#040
HomePageだけの特別編集版 大友康平編
- 大友
- 僕らは吉田拓郎さんって言うよりも,バンマスっていうほうが.
- 光一
- 拓郎さんは.
- 大友
- ええ.もうツアーしちゃいましたから.長崎,神戸とですね.
- 光一
- そうなんですか?
- 大友
- そうですよ.「日本を救え」っていうイベントがありまして,いろんな人が集まってスーパーバンドを作って,いろんな曲を演奏して.もう大変でした.もう本当にバンマスが.
- 光一
- え?どういうふうに大変だったんですか?
- 吉田
- 余計なこと言わないでいいんだって.ゲストなんだから.
- 大友
- いやいや,いつもね,見ててもバンマスがあんまり喋らないからね,やっぱりバンマスを話題にしないと.で,リーダーですから,リーダーはいちばん偉いわけですよ.
- 光一
- そうですね.
- 大友
- で,リーダーむくれても,機嫌悪くてもいいんです.みんなでですね,「何があったんだろうなぁ?今日は機嫌悪いな」っていうんで,いろいろ理由を探しながらですね.まあ,単純に寝不足とかですね,ちょっと飲み過ぎたとかですね,だいたいそんなもんなんですけど.でも,本当に二人ですごいリズムセクションやってましたから.あの,ベースって御存じだと思うんですけど,本当にベードラと一緒に♪ドーン,ツ,ドババ,ツ,ド〜.
- 光一
- そうですよね.
- 大友
- 自信がある時は,♪ビーン,ツ,ビ,ビビーン〜っていくんですけど,時々コード忘れると,♪ビーン,ツ,パ,ン,プッ,プッ〜って.叩いてて「え!?ベースがない.ベースが」ってあるんですけどね.
- 光一
- 拓郎さんベースもやりはるんですか?
- 吉田
- ええ.僕,何でもウマいんですよ.ね?
- 大友
- 何でもウマいです.
- 吉田
- ね?
- 光一
- 拓郎さんベースって,なんかイメージないですね.
- 吉田
- いや,僕ね,君ら知らないけど,リハーサルの時ね,吉田健とかよくサボるから,僕ベース弾いてるよね.
- 剛
- よく座ってますよね.ベンベン,ベンベン.
- 光一
- 参加してはるんですか.
- 吉田
- うん,そうそう.代役なんですよ.もう,大友君のドラムについていくっていうベースなんですよ.二人でいくんです,いつも.
- 大友
- そうですね.「一緒にいって」って感じですね.
- 吉田
- はい,本当に二人で.
- 大友
- で,あの,ドラムのカウントで始まるわけですから,ヴォーカルよりもギターよりも偉い気分になるんですね.自分がカウントを出さなかったら曲が始まらないでしょ.
- 光一
- 始まらないですね.
- 大友
- それで武道館とかでコンサートやったことがあるんですけど,僕はずっと高校時代ドラムやってて,ドラムで出来ればプロになったら嬉しいなと思ってたんですよ.で,「日本を救え」っていうイベントがあって,武道館でやったんですよ.で,僕ドラムですから.一曲目,バンマスの「落陽」って曲なんですけど,これは僕ともう一人,稲垣さんっていう大変な人なんですけども.
- 光一
- 大変な人?
- 大友
- ええ.です.で,要するにハイハットの♪チーッ,チーッ,チーッ〜で始まるわけじゃないですか.憧れの武道館でドラマーとしてステージに立って嬉しかったですね.すごく嬉しかったですね.
- 光一
- 今もドラムってやってます?
- 大友
- うーん?もういわゆる昔の太鼓なんです.♪ドン,ターカ,スカドド,タッ〜っていうね.今はあんまりないタイプのリズムなんですけど.
- 光一
- ♪ドン,ターカ,スカドド,タッ〜っていうのは,今はもうないんですか?
- 大友
- シェイクっていう,昔はそれが主流だった.今は♪ドッ,パッ,ドッ,パッ〜ってベードラとスネアが同じ.いわゆるワンバスっていうんですか?
- 吉田
- うん.
- 大友
- 僕らの時は♪ドン,ターカ,スカドド,タッ〜っていう.で,ベースが♪ドゥン,ドゥドゥ,ドゥクドゥン,ドゥン〜と合わせるんですよ.これがすごくエクスタシーですね.
- 光一
- それが気持いい.
