FACTORY #0191 te' - Special

アーティストやライブに関して，MCの方，制作陣，そしてみなさんからのレスポンスを記録してます．

Interview after LIVE 2010.06.19

由美：

この，曲のタイトルがものすごい気になったんですけど．アルバムも長いじゃないですか．こう長いというか，文というか，なんというか．曲もそうじゃないですか．これ，なぜ故にこうなったんですか？

谷中：

すごいですよ．全部で29文字だったりとかいう．

hiro：

アルバムのタイトルが29文字で，曲タイトルが30文字なんですよ．

谷中：

30文字合わせるの大変ですよね．

hiro：

彼（kono）が全部担当してるんですけど．

谷中：

頭の中どうなっているんですか？

kono：

大変ではないですね．

谷中：

あ，本当に．普段からこういうことが頭の中に．

kono：

僕，本，年間に二百何冊ぐらい読むんで．

由美：

へぇ〜．

谷中：

じゃあ本当に頭の中，脳みそが耳なし芳一みたいになってる．（笑）

kono：

やり始めて5，6年経つともう30文字区切りで出てくるようになって．

由美：

そうなんですか．この，なんかタイトルがあるじゃないですか．曲タイがあって，また括弧でとじているじゃないですか．これが肝に，核になる．

kono：

はい，最初にそこを決めて，前後を付ける．

谷中：

「鎖」，「無」，「天」，「無力」，「終止符」，「嘘」．ふ〜〜ん．

由美：

今日、歌った最後はね，こう文というか．

谷中：

なんなの？これは，熟語？熟語というか，死闘，勇鋭，死憤．．．

由美：

私ね，読めないんですよね（笑）難しくて．

kono：

中国の六韜という冊子にですね，優れた武将は（曲タイトルを指して）この才能を持っていなければならないってやつの，一個抜かしです．

谷中：

一個抜かし？

由美：

この間に．．

谷中：

もう一個ぐらいある？

kono：

（曲タイトルの最後を示して）もう一個，この単語があるんです．

谷中：

もう一個あるだけ．イチ，ニィ，サン．．．11個あるんだ，じゃあ，本当は．

由美：

でも、それは30に納めなければいけない．

kono：

はい，それはぴったり30に収まったんで，いいやって．

谷中：

へぇ，おもしろいね．

由美：

これ，でも，こう，よく言われませんか？

kono：

よく言われます！！はい．

由美：

なんだろうと思いますもんね．

kono：

だから、最初は長いタイトルを付けたのは単純に目立つからです．

hiro：

ぜひ，iPodの中に入れてください．

谷中：

おお．

由美：

多分，ぱぁっとあって，その後「．．．．」ってなりますよね．

谷中：

点々は寂しいですよね．

由美：

こう幅が決まっていると，クリックするとタイトルが出てくるんですけど，それが「．．．．」なりますよね．
でも，これすごいですよね．その核になる言葉もお任せなんですか．

kono：

はい．まあ，スタジオとか見てやっているので，一応，こういう方向に行きたかった曲だっていうのを．

谷中：

あの曲やろうぜって言うときも結構大変ですよ．

kono：

いや，それはニックネームで．

谷中：

（笑）そうですね，そうですね．「人間は自由なものとして生まれ、至る所で『鎖』に繋がれてゆく。」やろうぜって．みじかく言わないと大変だよね．

由美：

皆さん，もちろん，曲のタイトルは憶えていらっしゃいますよね？

kono：

僕以外憶えていないです．

masa：

もちろん，憶えていないです，はい．

kono：

僕らのファンも憶えていないです．世界中で僕しか憶えていないです．

全員：

（笑）

由美：

まあ，憶えているんですごいですよねぇ．すごいですよねぇ，これねぇ．

masa：

間違ってミュージシャンになったんだと思います，彼は．

kono：

はい．流れ流れて、気がついたらここにいる．

由美：

でも，年間二百冊というのは相当ですよね．

kono：

三日に一冊，二冊ぐらい．

由美：

ずうーっと本を持っているみたいな感じ？

kono：

はい．合間合間に雑誌，マンガを読んで．

masa：

ライブ見に行くと転換中に本を読んでいるんです．よくライブハウスは暗いじゃないですか．ピンスポをちょうど本のところにこう（本を差し出すジェスチャー）当てて，転換中に読んでいます．

kono：

一番好きな音楽は”無音”なんで．

由美：

今，わたし，今日会った人の中で一番”友達が少ない人なんだろうな”という印象がしたんです．

全員：

（笑）