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FACTORY #0156 : 8 otto - Special
アーティストやライブに関して,MCの方,制作陣,そしてみなさんからのレスポンスを記録してます.
Interview after LIVE 2006.09.16
- 由美:
- オットーは「8」付くんですか?これ.
- マエノソノ:
- そうですね,むしろ「8」がオットーで.
- 由美:
- こっち(otto)は読み仮名みたいなものですか.
- マエノソノ:
- そうですね,プリンスみたいなもので.
- 由美:
- 何て読むんだろうと最初思って.オットーは読めるけど「8」はなんだろうと.
- TORA:
- 「8」だけでも良いんですけど,便宜上,自分たちの中では呼び名を「オットー」としているので.イタリア語なんですけどね.
- 由美:「8」がそうなんですか.なんで「8」なんですか?
- マエノソノ:
- 話せば長いですけど,すごい素敵な数字で.まず無限大じゃないですか.横にすると.日本だと八百万の神って「八百」って書くと数えられないすごい大きな数を「八」にたとえるんですよ.「うそっぱち」とか「一か八か」とか.普通一か十かじゃないですか.「八」が最大の数だったみたいで.東洋と西洋のそういう考えがリンクしていて,そういう意味では繋がりがあって,リンクしていて.あと「末広がり」とか,ギリシャ神話だと破壊と創造を表す数字だったりするんですよ.ぶち壊して,また創って,ぶち壊して.みたいな.すごいタイトでストイックな,すごい格好良い数字だなと思って,それにあやかりたいと思って.それを目指そうと思って.
- TAKEMURA:
- やべぇ,オットー,学あるよ.
- 由美:
- いろいろ調べてイタリア語がベストだったんですか?
- マエノソノ:
- 「ハチ」だとまんまやし,「エイト」だと喫茶店みたいじゃないですか.
- 由美:
- (笑)確かに.
- TAKEMURA:
- ハチっていうのもなんかの子分みたいだしね.
- マエノソノ:
- みんな一番素敵に思っているのはネイティブアメリカンの”ワンネス”っていう,全てのことは繋がっているっていう考え方があるんですけど,因果応報的な.それにも繋がるし,全部に繋がるワンラブな数字だなと思って.
- 由美:
- どうでしょう,この学のあるコメント.素晴らしいですね.
- TAKEMURA:
- いや,おれ,女だったらちょっと惚れそうだもん.
- 由美:
- 物知りですね,すごい!っていうことになりそうですもんね.
で,それは最近で,その前は違ってて,メンバーが替わって,替わって...
- マエノソノ:
- シュガー・フォー・ア・ダイム(sugar for a dime)というバンドをやっていて.その当時はドラムをやっていたんですよ.(別に)ボーカリストが居て.で,(ヨシムラを指して)ギターをやってて.それから僕が前で独りで唄うようになったり,いろいろ経て今の感じに落ち着きました.ドラムとうたを一緒にやりだして.
- TAKEMURA:
- その,ドラムをやりながらボーカルを取るというスタイルを採るときに,他のメンバーから別の意見とかは出なかったんですか?
- マエノソノ:
- 出まくりですね,最初は.
- TORA:
- 最初はね.
- TAKEMURA:
- それはやっぱり違和感があった?.
- マエノソノ:
- 止めた方がいいんじゃないという.
- TAKEMURA:
- ちなみにその時の止めた方がいいんじゃないというのは,唄うんだったら唄うだけがいいんじゃないか,それともボーカルは別の奴を入れよう,もしくは他の弦楽器やってる人が唄う,とか.
- マエノソノ:
- どっちもですね.コピーロボットがいれば「ピッ」とボタン押して,ドラムを叩いて貰いたかったんですけど.
- TAKEMURA:
- どっちかっていうとドラムよりボーカル?やりたいのは.
- マエノソノ:
- どっちでもいいですね.どっちもすごい好きなんで.
- 由美:
- でも,疲れないんですか?ドラムって相当疲れて,唄うことも相当疲れて,あげくに全部違うことやるでしょ?それで唄わなけりゃいけないって大変じゃないですか?
- マエノソノ:
- やっぱ,慣れじゃないですかね.
- 由美:
- 休みたいと思っても唄わなけりゃいけない,みたいな.
- マエノソノ:
- そうですね,なんかピアノの弾き語りみたいな感じでやってる.やっと最近やれるようになってきました.普通にというか,ちょっとウソですけど.
- 由美:
- だけど,ここがこう崩れるわけにはいかないじゃないですか,ドラムは.
- TAKEMURA:
- 基本でね,アンサンブルのリズムの.
- マエノソノ:
- そうですね,最初は全部一緒になってましたね.(声に合わせてスティックで叩くマネをして)イェイイェイイェイって.で,ちょっとずつ試行錯誤して,練習して.
- TAKEMURA:
- リズム楽器の人が歌を唄うのは本当に難しいんだよね.
- 由美:
- 歌とちょっと違うこともしなくちゃいけないんでしょ.ベースもそうだと思うんですよね.
- TAKEMURA:
- そうそう,(ベースのTORAに向かって)結構たいへんですよね,歌を唄おうと思ったら.
- TORA:
- そうですね.
- マエノソノ:
- それといっしょですね,ベースボーカルの人と.
- TAKEMURA:
- オレなんか結構,こっち(ベース)の方をうやむやにしちゃうね.(弾くマネをして)フニャフニャフーンとか,弾けないとこはわざとピック落としたりして.
- マエノソノ:
- 僕もそうなんですよ.いつも,なんか数が足りなくなって,ババババンってシンバルでごまかしたり.
- TAKEMURA:
- でも,何とかなりますよね.
- マエノソノ:
- そうですね,なんかグルーヴしてれば,いいですよね.
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