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FACTORY #0164 bloodthirsty butchers - Response
アーティストやライブに関して,MCの方,制作陣,そしてみなさんからのレスポンスを記録してます.
Interview after LIVE 2007.09.29
- 由美:
- バンド結成20周年.20年ってすごいですよね,考えてみると,長さがね.生まれた子が社会人になって成人式を迎えるということですもんね.
- 井手:
- どうですか?早かったですか?短かったですか?
- 吉村:
- 時間的には早かったです.20年って考えると,意外と長いんじゃないかと思うけど.まあ,時間的にはまったくそんな思ってないですね.なんかこう,20年,長かった,とかは考えないです.
- 井手:
- 自分たちとしては,節目感,みたいのはあるんですか?
- 吉村:
- 一応,20年だということで.で,今回のアルバムとかも自分らでレーベルを作ってやってるもんで.まあ,そういう感じもあって,精神的には,まあ,節目というか.
- 井手:
- その20周年に当たり,レーベルを作るって,ちょっと象徴的なとこかなぁーって思うんですけど.レーベル作るっていうのは,なんか,音楽業界に対して一石投じたいとか,そういう気持ちがあるんですかね.
- 吉村:
- いやー,やるしかないでしょうって感じですかね.20年経ってもやるしかないでしょうっていう精神があるって事はいいんじゃないかってことで.ま,深く考えずに.
- 由美:
- アルバムタイトルって,多分聞かれているんでしょうけど,「ギタリストを殺さないで」って,これ何かすごい意味があるんですか?
- 吉村:
- うーんと,まあ,分かりやすく言うと...普通にデジタル社会に対しての,なんて言うか,音楽って,やっぱアナログっぽいとかいうのがあって.簡単に言えばデジタルの世の中に対しての,ちょっとその,アナログなのも大事にしてよねっていうことです.
- 井手:
- ま,確かに音楽業界もどんどん打ち込みばっかりになっていて.
- 吉村:
- そうですね.まあ,本当に簡単な話.小さいときにアナログのLPレコードだとか,ドーナツ盤だとか.まだ形で見えてて,それがCDとかになって.CDになってもジャケットって...ああ,ちっちゃいなと思って.僕が,その,憧れてたロックの世界っていうと,やっぱジャケットがでかかったというか.自分がいざこう音楽をやってると,どんどんちいちゃくなって.まだCDだったら,まだいいんだけど,いやもう,今は姿すらもないでしょ(笑)
- 井手:
- データですよね.
- 吉村:
- そうなるとね,こう,切ない.まあ,その内容自体は悪いとか良いとかは別として,ただその姿を見たときに,なんか切ないというか.「えっ?こんなハズだったっけ?」みたいな,うん,思っちゃうんですよね.
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