#157
HomePageだけの特別編集版 ムッシュかまやつ編
- 光一
- はい,今夜のゲストはムッシュかまやつさんです.
- 剛
- よろしくお願いします.
- 光一
- 先ほども言いましたけど,2000年第一号のゲストということで,よろしくお願いします.
- かまやつ
- よろしくお願いします.
- 光一
- 2000年ということで,お人形もちょっとかえてみました.さあ,そしてムッシュさんの.
- 剛
- はい,今日も非常に似ております.
- 光一
- 似てるねぇ.いいっスねぇ.うまく特徴とらえてるなあ.これ,お持ち帰り下さい.
- かまやつ
- いいんですか?
- 光一
- どうぞ.ムッシュさんとお会いしたのは,拓郎さんのコンサートの国際フォーラムで会った挨拶程度だったんですが.
- かまやつ
- そうですね.
- 剛
- 僕は衝撃的な出会いで.拓郎さんのコンサートでトイレ入ったんですよ.そんで手を拭いて.そしたら後ろでドアがドンドンって言うんですよ.それで急がなと思ってパッと出たらムッシュさんがたってらっしゃって「あ,おはようございます」って.
- 光一
- 嫌やな,そんな出会い.あの,なぜムッシュさん?
- かまやつ
- 昔,堺正章さんとか井上順さんとスパイダースっていうグループをやってて,その時僕はフランスかぶれだったんですよ.ただ,そういう理由でムッシュってあだ名がついて.ただ.ムッシュなんてフランス行けば2500万人いますから.
- 剛
- そこからきてるわけですか.
- 光一
- スパイダース,僕らはタイムリーではわかんないんですけども,やっぱり聞くとこではすごいと聞くんですが.
- かまやつ
- けっこう人気があったんですけど,僕らよりもっと人気があったのが,初代ジャニーズだったんですよ.それでジャニーズの皆さんがロサンジェルスに踊りのレコードに半年ぐらい行ってる間に僕らが一番になったんですけど.
- 光一
- やっぱり追っかけとかすごかったですか?
- かまやつ
- けっこうすごかったです.でも,僕というよりも,マチャアキとジュンちゃんの追っかけが多かったですけど.
- 光一
- コンサートでも失神する熱狂的なファンが多かったって聞いたんですけど.
- かまやつ
- まあ,それは大袈裟なんですけど.けっこう近いものありましたね.
- 光一
- 拓郎さんのコンサート,このあいだ見させていただきましたけど,すごいですね,男のファンが.「たくろー!!」って.
- 剛
- 「おい,たくろー!!」って.
- 吉田
- 「おい」って言ってるよね.すごい失礼な人たちですよね.
- 剛
- 本当,そうですよね.
- 吉田
- 今言われて気が付いたけど,「おい」はないよね.
- 光一
- でも,ああいう感じの声援は,僕らあんまり聞けないんで.
- 吉田
- 聞かないほうがいいですよ.
- 光一
- 拓郎さんとムッシュさんお付き合いっていったらおかしいですけど.
- 吉田
- 僕が東京に出てきた時に,やっぱりあんまり友達いなかったんですよ.僕の周りってフォークソングっていう人はいたんですけど,どっちかっていうと暗いんですよ,歌っている歌も暗いし.「どうして生きて行かなきゃいけないんだ?」みたいな人ばっかりで.かまやつさんは,ぜんぜん違ってて,いわゆるロックの人だったから,メチャ遊び人なんですよ.僕,東京に来ていちばん最初に六本木で遊ぶこととか,そういうの全部かまやつさんに教わったんです.
- 光一
- じゃあ,今でも六本木行こうとか銀座行こうとかいうのは,かまやつさんが原因なんですか.
- 剛
- なるほど.
- かまやつ
- でも僕もね,拓郎さんにいろんなこと教わったんです.まずお酒.僕,30ぐらいまでお酒ほとんど飲めなかったんですけど,拓郎さんから出会ってからもう吐くまで飲まされて.一番弟子ですね,僕.二番弟子が井上陽水さんなんですれどね.1年ぐらい吐きまくって成長したっていうか.もう一つ教わったのは,喧嘩の仕方.
