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FACTORY #0161 SOIL&"PIMP"SESSIONS - Response
アーティストやライブに関して,MCの方,制作陣,そしてみなさんからのレスポンスを記録してます.
Interview after LIVE 2007.03.17
- 井手:
- ものすごいヨーロッパ旅に出かけていたそうですね.
- 社長:
- そうですね,ここ2年で4回かな.
- 由美:
- 何カ国行ったんですか?
- 社長:
- 12カ国行きました.
- 元晴:
- 都市で言うともっといっぱい.
- 井手:
- どんな国に行ったんですか?
- 社長:
- イギリス,その上のスコットランド.ベルギー,フランス,ドイツ,イタリア,スペイン,スイス,クロアチア,スロバキア,オランダ,アメリカ.今年初めにアメリカに.
- 由美:
- ヨーロッパとアメリカでちょっと違うもんなんですか?お客さんの感じとか.
- 元晴:
- ヨーロッパはもう行く前から,向こうのジャイルス・ピーターソンっていうBBC放送のDJがガンガンに掛けてくれていたんで,いきなり盛り上がったというか.
- 社長:
- 曲はもうパワープレイされてた曲は覚えてくれていて,すごい待望!っていう感じだったんですけど.ニューヨークはジャイルス・ピーターソンの,やっぱりジャイルスの新しいレーベルのローンチ・パーティーだったんだけども.そのジャイルスが紹介するSOIL&"PIMP"SESSIONSっていうバンドはどういうバンドなんだろうっていう期待感を持ったお客さんが集まってくれて.だから最初は様子見なんですけど,これが段々手が上がってくるわけなんですよ.気持ちよかったですね.話しかけられて.
- 井手:
- お客さんから?
- 丈青:
- そうなんですよね..
- 井手:
- 演ってるのに?
- 社長:
- 「次は何時来るんだ」とか.
- 井手:
- 今.聞かないで,みたいな.
- 丈青:
- そこがアメリカっぽかったですよね.
- 社長:
- もう自由に踊ってくれて.僕らもいつも通りの音が出せたし.楽しかったですね.
- 元晴:
- 今後の目標だね,アメリカツアーは.
- 由美:
- でも,ヨーロッパでも,イギリスとかでない,日本人が行かないようなところも,さっき言ってたスロバキアとかはどんな感じなんですか.
- 社長:
- でも,そのジャイルス・ピーターソンのBBCのプログラムが全世界18カ国で放送されてるっていうのもあって.クロアチアなんか空港に着いたときにラジオ局で「今,SOIL&"PIMP"SESSIONSが空港に到着しました」なんて生放送してたらしい.
- 井手:
- おぉー.
- 元晴:
- クロアチアのDJの方はジャイルス・ピーターソンよりも早くヨーロッパで掛けたっていうのを,すごい誇りを持って.それですごい人も集まるし.
- 井手:
- それはすごいですね.でもね,東ヨーロッパってあんまり行く機会がないじゃないですか.せいぜい,ミルココップがとか,それぐらい.あんまり分からないですけど,街ってどんななんですか?
- 社長:
- あのね,たとえばクロアチアとかは街並みは古いんだけど,自然がすごい残ってて.クラブも街から車でちょっとしか離れていないところにすっごいでっかい公園があって,その湖の畔に建ってるんですよ,その.回りは公園の中に湖.クラブ.みたいな.それで半オープンエアみたいになってて.
- 元晴:
- ガンガン音を出してるんだ,平気だから.半野外みたいなところで.気持ちいい空気のところで.
- 井手:
- 時間帯は夜やってたんですか?
- 元晴:
- 夜,10時ぐらいですかね.
- 井手:
- 大自然の星空の元で演奏して,人はワーワー騒いで.
- 社長:
- 気持ちいいねぇ.
- 井手:
- インストバンドだけあって言葉の壁ってそんなにない?
- 社長:
- そう,やっぱり強みではあると思いますけれど.でも,挨拶とかはその国の言葉でしたいなと思って.なるべく勉強してから行きたいなとしてますけど.
- 井手:
- ヨーロッパでは社長すげぇがんばってたんですね.
- 元晴:
- 何カ国語もね,フランス語も,ドイツ語も.
- 社長:
- フランス語だけはね,叫べないんだよね.
- 元晴:
- 破裂音が難しいよね.
- 社長:
- 「ボンジュール」っていうのが,いつもの社長のテンションじゃ行けないですよね.
- 井手:
- (叫んでみて)「ボンジョー!!」じゃ違うんですね.
- 社長:
- 通じないんですよね.イタリアとかは叫びやすい.テンション高く叫べて気持ちいいんだけど.なんかリズム感もあって.
- 井手:
- 同じヨーロッパッつっても,いろんな民族がいるわけじゃないですか.ラテンの人もいれば,アングロ・サクソンの人もいたりして.やっぱりそういう,なんつーか,文化みたいので客のノリで違ったりするんですかね.
- 元晴:
- 国によって全然ノリ方は違うんだけど,逆になんか国境の違いって,今,EUで全部一個みたくなっちゃってるの.だから国の外の人が外国人っていう感覚があまりない.
- 社長:
- 隣町の人みたい.
- 元晴:
- 外国人感があまりなくって.遠いところから来た日本の音って普通に受け入れて貰える感じで.壁が全くなかったですね.
- 井手:
- ああ,いいすねー.
- 社長:
- むしろね,日本で生まれている音にね,ものすごく興味を持ってくれているんですよね.日本の文化はアニメーションもそうだし,たくさん輸出されている中で日本の音楽っていうのも.誰だっけな?訊かれたんですよ「ナントカ知っている?」なんだっけな「”トウ”touっていう日本のバンド知ってる?」って言われて.それはその時僕は知らなかったんだけど日本に帰って聴いてみたらすげぇ格好良いバンドだったし.確実に日本の音楽に注目しているんですよ,向こうの人たち.
- 井手:
- ヨーロッパでtouが知られているんですか!
- 社長:
- ジェイミー・カラムの好きなアーティストに入っていたんだよね.
- 井手:
- すごいなぁ.みんなアンテナ張ってますね.
- 社長:
- 張ってますよ!
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