#013
HomePageだけの特別編集版 爆風スランプ編
- 光一
- もう,なんだかよくわかんない番組ですね.ガチャガチャマシーンいきましょう.今日はなんか,すごく人が多いんで.さあ,これはですね,いろんな質問が入っています.それで,これを回していただいて,出てきた質問に答えていただくというような形になっております.ハンドルを回していた だけますか?
- 中野
- これはどうやって回すんですか?
- 剛
- 手前にガァーッと.
- 光一
- はい,ありがとうございます.まあ,ただこれだけのことなんですけども.はい,質問です.「ミュージシャンは,みんな喧嘩っ早いと聞いたんですが,爆風スランプ の4人の中で特攻隊長は誰ですか?」.
- 中野
- 特攻隊長?
- 光一
- 喧嘩はされます?
- 末吉
- 喧嘩はしませんね.
- 剛
- 喧嘩っ早そうですね.
- 和佐田
- 俺? よく言われます.
- 剛
- 「なんじゃ!? おりゃぁ!!」って,すぐ行きそうじゃないですか.
- 光一
- なんか,こうしてると静かな感じがすけれども.
- 剛
- キレたらもう暴れる.
- 和佐田
- でも,いちばんキレたら恐いのはこの人です.
- 河合
- 俺?
- 和佐田
- ええ.
- 光一
- みんなうなづいてますね.
- 剛
- その,やっぱ,一人一人キレてる場面とか見たことありますか?
- 中野
- ないけどね,自慢話すんのね.
- 剛
- あ,「俺ぁ昔,ビール瓶を」って?
- 河合
- いやいや.
- 中野
- ぜんぜんそんなんじゃない.「昨日じつはさ,あるお店に行ってナントカを注文して,家に帰ったら注文したものが全部入ってなくて,いきなり頭きて電話かけてやっ たよ!!」とかって.「すぐ持ってこーい!!」.
- 光一
- 注文したのに中身が入ってないってことあるんですか?
- 河合
- あるんです.例えば,ハンバーガーを3つ頼んでお金を払うでしょ.で,家に帰 って開けたら2つしかないんですよ.
- 光一
- ああ,なるほど.
- 河合
- 「ふざけんなぁぁ!!」って.
- 剛
- ハンバーガー一個じゃないですか.
- 河合
- 「店長,今すぐ持ってこいぃ!!」とかいって.そうするとね,だいたい持ってきますね.
- 中野
- これがね,たいていね,怒鳴るのは電話なんですよ.
- 河合
- そうなんですよ.
- 光一
- 電話で怒鳴る.
- 中野
- 電話で怒鳴るんですよ.
- 光一
- 卑怯ですね.
- 中野
- あと,おかしかったのがね,ビデオね.ビデオをね,買ってね.で,箱もってきててね.
- 光一
- ビデオデッキ?
- 中野
- そう.ビデオデッキ.買って,持ってきて,家で「さぁ,つなごう」と思って開けたら空だったとか.
- 光一
- ええ!!
- 剛
- それはショックですよ.
- 光一
- そんなことあるんですか?
- 河合
- あるんですよ.これはね,渋谷のね,量販店で僕,買ったんですよ.それでね,家で夜中ですよ.開けたら入ってないんですよ.
- 剛
- その重みとかで感じなかったんですか?
- 河合
- 「なんか軽いなぁ」って.
- 剛
- 「うわぁ,メチャクチャ軽いな.このビデオデッキ」と思って帰ったっていうことですか?
- 河合
- そう.
- 光一
- あ,「最近のはすごいなぁ」と.
- 河合
- そう,「最近のは軽いんだろう」と思って.
- 光一
- ああ,なるほど.
- 剛
- 携帯とかも軽くなってますからね.
- 河合
- で,「今すぐ持ってこい!!」っつったんだけど,さすがに夜でね,持ってきてくんなくて.
- 光一
- それ以降どうなったんですか?
- 河合
- 次の日にね,しょうがないから取りに行きました.
- 中野
- あれ? 気が弱いな.
- 光一
- 取りに行って.へぇー,そんなことあるんですね.
- 河合
- 「ギョウザが足りない!!」とかね,ありますよ.
- 剛
- けっこう足りない系,多いですね.
- 河合
- そう.
- 光一
- 足りない系ですね.