- 大友
- 気持いいです.
- 吉田
- あんまり人の話,聞いてないよね,僕.よく考えてみると.
- 大友
- ロックですよね.バンマスは.
- 吉田
- そうですか?
- 大友
- そうですか?って.
- 吉田
- いや,もう,おたくのおっしゃる通りに.
- 大友
- はい.じゃあ僕が正解だったっていうことで.
- 吉田
- そうですね.
- 光一
- あと,年間100本ですか?コンサート.
- 吉田
- いちばん多い時,幾つぐらいやったの?
- 光一
- もっといってます?
- 大友
- 1987年で175本だったですね.そのうち2ヶ月から2ヶ月半レコーディングしてましたから,だいたい9ヶ月半ぐらいで175本.大体1月18本ですよ.
- 吉田
- 2日に1本.
- 光一
- もう毎月っていう感じですかね?
- 大友
- そうですね.18本平均でいって,10ヶ月で180本ですかね.だからね,今日どこにいるのかって,時々.まあ,すごいお酒飲むほうなんで,僕は一人で帰ります,歩いて.で,朝,起きた時に,「今日,俺,どこにいるんだ?」ってありますよね.わりとあの,ホテルってだいたい同じ作りが多いんですよ.なんとかチェーンてあるじゃないですか.なんとかインとか.で,ホテルの形も一緒なんで,わかんなくなっちゃうんですね.で,朝,起きて引き出し見て,例えば「松江」とか書いてあると,「あ,今日は松江にいるんだ」っていう.そういう.
- 光一
- もうそんだけ回っちゃうと.
- 大友
- でも,楽しいですよ.
- 光一
- バテません?
- 大友
- 修学旅行みたいなもんですもん.
- 光一
- 修学旅行.
- 大友
- 酒も女もある修学旅行っていう.
- 光一
- バンドの皆さんと.
- 大友
- そうですよね.
- 光一
- バテませんか?
- 大友
- バテませんか?
- 吉田
- 旅,好き?
- 大友
- 好きですね.あんまり好きじゃないんですよね?
- 吉田
- 東京嫌い?
- 大友
- 東京はたまに好きですけど.
- 吉田
- 長崎なんて好き?唐突だけど.
- 大友
- うーん?長崎に一緒にツアーに行った時に,大変でした,バンマスが.
- 吉田
- 違う,そういう意味じゃないんだよ.そういうことを話してくれって言ってるんじゃないんだ.
- 光一
- それは聞きたいですね,ぜひ.
- 大友
- これはね,ちょっと言えないんだ.
- 光一
- 言えないですか?
- 大友
- ちょっとね,インパクトが強すぎる.
- 光一
- いや,そんなん言われると.
- 大友
- ただ,すごくバンマスがやんちゃになっちゃって,しょうがないんで.いわゆる女性がいる店に,いわゆるクラブっていうとこですけど.今みんなが行くクラブじゃないですよ.クラブ.女性がいてお酒を作ってくれて.「あ,もしかして拓郎さん?」って,そういう感じの店なんですけどね.ま,そこでちょっと事件がありましてですね,まあ,……そこだけに勘弁して下さい.
- 光一
- 事件があったわけですね.
- 剛
- それ以上は言えないと.
- 大友
- 事件まではいってません.その直前で食い止めました.
- 光一
- ああ.
- 吉田
- それ,そういう意味じゃあ,守ってくれた命の恩人に等しいような人なんですよ.
- 大友
- いや,次の日本番なんで,早く帰さないとダメかなとか思って.
- 吉田
- ヘタしてると,俺は留置場に入ってたね.
- 光一
- え?そうなんですか?
- 吉田
- 軽犯罪法なの?あれは.
- 大友
- 十分いってますね,あれは.
- 光一
- ええ?そんなことまで.
- 吉田
- いや,べつにそんな暴力とかは.口で喋ってるだけなんだよ,いろんなことを.ただ,その喋ってる内容に問題があったわけ.
- 大友
- 内容はちょっと失礼だったかなと.で,それはちょっとここじゃ言えねぇなと.いちおう武士の情けということで.
- 光一
- ええ.でも,拓郎さん,昨日なんかすごいことがあったらしいじゃないですか.
- 吉田
- 夕べの話ですか?
- 光一
- ええ.
- 吉田
- 今聞くんですか?そんなこと.ドキッとするじゃない.
