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FACTORY #0155 車谷 - Response
アーティストやライブに関して,MCの方,制作陣,そしてみなさんからのレスポンスを記録してます.
Interview after LIVE 2006.06.24
- 井手:
- 二年くらい前に活動休止してましたよね?
- 車谷:
- そうですね,ちょっと休んで.
- 井手:
- 一年ぐらい.あれは一体どういう心境だったんですか?
- 車谷:
- オーストラリアに行って.とりあえずやりたいことはやれたって感覚があったので,ちょっと,今後どうしようかなって事も含めてリセットしようという感じで,一年間という形でオーストラリアにふらっと行ってたんですよね.
- 井手:
- そのときに「辞めちゃおうか」って思ったりしたこと無いですか?
- 車谷:
- 要するに音楽は趣味でも続けていけるものだから,それは死ぬまでやってるだろうなとは思うんです.今日みたいな形で一人で唄ったり曲を作ったりということはできると思うんですけど,仕事とかビジネスとかなると,まあね,ここまで17年とかやってきて,一度リセットして考えようかなっていうのは確かに思いましたよね.
- 由美:
- 一年間,何やってたんですか?オーストラリアで.
- 車谷:
- あー,何したんでしょうね.寝て,食べて,あとは英語の学校行ったりとか,あとはうろうろオーストラリア中ラウンドしたりとか.あとはあっちでなんかいろいろやって,あっという間でしたね.
- 由美:
- 相当長いですよね,一年って.
- 車谷:
- そうですね,気がつけばあっという間でしたよ,やっぱね.
- 井手:
- 向こうで働いてみようかな,とか,そういう気は全然なかったんですか?
- 車谷:
- いや,思いましたね,実際ね,ぶっちゃけ思いましたね.
- 井手:
- 一年間っていったらね,何もしなかったらかなり長い.
- 車谷:
- そうなんですよ.お金もなかったからホントに.そんなに用意していかなかったから,どうしようかなって思って.ちょっと働いてみようかなって思ったんですけどね.
- 井手:
- で,なんで音楽またやろうかなって思ったんですか?
- 車谷:
- やっぱりその,向こうに行っている間に,例えばホストマザーとかホストファミリーとか,あと学校の友達とかの前で,「あ,日本のミュージシャンなんだって?」なんていうと,「ちょっと唄ってみろよ」とか言われて.ああ,やっぱそう来たかーと想いながら唄ってたんですよ.弾き語りみたいな形で.そしたらそれを本当に喜んでくれたり,楽しんでくれたりしてくれた人たちを見て,いやー,国が違ったり文化が違ったりしても,ねぇ,英語の歌詞も歌うけど,でもほとんどは自分の持ち歌の曲を歌うから日本語だし,そしたら本当に涙を流して聴いてくれたり.時には本当に思いきり踊ってくれたりして.もう本当にうれしくて,音楽家として.「やっぱ辞められないなぁ」と思って,帰って来ちゃいました.
- 井手:
- オーストラリアのバンドとかやっぱ見に行かれるわけですよね?向こうのミュージシャンと一緒にセッションしたりとか.
- 車谷:
- いろいろこうネットとか,いろんなフライヤとかでメンバ募集とか見て,何人かとコンタクトを取ったんですけど,結局ね,一回ぐらいリハーサルに行ったのが一個あったぐらいで,結局やんなかったですね.
- 井手:
- へぇーおもしれぇなぁ.あとね,サーフィンばっかしてたって情報もね,ちらっと聞いたんですけど.
- 車谷:
- そうでもないですけどね.僕まだビギナーだし.日本が,帰ってきて,こんなにサーフィンブームだっていうこと知らなかったんですよ,逆に.ここ1,2年すごいじゃないですか.だから,なんかもう,「ちょっとイタイな,オレ」みたいな.ノっちゃってる?オレ?みたいな恥ずかしいところがあるんですけど.
- 井手:
- 今それだけ色が黒いのは海焼けですか.
- 車谷:
- これはね,二ヶ月前までスリランカとタイに二ヶ月間ぐらいいたんですよ.それで焼けちゃったんだけど.オーストラリアにいるときも,本当に何もない小さな村にいたから海に行くぐらいしかないんですよね.だからお金もかかんないし,サーフボードでも買っちゃえば.だからそれで遊んでましたけどね.
- 井手:
- へぇー.
- 車谷:
- 今,サーフィンって言うのイタイ,オレ.
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