- 河合
- ギョウザもね,数が足りなくて「ふざけんなぁ!!」ってね,いきなり相手が出たとたんにね,「ギョウザがねぇんだよぉぉ!!」って言ってね.そしたら相手の人がね,「うちは斎藤ですけど」って言うんだよ.間違い電話.もう,すぐ切って.
- 光一
- 間違い電話はヤバいっスね.
- 中野
- あと,おかしかったのがね,またビデオなんだけど.なんか落雷を受けて,ビデオがブッ飛んじゃって,故障しちゃったんですって.それで,そのビデオを直しに出して帰って来て,つないだら,今度はあったんですよ,で,つないだらビデオがね,映ら なかったんだって.
- 河合
- ザーッてなってんですよ.
- 剛
- 砂嵐で.
- 中野
- 砂の嵐状態.
- 河合
- それでザーッてなってるから,その時すぐに電話したんですよ.修理表に電話番号書いてあるでしょ.でね,目の前にテレビがあって電話があって,「ふざけんなよ!!ぜんぜん直ってねぇんだよぉぉ!!」「そうですか? おかしいですね」ってフッと見たら,徐々に徐々に下から映り出したの.それで映り出して「あぁ! 映ってる!!」と思ってね.「じゃあ,今すぐお伺いします」って言ったんですよ.そしたら修理係の人 が「お名前とご住所を」「うるせえぇ!!」ガンッ!!て.
- 光一
- なんか,間が悪いんスね.でも,それで直っちゃったんですか?
- 河合
- 直ったちゃった.だから,最初ね,その係の人も「最初の30秒ぐらいは映んないこともありますよ」みたいなこと言ってる時に.
- 光一
- ああ,それで映ってきちゃったわけですか.
- 河合
- で,ものすごい謝ってて.「本当に申し訳ございません.こんな不手際は今までなかったんですけど,すぐ参りますからお名前しご住所を」「うるせえぇ!!」って.
- 光一
- もう,なにも言えなくなっちゃいますね.特攻隊長ですね.
- 剛
- 特攻隊長ですね.
- 河合
- でも,手は出ないんですよ,絶対.
- 光一
- 手は出ない.
- 河合
- そう,電話で.
- 光一
- 卑怯ですね.
- 中野
- 卑怯ですね.
- 光一
- 拓郎さんそういうのはないですか?
- 吉田
- ないです.
- 光一
- そうですか.はい,じゃあ,次いきましょうか.
- 中野
- はい.
- 光一
- はい.「ミュージシャンはみんな,女の100人や200人くらい泣かせるもんだと聞いたのですが,爆風スランプの中でいちばん泣かせたのは誰ですか?」.ああ,これ,いい質問ですね.
- 剛
- 女を泣かせた.
- 中野
- これ,意外にね,誰がどこで何をしてるかってのは,それほどね,踏み込んでないんですよ,お互いに.
- 光一
- あ,お互いに皆さんメンバーの中でも.
- 中野
- いちばんモテるのは,やっぱり和佐田さんじゃないかな? なんか一番ウマいことやってるのは末吉のような気がする.
- 光一
- ウマいことってどういうウマいことなんですかね?
- 中野
- この人ね,すごい友達の輪が広いんですよ.
- 光一
- そうなんですか?
- 中野
- もうね,中国人からね.
- 光一
- 中国人? あららららら.
- 中野
- そう.中国人からシンガポール人までも.
- 光一
- それは,なんでそういうふうに広がっていくわけですか?
- 末吉
- えぇとね,中国語が喋れるんですよ.それで中国人の友達が多い.
- 中野
- ニーハオ.
- 河合
- それだけかい!?
- 末吉
- ニーハオ.あなたもですね.
- 光一
- あ,だからこういった格好を?
- 末吉
- これはマレーシアで買ったんです.
- 剛
- マレーシア.今日はちょっとマレーシア人になっとこうかと.
- 末吉
- マレーシア人なんですね.
- 光一
- 国際的ですね.
- 中野
- だからその,海外によく行っちゃうんだよね.海外のミュージシャンの知り合いとか.だから,中国とかだと歌を歌ってる人と知り合いになるでしょ.で,歌を歌ってる人って,けっこう香港とかって,みんな女優さんとかも兼ねてたりするから,すごい美しいわけですよ.そうなると,もうどこで何をしてるか,わかんないじゃないですか .
- 末吉
- ところがね,嫁も中国人なんでね,バレちゃうんですよ,中国系は.