- 光一
- なんか,猥褻を受けたとか,拓郎さんが.
- 吉田
- いや,最近ね,本当の話なんだけど,この番組やってるおかげで,いい意味で言うとおかげで,悪く言うと頭に来るんだけど,ちょっと顔を知ってる人が増えてきたんですよ.「吉田拓郎ってあいつだ」っていう.すると,例えばお酒飲みに行ってても「あ,テレビに出てる人だ」とかいう女の人たちがいるんですよ.やっぱりまんざら悪い気もしないので,「そうそう,僕だよ」ってな感じで.すると,横に座ってくれた女の人が「絶対にテレビによく出てますよね」っていうから,「ああ,最近出てるかも知れないね」ぐらいの感じで,「早く俺の名前言ってよ」っていう感じなんですけど.そうすると,「こうせつさんでしょ?」っていう.
- 大友
- それ,失敬な奴だなぁ.
- 吉田
- うん.ムッとくるね.そういうのがムッとして,転々としてるうちにね,お店の女の人たちとちゃんとわかってもらってさ,なんで俺が大友とこうやって話ししなきゃいけないの?
- 大友
- いや,いいですよ.いつもバンマスぜんぜん喋ってないから,たまにはいいですよ.
- 光一
- そうですよ.たまにはもう.
- 吉田
- 最近よく喋ってるよ.
- 大友
- いや,そうでもないです.
- 吉田
- だからね,夕べはね,もう死語に近いけどさ,夕べはさ.
- 大友
- 弾けた?
- 吉田
- 弾けちゃった.カーン!! なんて言って,すごかったの.昨日,この番組のリハーサルがさ,11時ごろ終わったんだよね.
- 剛
- そうですよ.
- 吉田
- 遅かったんだね.君,昨日来なかったでしょ.
- 光一
- いや,僕,ドラマ中だったんですよ.
- 吉田
- そうでしょうね.だからね,遅かったんですよ.遅かったんだけども,なんか疲れたから,リハーサルがたくさんあって.大友君の曲とかいろいろあってですね,「これはもう,ちょっとやっぱり飲みに行こう」っつって,LOVELOVEオールスターズの行き付けって麻布にあるんですよ.今日,行きましょう.
- 大友
- 麻布ですか.
- 吉田
- ええ.みんな知ってます.そこでまあ,いろいろ弾けまくって.それで,ちょっと犯されそうになっちゃったんですよ.
- 大友
- え!?
- 光一
- 拓郎さんが?
- 吉田
- ええ.僕,もう本当に危険を感じたぐらいです.「俺は今夜やられるぞ」って思ったぐらいですから.非常に恐い思いをして,「こいつとは別れよう」ってなことを………….いや,編集して下さいよ.今,私語を交してるんだから.
- 大友
- ですから長崎の時はこれに近い状況なんですけども,女性のほうにその気はなかったんですね.
- 光一
- それのまた逆ですね.
- 大友
- そうです.
- 剛
- ああ,なるほど.
- 大友
- ちょっと言葉に出して言えないんですが.
- 光一
- そうですね,ちょっとね,はっきりとはね.そうですよね.
- 大友
- F系の言葉だったんですけども.それをいろいろ連発しながら.
- 吉田
- 確か「フォルテシモ」って言ってたんじゃなかった?
- 大友
- そうです.あと,あの,フェラガモですか.
- 吉田
- ああ,メーカーで言うとフェラガモね.
- 光一
- さぁ,それではこのへんでですね,LOVELOVEなものについてお聞きしたてんで,デジタルスチルカメラのほうにね,収めてきていただいて.
- 大友
- これです.
- 光一
- これは?ちょっと犯罪者のようですけど.
- 大友
- これはローリング・ストーンズというバンドで.
- 光一
- ああ,ローリング・ストーンズ.
- 大友
- ミック・ジャガー.アンディ・ウォーホールさんの作品です.
- 光一
- ミック・ジャガー.
- 大友
- 肉ジャガーじゃないですよ.
- 光一
- ええ,ミック・ジャガーですよね.
- 剛
- 肉ジャガーって.
- 大友
- すいません.ちょっとオヤジかましました.これはね,すごい貴重なやつなんですよ.
- 剛
- アンディ・ウォーホールさん.
- 大友
- アンディ・ウォーホールさんの.
