AFTER RECORDING!
チーフADのPOCCAが[HEY!HEY!HEY!]収録で印象深かったゲストについて赤裸々に語る?! 撮影裏話も大開放!

HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP
2万人のチャンプカーニバル
(8/25 VTR to 9/16 OA)

3月の「夢のチャンプカーニバル」で,味をしめたプロデューサーMIZUGUTTYが,「次は野外で,2,3万人集めてやります.」と,スタッフ会議で,言い始めたときは,正直「この人,狂ってる!」と,思いました.だけど,いつも,うちの大将は,とんでもないことを言い出して,それこそ,僕らいわゆる「若者」が,太刀打ちできぬほど,ラディカルなことを言い出して,結果,大成功を収めている粋なおっさんです.取りあえず,この人が言いだしたことなら,付き合ったりましょうか?みたいな変な信頼というか,逆にガッツがわくんだよねぇ.普通,それって,ディレクターが言いだして,プロデューサーが止めるもんじゃない?みたいなことも,余裕で,言いだすんで,たまに困りますが・・・本人は「そうかなぁ?絶対,おもしろいと思うんだけどなぁ・・・」なんて,少年のようなことを言ってたりして・・・まぁ,そんなこんなで,やっちまいました.2万人のチャンプカーニバル!!!

マズハ・・・

消防車「オジャパメン」

武居“M”征吾による派手なオープニング・ナレーション!決め文句は「オージャーパーメ〜ン!!!」,その言葉に続く,銀鉛弾(大花火)の耳をつんざく音「バ〜ン!」その音が,お台場中に鳴り響き,オジャパメン,いざ登場!と思いきや,そこに登場したのは,「オジャパメン」を歌う本家本元,消防車!!!2万人の観客の呆気にとられた顔が見物です.1コーラス,消防車が歌った後には,いよいよ本家本元(こういう場合,どっちが本家なんだ?)の登場.

オジャパメン「オジャパメン」

ここにきて,2万人の観客もやっと安心,心おきなく,だい盛り上がり!!!やっぱ,あの6人が歌う姿は,それだけで,十分に笑えます.

PUFFY「アジアの純真」

今回のイベントの第一発めは,この夏,売れに売れたPUFFY!プロデューサー奥田民生をバックに従え,堂々のオープニング・アクト.RUN WAYを走り回るPUFFYはこの初の大舞台に大・大・大満足でした.彼女たちの次の民生くんのときも,興奮冷めやらぬ2人は,ステージ裏で,音に合わせて,ドリフ・ダンスを踊っていました.

奥田民生「イージュー★ライダー」

PUFFYに負けじと,モノホンのロックをやってくれた民生.彼のステージを見ると,いつも思うことだが,民生はいつも本気でロックやってる!売れることと,ロックすることは,なんでこうも矛盾するんだろう.彼はいつも最高です.

森高千里「ララ サンシャイン」

このイベントで,制作スタッフの評判が一番よかったのが彼女.もう,本番中は,そりゃ大変!僕らが本番中につけている「イン・カム(スタッフと無線で,やりとりするヘッド・フォンのようなもの)」の中ではオヤジたちが「森高かわいい!森高かわいい!」と,大騒ぎでした.確かに,この日は,いつもに増してかわいい森高でした.

小沢健二「ラブリー」

フジテレビ第二制作「めちゃめちゃもてたい」担当,クール・スプーンのパーカッションでもある戸渡和孝がサポート・メンバーとして,パーカッションを担当.この曲にはもう飽きたけど,というかもともと,ベティ・ライトのパクリという話題性しかなかったしね.だけど,次のシングル「大人になれば・・・」(?)は最高いいよ!マジで・・・10数パターンあるらしい田村正和とのCMもすごいいい感じだしね・・・

V6「TAKE ME HIGHER」

HEY!HEY!HEY!に「チャンプカーニバル」で初出演!なぜだ・・・?