- 光一
- あ,お嫁さん中国人なんですか.
- 末吉
- 中国人なんですよ.
- 河合
- 前ね,ビビアン・スーさんているでしょ.あの人に会ったんですよ.そしたらね ,いきなりね,「末吉さん元気ですか?」って言うんですよ.
- 光一
- あら!?
- 末吉
- 友達なんですよ.
- 河合
- 「あ,やったな」って.
- 末吉
- やってないよ!!
- 光一
- すごいですね.ただ話し掛けられただけで「やったな」って.
- 剛
- すごい判断ですね,それ.
- 河合
- だってね,もう「はじめまして」も言わないんですよ,俺に.「末吉さん元気ですか?」.
- 中野
- やったな.
- 河合
- そこで「やったな」って思いましたよ.
- 中野
- 「やってないけど舐めたな」ぐらいに.
- 末吉
- ビビアン・スーさんはね,面白い話があるんですよ.ビビアン・スーさんが,僕と中西圭三君と飲み友達で.で,飲み屋で飲んでた時にビビアン・スーさんの写真を見て,「可愛い娘だな」って二人で言い出して.酔っ払ってるからほら,「こんな娘と会えたら何でもする」って二人で言ってるんだけど,僕は出来ることドラムぐらいしかないから「君は曲書けるから,中西君,曲書くって言えば会えるよ」とか言って「二人で会いに行こう」って.で,友達のツテを辿っていったらですね,友達の友達の友達の友 達でね,会うことができてね.
- 光一
- え? そんな遠いのに.
- 末吉
- うん.なんかだんだんだんだん.で,中西君と二人で食事しに行って.
- 剛
- いいですね.
- 末吉
- で,「僕ら,今日,死んでもいいね」って.で,中西君は曲を書いたみたいです.
- 光一
- あ,そうなんですか.
- 末吉
- プレゼントして.
- 光一
- へぇー,いいなぁ.ステージ 僕は結局,会っただけで得なんですよ.
- 中野
- 友達を辿っていったら.
- 河合
- 末吉は身体をプレゼントしたの?
- 末吉
- してないよ!!
- 剛
- ああ,そうか.僕ら友達いないんでね.
- 光一
- 悲しいですね.さぁ,「ミュージシャンはみんなアイドル好きで狙っていると聞いたんですが, 爆風スランプの中でその傾向が強いのは誰ですか?」.
- 中野
- アイドルを狙う人?
- 光一
- 狙う人.
- 中野
- それは末吉じゃない.
- 末吉
- ええ!?
- 光一
- あ,やっぱそうなんスか?
- 末吉
- そうでもないと思うけどな.
- 光一
- ビビアン・スー.
- 末吉
- 一人ぐらいですよ,知り合いなのは.でもね,芸能人のことを好きなのは河合さんじゃない?
- 光一
- あらら.
- 河合
- でも,末吉は前に週刊誌に何か書かれてましたよね.
- 末吉
- ああ.
- 河合
- まあ,それぐらいですね.ほーら,暗くなっちゃった.
- 末吉
- でもね,河合さんは例えば,「ウィンクの誰それが好きだ」とかね.そういう「 誰それが好きだ」という発言はいちばん多いですよ.
- 光一
- あ,テレビとか見てても.
- 河合
- 好きなんですよ.だから,この芸能人と,もしやれるんだったらどれがいいだろうって.そんなのばっかでしょ.
- 中野
- 原田知世さんの大ファンで.「もう原田知世さんとだったら人生やり直してもいい」って.よく,宝くじ買ったとたんに「当ったらどうしようかな?」って思う時あるじゃないですか.それを常に考えてるわけですよ.原田知世さんが例えば,テレビでコマーシャルとか出てると,「この人ともし,人生やり直したらどうしようかな?」って 考えるわけですよ.
- 光一
- 夢があっていいですね.
- 河合
- あとね,鈴木杏樹さんね.
- 光一
- 鈴木杏樹さん.
- 剛
- 鋭い突っ込みですね.
- 河合
- あの人もいいですよね.
- 光一
- そうですか.それではもう一ついきます.「ミュージシャンはみんな,金遣いが荒いち聞きましたが,爆風スランプの中でいちばん金遣いが荒いのは誰ですか?」.金遣い.
- 中野
- これは末吉だろう.
- 和佐田
- これは末吉さんですね.