- 光一
- 大友さんの家にある?
- 大友
- そうです.100畳のリビングに.
- 光一
- 100畳のリビング?
- 大友
- すいません,見栄張っちゃいました.これ,すごいじゃないですか.これ,夕張映画祭という,北海道の夕張という街があるんですが,そこで映画祭があって.そこで先日亡くなられた勝新太郎さんと原田芳雄さんと偶然居合わせて,写真,写させてもらったんです.すごくいい人だったですね.もっと恐い人かなと思ったんですけどね.で,これがね,お二人は御存じないと思うんですけども,デニス・ホッパーって.これ,「スピード」って.
- 剛
- ですよね.
- 大友
- 「Go!Go!Heaven」じゃなくってですね.あの,「スピード1」っていう映画があ
りまして.
- 剛
- 犯人役をやってましたよね.
- 大友
- 元々は「イージー・ライダー」っていう映画があって,そのヒーローで,僕すごい憧れた人なんですよ.この人と偶然お会いしまして.
- 剛
- すごいですね.
- 大友
- ええ.顔が小さいんでびっくりしました.はい.
- 光一
- そういうことですか?
- 大友
- で,本当に映画好きな人でしたら,もう憧れの人なんで.
- 光一
- もうびっくりしちゃいますよね.
- 大友
- その人と一緒に写真撮ったんで,これは本当に宝物ですね.
- 光一
- 珍しいですね,こうやってLOVELOVEなものを本当に撮ってきてくれるっていう方は.
- 大友
- ええ,けっこう生真面目なんですね.以上です.はい.
- 光一
- 皆さん適当に撮ってきますからね.横断歩道とかね.
- 大友
- けっこう性格がダメなんですね.
- 光一
- フミヤさん横断歩道撮ってどうすんだ?っていうのありましたけど.
- 大友
- まあ,芸術家ですからね.僕は一般庶民ですから.やっぱりそういうのは.
- 光一
- 真面目なんですね.さぁ,続いてはですね,ガチャガチャマシーン・アルファでございます.
- 大友
- これ何ですか?
- 吉田
- なんか質問が入ってて.
- 光一
- この中に質問がいっぱい入ってるんですよ.それに答えていただきたいんですよ.回していただくと出てきますんで.
- 大友
- 右回り?反対回り?
- 光一
- 反対回りですね.時計回りでございます.ありがとうございます.
- 大友
- あ,質問が入ってるんですか.
- 光一
- けっこうね,キツい質問,たまに入ってるんでね.はい,いきます.「大友さんと言えばやっぱりライヴ.ロックンローラーとして数え切れないほどのライヴの中で,一番カッコ悪かった失敗を教えて下さい」.
- 大友
- 失敗はたくさんありますからね.
- 光一
- あります?たくさん.
- 剛
- その中でも「これはちょっとキツかったな」っていう.
- 光一
- カッコ悪いっていう.
- 大友
- そうですね,まあ,歯を折ったこととか.
- 光一
- え!?
- 大友
- それからまぶたを切ったこととか.あの,結局,僕マイクスタンド持って走り回るんで.で,今でこそワイヤレスマイクっていうコードがないですけど,昔はあったじゃないですか.だから,走ってると誰かが踏んじゃうんですよ.そうすると,身体は行くんだけど,マイクは止まるんですよね.だいたい歯を折ったことと,まぶたの上を切ったことがある.それで,その切った瞬間っていうのは,ちょっと痛いんですけど,ちょっと熱いなって感じがする.でも余裕なわけですよ.それで舞台そでに引っ込んで,ちょっとタオルで拭いたら血が出てるじゃないですか.人間て,血って見るとビビるんですね.
- 剛
- ビビりますよね.
- 光一
- ビビって痛くなるんですよね.
- 大友
- そうなんですよ.それで救急車呼んでもらって.でも,救急車呼んできたんですけど,お客さんがすごく盛り上がってるんで,「すいません,一曲だけ.涙のバースデーって曲歌ったらいきますから」っていったら救急隊員の人にしこたま怒られましたね.「僕たちは救急隊員だよ.一刻一秒を争う人を助けるために来てるんだから,ふざけるな!!」って怒って帰っちゃいました.それで歌った後に,今度はやっぱりかつがれていきましたね,今度は.痛かったですから.それとか,やってる最中に近くの発電所に雷が落ちて,全部吹っ飛んだんですよ.