観月ありさ「PROMISE to PROMISE」

この曲は彼女の曲の中では,久々にいいね!なんかこう,大好きな娘のことを一日中考えて,頭が爆発しそうで,掻きむしりたくなるくらい胸がむずかゆい,っていうか,電話番号まわすんだけど,途中で切っちゃう,みたいな?そんな切ない感じ?イベントには何の関係もないんだけど・・・

JUDY AND MARY「そばかす」

意地の悪い金持ちのおばちゃんみたいな衣装で,熱唱したYUKIちゃん!彼女たちもシャ乱Qなんかと同じく,HEY!HEY!HEY!以前,以降で言えば,HEY!HEY!HEY!以降に売れたアーティスト.彼らみたいなアーティストが,次から次へとヒットを飛ばして,(売れた)曲をためて,チャンプなんかやってくれると,番組的にはめちゃめちゃ嬉しいんだけど・・・.

川本真琴「愛の才能」

AP.KIKCHYの個人的,猛烈な押しのみでブッキングされたといってもいい川本真琴.オンエアはされなかったけど,彼女,ステージに立つなり,ボブ・マーリー追悼コンサートにおけるシンニード・オコナーよろしく,いきなり,アカペラでパフォーマンスをやってのけた.後日,収録で会ったとき,その詳細を聞いてみたら,移動中のバスの中で,「なんかやろうと思って,やっちゃいました.ごめんなさい.」とのこと,中継車のディレクター含め,僕ら制作スタッフは,確かに戸惑ったけど,真琴ちゃんの真摯な姿は,強烈に僕らの心に残りました.ちょっと,大ファンです.俺.

MAX「TORA TORA TORA 〜Seventies」

MAXのダンスには,SMAPも注目してたけど,元気一杯で,最高でした.ステージ裏でも,緊張ということをしらないのか,4人揃って,「ワーワーキャーキャー」本当にうるさかった.(全然,悪い意味じゃなく)SPEEDという妹分もでき,ちょっとお姉さん気分のMAX.さらなる活躍を期待します.ダウンタウンに一緒に踊ってもらうためにも・・・

安室奈美恵「SWEET 19 BLUES」「LET'S DO THE MOTION」

今世紀最大の歌姫,安室奈美恵.元,村八分の山口富士男も言ってたけど,やっぱ,あれだけのダンス踊りながら,歌えるってすごいことだよ!今回,あらためて,思ったけど,アムロはスゴイ!マネージャーにも言ったことあるんだけど,「よく,あれだけダンスしながら歌えるよね」と・・・マネージャー曰く「彼女,立ち止っては歌えないんですよ.身体で覚えちゃってるから・・・」この言葉を聞いて,「本気でスゲェや!」と思ってしまいました.つられて,売れてるアーティスト,時流につられて,売れてる,本当はよくない音もあるにはあるけど,トップを走る人はいつも本物だ.トップを走る人たちの音は,どう逆らおうが,絶対にいい!!!アムロの曲なんて,本気で好きだもん,やっぱし・・・

相川七瀬「BREAK OUT」

相川七瀬と言えば,鉄管(火薬による特殊効果)というくらい鉄管や花火のよく似合う彼女!イベント会場で鳴り響く鉄管の音は,そりゃもう強烈で,耳をつんざくとはこのことを言うんだな,と思ってしまいました.マジで,地響きしてたもん!スタッフである僕らは鉄管が鳴るトコはわかってんだけど,裏で見守っているダウンタウン他,業界関係者は「次来るか?次来るか?」耳を塞ぐ準備をしてました.次第にその行為がネタになり,「次鳴りますよ!」とプロデューサーMIZUGUTTYが言うと,そこに居合わせた関係者,ざっと30人が,一斉に耳を塞ぎ,結果鳴らず,という場面が2度ほど続き,それはそれは,鳴るトコはわかってる僕らにとってはすごく間抜けな光景で・・・3度めくらいに「次こそ鳴りますよ!」と言うプロデューサーMIZUGUTTYに向かって,「ホンマかいな!?」と,ダウンタウン.結果,鳴らずで,「鳴らへんのかいな!」と,突っ込む浜ちゃん.まるで,コントでした.結局,2番のサビ終わりで,実際に 鳴る頃には,みんなそんなことは既に忘れてて,舞台監督と僕で「次のブレイクで,鉄管きま〜す!!!」と 絶叫したら,無駄話をしてた業界関係者,エライ人もそうじゃない人もみんな同じ格好で,耳を塞いでたのには笑った笑った.