- 吉田
- 違うんだよ.あのね,ちょっと時間をいただいて.かまやつさんってメチャずるい.俺,東京の人って汚いなって思ったんだけど.すぐね,例えばね,僕の気に入らなそうな人が一緒にいたりするじゃない.そういう人を目ざとく見つけると,すぐ喧嘩をさせるわけ.「拓郎,おまえ,あいつ気に入らねぇんだろ」とか言って.「ちょっと,あんまり好きじゃないですよ」とかいうと「やっちゃえ,やっちゃえ」とか言うんだもん.
- 光一
- 吹っかけてるんじゃないですか.
- 吉田
- それでだんだん俺がその気になってお酒も飲んで酔ってくると,「やっちゃおうかな,あの野郎」とかその気になるんですよ.それでやり始めると街へ出てってね,「吉田拓郎がいま喧嘩してるぞ」って.見物人がいっぱいいて,すごい恥ずかしい.
- 光一
- そういうイメージを持たせたのは,かまやつさんが.
- 吉田
- そう.それから僕は下駄なんかはいたことないんですけど,僕が普段,下駄をはいて歩いてるっていうイメージは,かまやつさんの♪下駄を鳴らして奴が来る〜って,あれ僕が作ったんですけど,歌ったのはこの人なんですよ.僕はずっと下駄はいて歩いてると思われてて,あるブティックへ行った時も,「あれ?今日は下駄じゃないんですか?」って言われて.そういう悪いイメージは全部この人から.
- 光一
- どうですか?そのへんは.
- かまやつ
- たしかにそういう向きもありましたけど.
- 光一
- 認めてます.
- かまやつ
- でも,基本的に喧嘩は強かった.
- 光一
- 今は「僕ちゃんやめて」みたいな,なんかそんなイメージなんですけど.
- 吉田
- そう言われてみると,僕,メチャ弱いな,最近.
- 剛
- このあいだのアボリジニにだいぶびっくりしてましたよ.
- 吉田
- 怖かった.
- かまやつ
- 拓郎さんは,そういう怪人とか野人とか,そういう得体のしれないものに弱いみたい.それでタコが好きですね,食べるものは.
- 吉田
- タコは気が会うんだよね,俺たち.
- 光一
- 僕も好きですね.
- 吉田
- タコ嫌い?
- かまやつ
- 特別好きでもない.
- 吉田
- タコがいいって.
- 光一
- それもよくわかんないけど.
- かまやつ
- 男の人はタコ好きだよね.
- 光一
- お刺身系は,アワビにしても,固いのが好きですね.
- 吉田
- 光一そういうの好きだよね.
- かまやつ
- 歯がいいってことだから,健康な証拠だよね.
- 剛
- オッさんやぞ.だって,店で何食べようかなと思って,「あ,すき焼きがある.すいません,すき焼き下さい」って言ったら,こいつ「すいません,ナマコありますか?タコはボイルしてるんですか?」って.その横にリーダーもいて,年齢層一緒やったぞ.
- 光一
- リーダーも子持ちししゃもとかね.まあ,拓郎さんと知り合ってから,どれぐらい年月が経ってます?
- 吉田
- 25年ぐらいですかね.
- かまやつ
- 25年ぐらいですか.1970年ぐらいですね.
- 光一
- まだ僕らが形にもないころですね.
- 剛
- 多分,まだ食品かなんかだったかもしれないですね.
- かまやつ
- 不思議だよね.
- 光一
- この場でそんな話されてもね.どうですか?拓郎さんの第一印象なんて覚えてます?
- かまやつ
- あのね,取っ付きにくくて怖い感じがして.
- 光一
- かまやつさんのほうが年上ですよね?
- かまやつ
- 年上なんだけれども,すごい魅力的な人で,オーラを発してたから,友達になりたくて.ずっとそうやって生きてきたんですよ,私.魅力的な人ってさ,話してみたくなったり,どんな生活してるのか知りたいじゃないですか.でも始めは取っ付きにくくて,ウェルカムって感じじゃないじゃないですか.どっちかっていうと全部あっち行けってタイプで.
- 光一
- おまえが嫌いだタイプですね.
- かまやつ
- そう,「俺はおまえが嫌いだ」ってとこから始まって「少しずつ好きになってきた」ってそういうタイプよ.難しい人ですよ.
- 光一
- 昔と今って変わりました?
