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FACTORY #0180 : THE BAWDIES - Special
アーティストやライブに関して,MCの方,制作陣,そしてみなさんからのレスポンスを記録してます.
Interview after LIVE 2009.04.11
- 由美:
- バンドを組む切っ掛けとかから聞いていきたいんですけど.経緯とかは?
- ROY:
- 基本,この.基本っておかしいですね.俺,ROYとJIM,MARCYが小学校から同級生だったんですね.で,彼(TAXMAN)は遅めの高校から,高校デビューだったんですけど.
- TAXMAN:
- 高校デビューって嫌な言い方だよね.
- ROY:
- 音楽よりも部活にずっといたんで,バスケ部.一緒に育って,もう兄弟みたいな状態で.で,誰かがいいって言ったものは、みんないいっていう,同じような感性で育って.で,高校の終わりぐらいに60年代のブラックミュージックっていうものが,たまたま入ったCD屋さんに流れていたんですね.やっぱり40年も前の,50年も前の音楽で,味わったことのない感覚,生々しさ,これにビックリして,衝撃を受けて.今こういう音楽ってどんどん生感が薄れていると思うし,こういう衝撃ってなかなか味わえないから,聴きたい,見たい,でも世界を見てもいないから,じゃあオレらがやろうって....あれ?
- LOW IQ 01:
- いや,いいですよ.合ってますよ.ごもっともでございます.まあ,なんかその,やっている音楽もそうなのかもしれないけれど,またすごく雰囲気っていうものが”幼なじみ”っていうのが海外のバンドみたい.よく海外のバンドってそうじゃない,近所で,聴いているレコードが一緒で,とかさ.なんかそういうとこまでも海外の音楽って言うか,まあ日本人がやっているんだけど海外の音楽をこだわってやっているっていうところが,なんかすごく伝わってくるし.
- THE BAWDIES全員:
- ありがとうございます.
- LOW IQ 01:
- いいえ,その分かりますよ.スーツの美学っていうのも.モダーンズの気持ちで暑くてもね.おしゃれに暑い寒いは言っちゃいけない.暑くても脱いじゃいけないというこだわりがね.
- ROY:
- はい.
- 由美:
- ピー子さんも言ってた.
- 全員:
- (笑)
- LOW IQ 01:
- それもどうかなって気はするけど.
- 由美:
- 我慢しているんですよ,日々.
で,それでバンド組もうってなるじゃないですか.でも初めてCD屋さんで聞こえた前に邦楽とかも聴いてたんですよね.
- ROY:
- あっ,言っていいですか?オレら本当にイチさんとか,ハイスタンダードとか,本当にメロコアも大好きで.もう中学校の時,なんか学校で先輩とかがみんなそういうバンドの方で.
- JIM:
- どんどんテープとかが回ってきて,それで育ったので.
- ROY:
- ずーっとそういうのを聴いてきたんです.ただメロコアの人たちって英詞が多いじゃないですか.だからその後に洋楽がすんなり聴けるようになったんですよね.
- 由美:
- う〜ん.
- ROY:
- そういうこともありますよね.それでUKロックとかも聴き始めて.で,フジロック遊びに行ったりとかしてたんですけど.本当に突然なんですよね.
- JIM:
- ガラッと.
- ROY:
- そういうブラックミュージックに出会って.そこから音楽観がガラッと変えられたっていう.
- LOW IQ 01:
- じゃあその,要は,ハイスタンダードを俺が初めて見たときのイメージって”メロコア”って言葉が無い時代,90年代頭の頃って.なんか俺のイメージは今のモッズシーン,モッズをすごく早くしたのがハイスタンダードかなって思ったの.だから意外じゃない.コーラスワークとか.普通そういうのを一週回ったって感じで,だから二週回って点と線が繋がったんだなって感じがして.だから全然なんかスーツを着ているからっていって,それと昔みんなね半ズボン履いてスニーカー履いてた人とは繋がんないとは思わなかったから.絶対それは繋がることでと思って.
- THE BAWDIES全員:
- (拍手)
- LOW IQ 01:
- だって私,マッシュルームだったからね,初期は.
- THE BAWDIES全員:
- ええ〜!
- 由美:
- 私,知らなかった〜.
- ROY:
- スピードを落として聴いたらちょっとモータウンみたいな.
- JIM:
- 難波さんがモッズだっていうのはすごい聞いたことがあったんで.
- LOW IQ 01:
- そうそう.だからそういうところを聴くとすごく,点と線が繋がるなって.
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