- 光一
- 音も全部消えちゃいますもんね.
- 大友
- ♪チャーン,チャラララ〜ボンッ!! って消えたんですよ.で,聞こえてくるのはドラムの♪チャン,トン,チャン,トン〜ってやってるんですよ.
- 光一
- スピーカーも全部アウトで.
- 大友
- あとは全部電気の音ですからね,ギターもキーボードもベースも.で,♪チャン,トン,チャン,トン〜って.「おかしいなぁ」って言ってたら,落雷があったんで.で,やっぱり2時間ぐらい中断したんですね.
- 光一
- パニックになりませんでした?
- 大友
- いや,いちおうちゃんと説明しましたから.で,洒落利いてるほうですから,見事に落っこった瞬間からまた始めましたね.落っこった位置にもう一回戻って,みんなで.その日はそのコンサートで,そこの部分だけが一番ウケましたね.まあ,後は普通に,アンコールで焦って出てったらチャックが開いたまんまだったとか.
- 光一
- ああ,それは僕もよくありますよ.
- 大友
- それと,わりと色の薄いジーパンはいてて,ドリンクをこぼしちゃうんですよ.股間に.そうすると,なんか漏らしちゃったみたいな感じになるじゃないですか.
- 剛
- 僕,よく制服,学校行く前にですね,歯を磨くじゃないですか.
- 大友
- はいはい,はいはい.
- 剛
- で,僕,歯を磨くのヘタなんですよ.
- 大友
- こぼれるの?
- 剛
- こぼれちゃうんですよ.だから,たまにその,流すときに大事な部分に歯磨粉落ちちゃうんですよ.それで,ちゃんとふくんですけど,白く残るじゃないですか.だからね……,嫌なんですよ.
- 光一
- 言いたいことは,はっきり言いなさい.
- 剛
- みんなに責められるんですよ.
- 光一
- それは責められるわな.
- 剛
- 嫌でしょ.朝のホームルームからけつのホームルームまで.
- 光一
- 白いとな.
- 剛
- その日のあだ名,最悪のあだ名になりますよ.ほんまに.
- 光一
- そうやろうな.
- 剛
- ショックですわ.
- 光一
- さぁ,それではですね,大友さんのLOVELOVEな歌,曲について聞きたいんですけど.えぇと,いろいろ悩んだんですけど,まあ元々はバンマスの曲なんですが,「たどり着いたらいつも雨降り」っていう曲がありまして.僕はモップスっていう鈴木博光さんてわかんねぇだろうなぁ.「朝まで待てない」とかですね,「月光仮面」とか.あの,バンマスのやつは,やっぱりフォークふうアレンジなんですよ.モップスっていうのはギターが♪ガンガンガンガン,ガンガンガンガン,バーン,バーン,バババーン〜ってロックなんですよ.それでちょうど僕が高校生ぐらいの時は,いわゆるビアガーデンとかダンスパーティーとか,そういうところで演奏してるんですね.だから,レパートリーが100曲ぐらいないと演奏できないんですよ.だから,ギターの人もベースの人もヴォーカルとるんですが,僕はドラムしながらヴォーカルして.みんな20曲ぐらいずつ持ち曲がないと.1日やっぱり2時間のステージを4回とかやるわけですから.すごくやっぱり一番ウケて,ノリもよくて.すごく思い出がいっぱい詰まってる曲が,その「たどり着いたらいつも雨降り」っていうことで.今度またバンマスの.
- 吉田
- あ,そうです,はい.
- 大友
- 名曲ですよね.
- 吉田
- どうもありがとうございます.
- 大友
- いろんな人がカバーしてますね.
- 光一
- あ,そうなんですか.もとは拓郎さんですけども.
- 大友
- 子供バンドとかね.知らないですか,どうもすいません.いろんな人がすごく.で,今回,最初はね,すごくフォークっぽいアレンジでオケが上がってきたんですよ.で,プロデューサーのきくちさんにね,「俺はこれだとちょっとダメだなぁ.俺,モップスのバージョンだから気に入ってるんですよ」っつったら,見事にさきほどお話した吉田健さんが,見事に1日でアレンジを変えまして,ロックっぽく骨太にしてくれまして嬉しかったですね.
- 光一
- わかりました.じゃあ,その歌をよろしくお願いします.
- 大友
- はい,わかりました.
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