- かまやつ
- ぜんぜん変わってない,基本的に.その変わってないとこがまた好きなんですけどね.
- 光一
- 好きなんですか,拓郎さんのこと.
- かまやつ
- べつにその.
- 吉田
- そういう意味じゃないだろう.
- 光一
- 拓郎さんはどうですか?
- 吉田
- 僕も好きですけど,そういう気持ちは湧かないですよ.「抱かれたい」とか.
- 剛
- 困りますよ.こんなとこで電撃告白されたら.
- 光一
- 拓郎さんの第一印象は?
- 吉田
- かまやつさんは,僕はテンションで見てたから.スパイダースとかテレビで見てたから.憧れのミュージシャンっていう感じで.ギターの弾き方とかカッコいいんですよ.会って話してるうちにいろんなものが崩れていきましたけどね.いい加減な人だなと思いましたよ.でも,東京で音楽やってる人たちって,みんないい加減なんだとか思って.真面目に考えてる自分が馬鹿臭くなって.それで遊びの道にずっと入っていって.
- かまやつ
- 真面目でしたからね.一徹っていう感じで.
- 光一
- 真面目だったんですか?
- 吉田
- 失礼じゃないか.メチャクチャ本当に何もわかんなかったです.かまやつさんはモデルさんとか,そういう女優さんとか,そういう芸能界系の女の人をいっぱい引き連れて歩くタイプですから.
- 光一
- じゃあ,女優系を好きになったのも,かまやつさんの.
- かまやつ
- そんなことの責任まで私は負えません.とっても真面目な人だから,いい加減じゃなくて良い加減っていうのあるじゃないですか.そこに私はお運び出来たらなと思っていろいろ.
- 光一
- どうでした?拓郎さん.
- 吉田
- ねえ,KinKiってそういうの教えてくれる先輩っていないの?
- 光一
- 基本的にいないですね.
- 剛
- 基本的にいないですね.
- 光一
- 普通に食事に誘われたりとか.
- 吉田
- もっと違う道を教えてくれる人とか.
- 剛
- みんな気を遣うんですよ.
- 吉田
- じゃあ,君たちの場合,独学でやってくしかないわけか.
- 光一
- 独学も何もね.
- 剛
- 僕はレンタルビデオ屋さんで知り合うことになってるんですよ.
- 光一
- それは願望でしょ?同じビデオを手にしようとして「あっ」って.
- 剛
- みたいなのが理想なんですよ.
- 吉田
- 俺,この人からいっぱい教わったよ.ナンパの仕方とか.
- 光一
- 教えて下さいよ.
- 剛
- どういうふうに?
- かまやつ
- 忘れちゃいました.
- 吉田
- 耳元でね,変なことを口走る.
- かまやつ
- それはあなたじゃないですか.
- 吉田
- いやいや.
- 光一
- 例えばどういうことを?
- 剛
- オンエアできることを.
- 吉田
- かまやつさんはね,耳元でコソコソいろんなこと言う人なんですよ.独り言かと思って聞いてると,やらしいこと言ってる.
- かまやつ
- 僕じゃないよ.
- 光一
- 拓郎さんはどんなこと言ってます?
- 吉田
- 「寂しくない?」とか.
- かまやつ
- 「何とかしようよ」とか.
- 吉田
- かまやつさん,帰って下さい.
- 剛
- 何て言ってるんです?「寂しくない?」.
- 吉田
- そうですよ.「寂しくないの?」って.
- 剛
- ちょっと僕は恥ずかしくなりますね.
- 吉田
- 言ってる僕もメチャ恥ずかしい.
- 剛
- すごいな.
- 光一
- かまやつさんだけが知っている拓郎さんのマル秘話とかありますか?
- 吉田
- よして下さいよ.
- 光一
- いいじゃないですか.
- かまやつ
- いっぱいある.
- 吉田
- さあ,LOVE LOVEな歌へ.
- 光一
- 待って下さいよ.
- 剛
- ちょっと大丈夫そうなのから.
- 吉田
- かまやつさんね,クリスマスにうちに遊びに来て分けの分からないこと言って.
- かまやつ
- 何を言ってるの.拓郎さんはね,本当の話いっぱいあるんですけどね,こういう公の場ではちょっと話せないような.
