで書くだけなんですけど,それは昔,近藤真彦さんも「まっち」って.
- 光一
- そのへんで共通点が.
- 剛
- あんねんや.
- 及川
- 今,思いついただけですから.俊ちゃんと迷ったんだけどね.
- 剛
- 俊ちゃんだったら何だったんでしょう?
- 及川
- 「恋はDo」.
- 剛
- なるほど.♪I wannado〜
- 光一
- ♪ハートが欲しい〜.
- 剛
- なるほどね.
- 光一
- まあ,今夜は僕たちも参加させていただきますんで.ヨッちゃんさんも弾いてくれますから.
- 及川
- そうそう,ギターがね.
- 剛
- 今日,リハーサルとか見ましたけど,ギターすごいんで.
- 光一
- それではスタンバイよろしくお願いします.
- 及川
- OK!
(C) FujiTelevision Network,Inc. All rights reserved.
|