- 光一
- なんか,毎回選ばれてますね.
- 中野
- やっぱ末吉のね,なんだっけ? 車事件はすごいね.
- 末吉
- キャンピングカー.
- 中野
- キャンピングカー事件.
- 末吉
- キャンピングカー買ったんですよ,3年ぐらい前.それで,全部で600万ぐらいかかって.諸費用全部いれて.で,高いでしょ,背が.で,商店街を走って.夜中走れるから.で,ちょっと横付けしようかなとしたところ,商店街の 看板というのが.
- 光一
- ああ,看板ありますね.
- 末吉
- それで,夜中の2時ぐらいにですね,店を一軒,外側壊しちゃった.そしたらすぐ警察来て,お店に連絡とって,「すいません.弁償します」.250万かなんか.
- 光一
- うわぁ.
- 末吉
- それで合わせて850万でしょ.それでもう,維持が出来なくなって売っちゃったんですよ.100万円.
- 光一
- え? 100万でしか売れなかったんですか?
- 末吉
- うん.だから,1年間で750万損.もっと腹が立つのはですね,その私が奇麗にしたお店.靴屋さん.私の金で奇麗に直ったすぐ後に,火事で焼けちゃった.
- 中野
- あとすごいのはね,昔ですよ.あの,ラーメン特集があって,「香港にウマいラーメンがある」っていうのをテレビで見て,次の日,香港にラーメン日帰りで食いに行 った.
- 剛
- 行ったんですか?
- 末吉
- うん.あのね,カードというのを生まれて初めて.ほら,ミュージシャンて持てないでしょ,カード.やっぱりこういう怪しげな商売と見られるから.で,持てたんで,もう嬉しくって.「これは何でも出来るんだ」と.それで空港に行って,ポンッて出して「香港に今から行きたいんですけど,便はあります か?」と.「あります」と.カ ードで.それで……,珍しいですかね?
- 中野
- え? いや,珍しいでしょ.
- 光一
- 珍しいですね.だってテレビで「あ,ラーメンうまそう」思って香港行くわけですよね.
- 中野
- だって,普通,香港に行こうと思ったら,いちばん安いパックはどれかな?っ探して探して探して.
- 末吉
- で,僕,その後にやっとディスカウントチケットというのを.ほら,自分で切符 買うことないでしょ.
- 光一
- ないですね.僕らもないです.
- 末吉
- で,知らなかった.今はもうディスカウントチケットし買いませんよ.
- 中野
- で,その香港は何時間滞在してたんですか?
- 末吉
- 半日ぐらい.
- 中野
- ラーメンは食えたんですか?
- 末吉
- 食べた.
- 光一
- さぁ,それではここで,そろそろLOVE
LOVEな歌についてお聞きしたいんですけど.好きな歌,LOVE LOVEな歌.
- 中野
- ええ.あの,みんなでまとめてってわけにいかなかったんで,私,個人的に「襟裳岬」を.
- 光一
- 「襟裳岬」.
- 中野
- ええ.
- 光一
- 「襟裳岬」といえば拓郎さん.
- 中野
- ええ,吉田拓郎さん作曲でございます.
- 光一
- これはなぜ中野さんが?
- 中野
- これはですね,えぇと,僕,もともと吉田拓郎さんのファンで.えぇと,オールナイトニッポンとかも聞かせてもらってて.まあ,話は変るんですけど,そのオールナイトニッポンでね,いちばん衝撃的だったのはね,僕もまだ若い男の子で,そんなにエッチネタに免疫がなかったんですけど.吉田拓郎さんが,お姉ちゃんのパンツを持って ,それを腹ばいになって,素っ裸になっですよ.で,お姉ちゃんのパンツをチンコに当てて,で,だんだん気持ち良くなってきて,で,廊下とかを亀のようにズリッ,ズリッ,ズリッ,ってやりながらすげぇ気持ち良くなって,パッと見上げたらお母さんか誰かがいたっていう.そういう話をオールナイトニッポンで聞いて.これはミュージシャン てのはすごいもんだなと思って.
- 光一
- まあ,拓郎さんもそういう若かりし頃があったわけですよね.
- 中野
- まあ,そういうことをね,ミュージシャンていうのは平気で喋れなきゃいけないんだなと思って,こういう喋りになっちゃったんですよね,僕は.
- 剛
- なるほどね.