- 光一
- ご自分のコンサートの打ち上げでも,大荒れに大荒れだったらしいですね.
- 吉田
- ありました.武部君と打ち上げでお酒飲んでるうちに,武部君のおっぱいに噛みついてみたいって気がしたんですよ,ふと.武部君に相談して,「武部君,君のおっぱいちょっと見せてくれ」って,みんなでおっぱい噛み合うパーティーになっちゃって.
- 剛
- 何してんねん.
- 光一
- 昔もそんなんですか?
- かまやつ
- 昔はそういうことはないよ.
- 吉田
- 光一君がいけないんですよ.オーストラリアから僕を違う道へ誘い込むから.
- 光一
- 何を言うてるんですか.違いますよ.オーストラリアのワインが美味しいですねって言ってて.そしたらガンガン飲み出して.
- かまやつ
- 拓郎さんね,喧嘩をおやめになってからそっちの道に走り出したのかもしれないね.
- 光一
- 一人でベロンベロンに酔っ払って,「剛,キスしてよう」って思いっ切り口にしてたからね,拓郎さん.
- 剛
- 3回されましたね.
- 吉田
- あれ,写真撮られてないよね.
- 光一
- べつに剛とチューしてるぐらい.
- かまやつ
- オーストラリア行ったんですか?
- 吉田
- ええ,この番組で.
- かまやつ
- どうしてそういう時に呼んでくれないんです?
- 吉田
- そうですよね.かまやつさつんコアラとか抱くと面白そうだね.
- 光一
- かまやつさんがイルカと泳ぐとか.
- 吉田
- それは最高でしたね.俺,あんな面白いの始めてだったもん.
- 光一
- まあね,LOVE LOVEな歌いきますか.
- 剛
- いや,歌じゃなくて.
- 光一
- LOVE LOVEなものいきますよ.これはタイフーンですか?
- かまやつ
- はい.
- 光一
- メチャクチャ直線速いんですよね.
- かまやつ
- 直線速いんですよ.曲がるとひっくり返る恐れがありますね.もう8年ぐらい乗ってるんですよ,好きで.
- 光一
- これは何ですか?
- かまやつ
- 煙草です.ゴロワーズっていう.両切りなんですよ.
- 光一
- これを昔から?
- かまやつ
- そうです.
- 光一
- 煙草の歌にしてませんでしたっけ?
- かまやつ
- ♪ゴロワーズを喫ったことがあるかい?〜って.
- 光一
- 自分が好きだからお作りになったんですか.カッコええなぁ.俺らが言ってもぜんぜん似合わへんからね.
- 剛
- 峰を喫ったことがあるかい?
- 光一
- なんでまた峰やねん?
- 吉田
- すいません,峰?
- かまやつ
- すごいな.
- 吉田
- 「峰を喫ったことがあるかい?」,ないよ,そんなのは.
- 光一
- 次行こう.
- 剛
- ギター.
- 光一
- 古そうですけど.
- かまやつ
- 古いんですよ.1966年ぐらいに,スパイダースで始めてアメリカ行った時に買ったのね.1ドル3360円の時代だったのね.で,500ドルしか持ち出せなくて,アメリカ行く途中にハワイに1日寄ったんですよ.夜,街に出たらこのリッケンバッカーっていうギターが売ってて550ドルだったのね.それで,自分の500ドル全部出して,マチャアキに50ドル借りて買ったんだけど,次の日から一銭もないわけよ.それで次の日からずっとゴチになりながら.
- 光一
- これはずっと使ってるんですか?
- かまやつ
- ええ,たまに使ってます.
- 光一
- あ,でも,今年はお年玉代わりに拓郎さんにギター買っていただきまして.
- 剛
- ありがとうございます.
- 光一
- ありがとうございます.
- 吉田
- いいえ.
- 光一
- ついでにこのあいだ僕が借りたギターもそのままいただきますので.
- 吉田
- ダメダメ,ダメダメダメ.
- かまやつ
- 勝手に持って来ちゃえばいいんですよ.
- 光一
- じゃあ,今度,このリッケンバッカーもらいに行きます.
- かまやつ
- これは嫌.
- 光一
- でも,カッコいいですね,このギター.これは?
