外交官 黒田康作 EVERY THURSDAY.10:00 P.M. ON AIR

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Interview #05 2011.3.4 Fri. 観上祥子役 草刈民代さん
観上祥子外務副大臣をどのように演じようと思われましたか?
最初に監督から、作品のストーリーや登場人物の役柄の説明を受けました。その時に私は、観上は正義を追求する黒田さん(織田裕二)の影響を受けて"自分にとっての正義は何か?"を考え始める…という解釈で受け取りました。ですので、初めのうちの観上は、アグレッシブというか、非常に上昇志向が高いというか…。まだまだ自分自身の欲望が強くて、周りが見えてない雰囲気を持たせようと思ったんです。そんな観上がいろいろな経験を積んで、最後は政治に対する取り組みとか、生き方を見直していくことになるのだろうと考えました。
観上を演じるにあたって参考にされた政治家の方はいらっしゃいますか?
誰かの真似ではなく、多くの政治家を動画で見たりして、自分なりにイメージを膨らませています。政治家が話をしているところを見ていると、その人なりの特徴ってあるんですよ。セリフからの印象で観上の特徴をイメージして演じてみた…という感じですね。
SPや部下を引き連れているシーンが多いですね。
多分、政治家のみなさんは"引き連れて"とは思わないんじゃないでしょうか。例えば、私も舞台では"群舞を引き連れて"という表現をされることがありました。でも、自分は"引き連れて"というよりも"その場所に自分がいる"としか思わないんです。"引き連れている"というのは、客観的にそう見えるだけじゃないでしょうか。ただ、その状況は、その立場の人しか経験出来ません。その経験から、政治家なら政治家らしさが身についてくるんだと思います。主役のバレリーナも"主役らしさ"が身についてくるのは、経験の繰り返しからです。副大臣を演じる上では、そんな空気感みたいなものを意識しています。
副大臣としての歩き方も屹然とされていますね。
いえ、それは副大臣としてではなく、私の歩き方の特徴(笑)。バレリーナとして訓練してきたことが姿勢や歩き方に現れてしまっているだけです。ですから、現実的ではないですよね。ただ、歩く強さや勢いなどで、演じるキャラクターの意志は表現できると思います。それが観上の内面にリンクできていれば良いんですけど…。でも、あまり考えすぎずに、シーンに応じて監督の指示に従っています。
他に監督からの注文されたことは
ありますか?
シーンごとにリハーサルをやって、その時に違っていれば修正して頂きました。特に初めのうちは、観上というキャラクターの輪郭は分かっていても、このシチュエーションだったらどうなるか? ということまではやってみないとわからなかった。また、自分の気持ちと見た目が違っていることもあるので、まずは監督に従うことだと思っています。それでも誤差が生じた場合は話し合ったり…。そういうやり取りの中で、シチュエーションごとの表情が決まって、さらにその積み重ねを続けていった時"この人はこういう人なんだ"ということが浮かんでくるのが、連続ドラマなのかな? とも思いました。私、実は連続ドラマで全部の回に出るのは初めてなんですよ(笑)。
織田さん、萩原聖人さん、近藤正臣さんと共演された感想は?
織田さんからはいろいろなことを教わりました。とても親切にして頂いて、コミュニケーションもとりやすかったですし、芝居もとても楽しかったです。良い形で仕事ができたと思っています。萩原くんも、とても気を遣って下さいました。彼は今回の役柄が秘書官ということもあって、良い形に関係性を作ってくれました。場の雰囲気もとても和ませてくれましたし。共演できて良かったです。近藤さんも大ベテランの方ですから、初めのうちは私が緊張していた部分がありましたが、拝見していてとても勉強になりました。近藤さんからは"リアルな存在感"についてのヒントを得ました。
織田さんが演じる黒田は、どんな男だと思いますか?
バレエの仕事で外国に踊りに行った先で、外交官の方々とお目にかかった経験があります。外交官というと、外国との社交を円滑に行う仕事という印象がありました。でも、黒田さんはテロ対策本部の人だから、通常の外交官とは違う任務を背負っている。「正義を全うするために、孤独に戦っている人」という印象です。織田さんの芝居から、その一途な人柄が伝わってきました。
最終回に向けての見どころをお願いします。
製薬会社の話が明るみに出てきて、そこに関係する人たちの状況や黒田さんの過去も分かってきました。観上も製薬会社とのからくりを知ることで、過去に外務省で起こっていたことを突き止めていきます。観上は政治家としての意欲、その矛先をどこに向けたら良いのか定まっていない状態だったけれど、一連の出来事から自分が何を目指すべきなのかを考え始めていると思います。そのひとつの答えが最終回に出ます。黒田さんの活躍とともに、最後までお楽しみ下さい。
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