- 光一
- 今,ぜんぜん平気で喋ってますからね.どうですか? 拓郎さん.………笑いが 止まらない状態ですね.
- 吉田
- いや,それはすごい番組聴いてましたね.
- 中野
- ええ.それであの,まあ,とにかく拓郎さんが好きで,いろいろ聴かせていただいていて.で,「襟裳岬」ももちろん知ってたし,聴いてたんですけれど.あの,つい半年ほど前にですね,ある,とある番組で「襟裳岬」はなぜ出来たかっていう.要するに演歌の森進一さんが,なぜフォーク界のプリンス,吉田拓郎さんの作った曲を歌うことになったかっていう,そのストーリーをやってまして.それがいたくですね,感動的な話でね.もうね,「襟裳岬」最高!!ってことになってしまったんですが.その話を 聞きたいですか?
- 光一
- ええ,もうぜひ.
- 剛
- 気になりますよね.
- 中野
- ちょっと長いんですけどね.拓郎さんはもちろんフォーク界のプリンスで,森進一さんは演歌界のプリンスで,二人とも,もう頂点を極めてたわけですよ.しかも,新人からずっと売れてまして.で,ところが二人ともですね,女性に絡む事件で,ちょっと問題を起こしまして.
- 吉田
- 君はいい人ですね.
- 中野
- そうなんですよ.拓郎さんは金沢事件ていうのがありましてですね.で,それも濡れ衣だったんですけども.あと,森進一さんのほうも,なんかファンの女の方と,ちゃんなんか「婚約したじゃないか」「いや,してない」って,そういう話があって.で,そのマスコミにずいぶんイジめられて,二人ともすごく落ち込んでた時期だったんですよ.で,こんな「有名になりたい,歌を歌いたいっていうだけで一生懸命やったのに,そんな謂れない濡れ衣を着せられて,こんなにイジめられるんだったら,歌なんてもういいや」ってぐらいのところまで二人とも落ち込んでいた.で,そこになんかレコード会社の企画で,吉田拓郎さんに曲を作ってもらって森進一さんに歌わせたらどうだろう?っていう企画がでまして.それで吉田さんもなんとなく作られたんですか? 前向 きに作られた? その,非常に落ち込んでたんですよ,とにかく.
- 光一
- 落ち込んだ時に作った曲っていうわけですよね.
- 中野
- それでね,そのね,この歌詞の,歌詞を作られたのはオカモトオサミさんていう作詞家の方なんですけども.その方の詞が,ちょうど3番なんですけど,「日々の暮らしは嫌でもやってくるけど,笑って忘れてしまおう」みたいなで すね,今までずっと自分で落ち込んで落ち込んで,そこに慣れて要するに,す ごく人生をネガティブに考えて,「このまま俺はダメになっていってもいいや」みたいなところまで落ち込んでいた森進一と吉田拓郎さんがこの歌を作ったことによって,その歌かせまた大ヒットしたことによって,非常にネガティブなところから立ち直れたって,そういうストーリーなんですよね.
- 吉田
- はい.
- 中野
- ええ.
- 光一
- じゃあ,それは拓郎さんにとってもすごく思い出の曲になるわけですよね.
- 吉田
- そうですね.
- 光一
- じゃあ,その曲を今日は歌っていただけるんですね.
- 中野
- ええ,その歌をですね.そのストーリーを聞いて,僕もちょっと落ち込んでたことがありまして.それで拓郎さんもね,あの姉ちゃんのパンツでオナニーをした.
- 光一
- なんか,いい雰囲気に持ってきたら,また戻しますね.
- 中野
- すいません.ということでね,私もこの歌を歌うことで元気に.
- 吉田
- 「姉ちゃんのパンツ」っていう曲作ろうか?
- 光一
- いいですね.
- 剛
- ♪廊下でズリズリ〜.
- 光一
- 考えといて下さいよ,拓郎さん.
- 吉田
- いや,いいですね,その♪廊下でズリズリ〜ね.
- 光一
- 今度ツアーに出る時に.
- 吉田
- そうですね.歌って下さい.
- 剛
- いやです,そんな.
- 光一
- 拓郎さんがギター片手に歌う.
- 吉田
- もう,これからは君たちが歌う番です.
- 光一
- そうですか? まあ,じゃあその「襟裳岬」を歌っていただきましょう.よろしくお願いします.
- 剛
- よろしくお願いします.
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