- かまやつ
- これは昔からある1001曲ジャズのスタンダードナンバーが載ってるんですよ.これでギターのコードの勉強したり,いい曲があったらいろいろとね.
- 光一
- 拓郎さんも何か勉強した本とかは?
- 吉田
- ぜんぜんないんですよ.勉強嫌い.
- 光一
- ぜんぶ我流で.これで勉強して今でもとってあると.あ,これは何猫ですか?
- かまやつ
- 普通の猫なんですけど.ペルシャでもないし,シャムでもないし,何でもない.
- 剛
- 動物辞典とかに「普通の猫」って.
- 光一
- ないですよね.
- かまやつ
- マイコっていうんですよ.
- 光一
- 雑種ですか?
- かまやつ
- 雑種です.
- 光一
- 僕ね,ネコ大好きなんですよ.
- かまやつ
- もう10数年生きてて.でも若々しいでしょ.
- 光一
- 雌ですか?雄ですか?
- 剛
- マイコちゃんですからね,普通に考えたら雌ですよ.
- 光一
- そうやな.もう僕,ネコ大好きなんです.
- かまやつ
- 可愛いですよ.
- 光一
- いいなぁ.メチャクチャ可愛い.
- かまやつ
- 「マイコ」って呼んでたんですけど,そのうち「マイ」って呼ぶようになって,その後「マイちゃん」になって,今じゃあ「ちゃん」になっちゃった.
- 光一
- なんでやねん?
- 剛
- なんでやねん?
- 光一
- 子連れ狼じゃないですか.
- 剛
- 呼び方違うんちゃうかな?
- 光一
- ぜんぜんちゃいますよ.僕ね,ネコすごい大好きなんですよ.
- かまやつ
- すごいよくわかる.
- 吉田
- わかりますか.
- かまやつ
- 猫好きはわかる.
- 光一
- はい,じゃあ,このへんにしときましょうね.それではLOVE LOVEな歌にいきたいと思います.かまやつさんがお選びになったLOVE LOVEな歌は,こちらになってますね.「シンシア」.
- かまやつ
- これは,拓郎さんと1974年でしたね.デュオで.
- 光一
- これはどちらがお作りになったんですか?
- かまやつ
- これは吉田さんが.
- 光一
- 拓郎さんは何を思って?
- 吉田
- シンシアって,南佐織さんっていう方がいらっしゃって,今カメラマンの篠山紀信さんの奥様になられた方なんですけども.僕らの時代のアイドルで,沖縄出身の方なんですよ.すごいチャーミングで歌もよくて.アイドルだったんだけど,夜とか電話すると出かけてきてくれて,遊んだりしてたの.すごい楽しくてね.大好きだったんですよ.
- 光一
- これやってた時,覚えます?
- 吉田
- ええ,覚えてます.
- 光一
- では,もっと思い出していただきましょう.どうぞ.「VTRへ」
- 光一
- はい,ということで,これはかまやつさんがわさわざ家から持ってきて下さったVTRです.
- 吉田
- こんなの見ちゃったら歌えなくなっちゃうじゃない.
- 光一
- これから歌っていてだくわけですけど,覚えてます?拓郎さん,この時のこと.ぜんぜん違いますね.
- 吉田
- 違いますね.
- 光一
- 遠めから見た感じは,かまやつさんは変わってないですね.
- 吉田
- そうですね.僕は変わったけど,かまやつさんは変わらないんだね.
- 光一
- 拓郎さん若かったなぁ.
- 吉田
- あれ,まだ彼女が独身だったんだね.
- かまやつ
- そうだね.
- 吉田
- いいなぁ.
- 光一
- 「いいなぁ」って.これはスフィンクスになる前ですか?
- 吉田
- スフィンクス以前です.
- かまやつ
- スフィンクスってどんなの?
- 光一
- もしゃもしゃもしゃって.
- かまやつ
- 何ヘアーだっけ?
- 吉田
- カーリーヘアー.
- 光一
- スフィンクスの後がマッチ棒.まあというわけで,昔を思い出して下さるんですかね?今日歌うと.
- 吉田
- どうなんでしょうね?
- 光一
- まあ,思いでして歌って下さい.
- 剛
- 歌っていただきましょう.
- 光一
- 25年振りのデュオということでございますね.それではスタンバイよろしくお願いします.
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