dos「more kiss」

最初は,「kiss」というタイトルで,話が進んでたのに,鈴木蘭々ちゃんに同じ「kiss」というシングルを出され,慌ててスタッフが「more」を付けて「more kiss」にしたという愉快なエピソードを持つこの曲,バラードなだけに今回みたいな大会場ではちょっと不向きだったかも・・・

TRF「BRAVE STORY」

「trf」から「TRF」へと飛躍し,曲調もこれまでの「trf」とはがらっと雰囲気をかえ,かなり大人な雰囲気でした.白浜の海岸で「BOY MEETS GIRL」をいやというくらいのヘヴィーローテーションで聴いてたあの夏から3年,ロンゲで,茶髪な彼氏も今では髪を切り,腕に刻んだタトゥーにだけ後悔が残る96年!「TRF」も今や大御所って感じですなぁ.ハッハッハッ!!!

シャ乱Q「いいわけ」「涙の影」

いや〜,またまた,飛んでくれました.今回ははたけ!もう,ここまで来れば,伝統芸能というか,夏の風物詩というか,全く,あきれます・・・まぁ,コメント的にはそのくらいかな・・・?にしても,あの松ちゃんが言ってた「はたけフライング」.本当に台本にはそう書いてたんだけど,あれ,実は,人力でやってんですよ,何を隠そう.わずか,3人の男の力で・・・それはそれは横で見守ってる僕らはそりゃもうハラハラドキドキですよ.「リハーサルやりすぎて,本番うでがもつかどうか心配だよ〜,ハハハ.」なんて,言われちゃったりして・・・まぁ,プロだから,本番はそりゃ,バッチリ決めてくれるんだけど.

globe「FREEDOM」「IS THIS LOVE」

実質上のとりを飾るのは,我らが小室哲哉率いるglobe!「FREEDOM」には本当に感動しました.本当にいい曲だ.この曲を小室さんがつくった時,僕らは「TK MUSIC CLAMP」という番組で,小室さんとご一緒してました.「次のシングル200万枚いくよ!」小室さんが,穏やかに宣言したとき,サンプル盤を聴いていた僕らは「本当にそんなに売れんのかなぁ?」と,正直言って,疑問でした.でも,蓋を開けば,ご存じの通りの快進撃!H Jungleのときといい,小室さんが宣言したことは必ず,実際に起こる.まるで,小室さんには全てが見えているようだ.「小室マジック」一体,いつまで続くのか?「IS THIS LOVE」,小室さんは最近,ゆっくりとしたテンポにはまっているようで,最初は,BPMの速い曲に飽きたのかなぁ,とか,スウィートなバラードにはまってんのかなぁ,とか思ってたんだけど,この曲聴いて,なんかそういう次元の問題じゃないような気がしてきた.よくはわかんないんだけど,ひとつの時代を築いた小室さんは,既にいろんなとこを越えてて,言ってみれば,まるで,クラッシックのようなテンションで曲を作ってるんじゃないんだろうか?と,思ってしまった.globe初のアリゾナロケのビデオもすごく壮大で,それにも増して今回のイベント会場での「IS THIS LOVE」は,全てを包み込むほどのスケール感があった.そんな,シグニフィカントな九屋を聴きながら,僕はステージ裏で,つぎなる出演者全員ラインナップのため,大忙し!もう,なりふりかまってられません.「は〜い,小沢くん,こっちー!ありさちゃん,ここー!はいはい,出演者以外の方は後ろ下がってぇー!!!」まるで,修学旅行中の引率の小学校の先生のように・・・

オジャパメン「マウヤケソ」

エンディング・トーク終わりで,出演者勢ぞろいのもと,45人のスクール・メイツを交え,「ダウンタウンのごっつええ感じ」のエンディングでお馴染みの「マウヤケソ」!!!曲が始まると,左右のイントレから満員御礼の大きなたれ幕が・・・安室も,MAXも,相川も,森高も,TRFも,もちろん消防車も曲に合わせて,大フィーバー!小室さんも,MARKも踊ってました.「あ〜,全部,終わった〜!」ほっと溜息をついて,時計を見たらジャスト9時(その日の終演予定は9時でした).なんか・・・すごく・・・ 感動してしまいました・・・・


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