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FACTORY #0158 ASPARAGUS - Response
アーティストやライブに関して,MCの方,制作陣,そしてみなさんからのレスポンスを記録してます.
Interview after LIVE 2006.11.25
- 井手:
- ASPARAGUSはかなりやってますよね.何年ぐらいやってるんだろう?
- 渡邊:
- 5年とか6年とか.4,5年かな.
- 井手:
- キャプテン・ヘッジホッグ(CAPTAIN HEDGE HOG)終わってからASPARAGUSやって.だけどね,僕ね,いまいち見る機会が無くて,今日初めて見たんですけれど,あの音をスリーピースで出すのってかなりすごいなと思うんですけど.もう弾きまくり,唄いまくりでね.
- 渡邊:
- 僕的にはちょいちょい間違えてるんですけどね.それもアレンジ的なニュアンスで.みんなそうですからね,間違えますからね.
- 井手:
- (インタビューに)緊張しているでしょう(笑)
- 渡邊:
- イヤですよ,これ.でも,でも,まぁ,ね.(メンバに向かって)なんか無いの?
- 山下:
- ない(笑)
- 井手:
- 忍くんが,例えばバック・ドロップ・ボム(BACK DROP BOMB)のサポートでギター弾いたりとかそういうところはチラチラ見たりとかしていたんだけど.やっぱり自分のバンドになるとすごいガツンときているなぁと思って.これ今までずっとスリーピースですよね.
- 渡邊:
- 3人にこだわっているというか.よくツインギターのバンドの話を聞くと,ギター同志で結構仲が悪かったりする.よくそういうバンドがいるじゃないですか.そういう経験無いですか?
- 井手:
- まぁ,まぁまぁ...まぁまぁ.多くは語られないと.
- 由美:
- 言えないこともあると.
- 渡邊:
- そういう感じで一人がいいんだよね.
- 由美:
- でも,大変でしょ.あれを弾きながら唄うとか.時にちょっともうやめようとか,そういうの無いんですか?
- 渡邊:
- なんか,そういうガッツみたいなのが好きなんですね.練習好きなんで.なんかそのガッツ出せ!みたいな.
- 井手:
- でも,あのギタープレイ,キレみたいなのはね,なかなか二人いたら,もう一人は邪魔になりそうな感じもしないでもないような.
- 渡邊:
- そう言ってもらえると,あがりますね.
- 井手:
- じゃあ,これからもずっとスリーピースでやって,他のメンバを入れるとかいうつもりは全然無いですか?
- 渡邊:
- ないですね.
- 井手:
- キーボード入れたり,ホーンセクション入れたりとか,いろんな...
- 渡邊:
- そう言う鍵盤が居るバンドとかいるじゃないですか,友達だとビークル(BEAT CRUSADERS)とか.ああいうのもみんなね,人数も多いし.いいなぁと思うんですけど.やっぱあの,仲悪くなりたくないもんで....いや!そう言う意味じゃなくて...!ああぁー!!(天を仰ぐ)
- 井手:
- (笑)大丈夫!大丈夫よ.昔っから知ってるんだけど,こうやって改めて話を聞くのは初めてだったりして.ちょっと今日はね初めてASPARAGUS見たし,感激しているところで.あれだけね,アレンジがすごいと思ったんですよ.
- 渡邊:
- アレンジはみんなで話し合いながら.
- 井手:
- だって,一曲があって,そこで普通だったら,すごい単純なバンドだったら,まあリフが一個あって,リフが変わってサビやってぐらいなもんだけど.同じような展開だけどもうグッチャグッチャにするでしょ.解体して張り付けて,なんていうか.
- 渡邊:
- だから結構メロディも歌ものも僕らは歌ものだと思っているんですけど,そんなかで動く分には歌があれば何でもいいかな,みたいな.後はスリーピース特有の,なんだろ僕も好きなんですよスリーコードでギャーってやってギターももう弾かないでジャカジャカ弾くっていう.ああいう形を避けてみたらこんなになっちゃった的な.今,思いました.すみません.
