|
FACTORY #0156 ザ・クロマニヨンズ - Response
アーティストやライブに関して,MCの方,制作陣,そしてみなさんからのレスポンスを記録してます.
Interview after LIVE 2006.09.16
- 由美:
- どういう経緯で結成するようになったんですか?
- 甲本:
- なんかね,ちょうどハイロウズっていうバンドをやってたのは何人かの人は知っていてくれると思うんだけど,そのハイロウズが11月ぐらいから,実質上もう活動休止,解散状態です.それで,スタジオでぶらぶらしているわけです,暇だから.で,(真島さんを示し)よく会ってて.で,セックス・ピストルズのコピーとか二人でやってるうちに,二人だと音がペラペラだなぁということになり,仲のよかったエンジニアの川口さんという人に紹介して貰ったのが,この二匹のクロマニヨンで,はい.カツジとコービ.
- TAKEMURA:
- 紹介して貰って会ったんですか?どこで会ったんですか?スタジオですか?
- 甲本:
- 出会い系...(笑)
- TAKEMURA:
- それは一気に4人でだったんですか.それともお二人と一人ずつみたいな?
- 甲本:
- 最初はカツジ?その時のこととか...
- 由美:
- 印象とか.
- 桐田:
- 僕も,ほら,その年代なんで,聴いて育った.まさかそんな人らとやれるとは思いも寄らなかったんですけども.
- TAKEMURA:
- ずるいですよ!!!
- 由美:
- なんでそこで声がでかいんですか.
- 桐田:
- 人生にあるじゃないですか,フィーバーが揃った瞬間みたいのが.ああいう感じでしたね.後は連チャンするかしないかはお互いのことで.
- 甲本:
- 上手いこというなぁ.
- 由美:
- 貰ったと,いまね.
- 桐田:
- 今のところ回り続けてますよ.
- 甲本:
- ガンガン回ってます.
- 由美:
- それじゃ,そうやって会って,やろうぜっていうことになったんですか?
- 桐田:
- 最初はそんなにね,気に入ってくれるとは思ってなかったんですけどね.じゃあ,明日もよろしくみたいな感じになって.
- 由美:
- で,その3人でやってて,(小林さんを見て)また同じような感じなんですかね?
- 小林:
- そうですね.僕,ベース持たないで行ったんですよ.
- 甲本:
- なんであのときベース持たないで来たの?
- 小林:
- 他のところに行ってたんですね,多分,ベースが.ほんで,ベースも何も持たないでスタジオに行く階段を上がってたら...
- TAKEMURA:
- スタジオなのに手ぶらで行っちゃったんですか?
- 小林:
- はい.で,マーシーさんが前からこう歩いてきて,「あ,こんちわ」って言うと,「あれ?誰?」みたいな.ベースも持ってないですから.「いや,ベースを弾きに来たんです」って言ったら「ああ!よろしくー」なんて言って.マーシーさんのベースを借りて,で,スタジオにのぞんで.
- 由美:
- なんでベースを持って行かなかったんです?
- 小林:
- イヤ,なかったんですよね.多分どっかに積みっぱだったのかな?積みっぱなしで.
- TAKEMURA:
- で,またよくベースを持ってましたね,マーシーさん.
- 真島:
- ああ,そこのスタジオね,いろんな楽器がもう置いてあるんですよ.ギターとかベースとか,ドラムセットとか,ちょっとした鍵盤とか.
- TAKEMURA:
- へぇ,ちなみに,その最初に入ったときは合わせるのはどういう曲で合わせたりしたんですか?
- 真島:
- うんとね,その時,今クロマニヨンズでやっている曲の8チャンネルぐらいで独りで録ってたデモがあって.で,「ちょっとこの曲やってみたいんだ」つって,その曲を一回聴いてもらって,せーのでバーンとやったら...すげぇー格好良くて.ああよかったなぁ,めでたしめでたし.
- TAKEMURA:
- じゃあその時に「ベースはこの人!」みたいな感じで,もう即決みたいな.
- 真島:
- うん,一発出した時にもう決まってた.音出したときに.
- 由美:
- へぇ,そんな流れなんですね.じゃあ,ザ・クロマニヨンズっていうのは,なんでこの名前にしたんですか?誰かが決めたりしたんですか?「これにしようぜ」とか.もうもともとあって始めたわけではなかったんですか?
- 甲本:
- がんばって決めようって話をしたんだよな.
- 真島:
- うん.
- 甲本:
- バンド名決めるの苦手なんですよ.名前を付けると,なんか,こう,めんどくさいじゃないですか.名前とかなくてもバンドは演奏できるし,ロッケンロールは爆発するし,そんなもん名前なんかどうでもいいやっていう,そんな感じだったので,その場が楽しかったので名前のことなんかもう後回しにしていたんだけど.やっぱ回りで動いてくれるスタッフもいるし,夏のイベントにブッキングしなくてはならなくなり,名前が必要になってきたの.で,今日は決めよう!気まずい思いになっても,ケンカしてもいいから決めようって言って,自分たちを部屋に缶詰にしてさ,ホテルの部屋に.お酒準備して,神妙なムードを作りだして,ミーティングを始めたの.で,僕が「こんな名前しか思い浮かばないんだけどさ,オレのアタマからこの言葉が離れないんだよね」って言って”クロマニヨン”って言ったの.そしたらマーシーがさ「ウォ」って言うの.で,おけつのポケットからなんか紙を出してさ,僕に見せたんだ.そこに”クロマニヨンズ”って書いてあったんだよ.マーシーも前の晩から考えてた.
- 由美:
- これ,本当の話ですよね.
- 真島・甲本:
- うん.
- TAKEMURA・由美:
- へぇー!!
- 甲本:
- お・し・ま・い.オシマイケル.(笑)
- 由美:
- でも,それすごいですよね.なんかじゃあ,そんな感じだっていうイメージがもともとあったんですかね.
- 甲本:
- 思い出せないんだよな,なぜか.
- TAKEMURA:
- 本当にぱっと思い浮かんだのがその言葉だったっていう.
- 真島:
- うん,思いつき.
|