- 井手:
- 全部の曲であれだけアレンジずっとやってるっていうのは本当なんつーんだろ,普通考えてもそこまでアレンジできなかったりするようなバンドもいっぱいいるし.誰のアイディア,やっぱ3人で,こここうしようぜとか,ここゆっくり,ここでスピード上げようぜとかいろいろやったりするんですか?
- 渡邊:
- なんか遊んでいるうちにそうなっちゃったみたいなもんで.
- 由美:
- 相当時間も掛かるんですか?一曲あたり.
- 渡邊:
- いや,それが出来たら30分とかで終わっちゃったりとか.
- 一瀬:
- 曲にも拠るか.
- 渡邊:
- そうだね.
- 一瀬:
- あと,ライブをやりながら音源を出さないで変えていくみたいな.だから,今日やっているのもCDと全然違うだろうし.
- 渡邊:
- 新曲もあるしね.
- 井手:
- じゃあ,もしかしたら見る度に変わってたりする.ライブね,俺今日初めて見たけど,ずーっと見続けないとダメかもしれないね.見たいし.
- 渡邊:
- もし本当に見続けてもらえるものならね.見続けて貰いたいですね.
- 井手:
- みんな今,いろんなバンドのサポート的なこともそれぞれやってますよね.
- 渡邊:
- そうですね.ちょいちょいそのやったりやらなかったり.
- 井手:
- どうですか?こういうの他の人のバンドを手伝ったり,自分のバンドをやるのは全然気持ちが違うでしょ.
- 渡邊:
- ドラムの一瀬は,そのドラムのあれでやってるじゃないですか.僕はどちらかというとギターをやってるじゃないですか.それこそ木村カエラとかは.ギターをやってるじゃないですか.いつも僕がやってるのはギターボーカルだから,あんまりそのギタリストってイメージがないし,かといってボーカリストってイメージもないんですけど.だから,そういった意味では全然別物だし,それはそれですごい勉強になりましたし.
- 井手:
- 今,木村カエラの名前が出たけど,曲も提供していたり.
- 渡邊:
- 演奏は3人でしてたりするんですよね.音源は.
- 井手:
- でも,自分が生み出した曲っていうのを人に提供するのって,なんか引っかかるとこって無いですか?これ,本当は自分でやりたかったな,とか.
- 渡邊:
- まず一つはキーが違うじゃないですか.女の子はやっぱり.プラス,それこそ,まぁ2曲書いたんですけど,初めてですね,僕も.書いてそういう風になっているっていうのは.で,2曲書いたんですけど,「書く」っていう気持ちで書いているから.キムカエに書くんだっていう.そういう感覚でやったんで,あんまりないですね.やっぱり,良いと思われたいから.それは多分いつも一緒で,例えば僕はASPARAGUSの曲のほとんどを書きますけど,二人に良いと思われたくって書いてるんですよね.だから,キムカエに書く曲はカエラ氏に良いと思われたくって書きますよね.まず自分が良いと思って,メンバが良いと思って.それと一緒ですね.その近くにいるいやらしい人たちが良いと思ってくれたら最高じゃないですか(笑)自分たちが良いと思いつつ,その,メイクマネー的な部分の比重が強い人たちも良いと思ったら,その方がいいと思うんですよね.それが両方あればね.僕の場合はスタートは自分に一番近い人が良いと思ってもらえるものを作りたいし,それで楽しくやれたら,もうOKだなと.
- 井手:
- 木村カエラの曲とかも最近流れてきて,「ASPARAGUSの曲みたいだな」って思ったら,やっぱりそうだったりすると,本当,分かりやすいんです.なんつーんだろ,どえもかん見たいな.
- 渡邊:
- やっぱり作る人が同じだから,演奏も俺たちだから,それは似ちゃいますね.あとは彼女の歌力でまた違う色が付くみたいな.
- 井手:
- セルフカバーしたいと思わない?
- 渡邊:
- ボイストレーニング受けてもっとキーを上げないと.
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