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FACTORY #0153 : 榎本くるみ - Special
アーティストやライブに関して,MCの方,制作陣,そしてみなさんからのレスポンスを記録してます.
Interview after LIVE 2006.05.27
- TAKEMURA:
- ちなみに影響を受けたアーティストとかは?
- 榎本:
- えーと,そうですね,いろんな方がいるんですけれども,マドンナがやっぱり,すごい好きだったんですよ.人間としても,格好良いアイドル,みんなのアイドル.そこから影響というか,本当にあこがれという存在ですね.
- TAMEKURA:
- マドンナにあこがれているんだったら,「じゃあ,私もレオタード着ちゃおうかな」みたいな.
- 榎本:
- 自分と別個の,別格の人間だから憧れていたというのもあるんですけどね.全く自分と持っているものが違うから憧れてたって.
- TAKEMURA:
- 「私はちょっと,あのショッキングピンクは着れない」みたいな.
- 由美:
- そこかよ.
- 榎本:
- 同じ事が出来ないからかもしれないですね.
- TAKEMURA:
- いや同じ事がしたいのかなと,違うんだね.
- 由美:
- そこかよ,みたいな.人間的な生き方とかも好きだって言ってたじゃないですか.服かよ,みたいな,いきなり.
- TAKEMURA:
- ごめんね,すぐにね,イロのほうに行っちゃってね.
でも,ライブを観させていただいて,すごいね,24歳という若さにしては,っていうとなんか変な言い方かもしれないんだけど,すごい「凜」としたステージだなと思って.俺が勝手に思っている24歳の女性がやるステージって,もうちょっとこう,柔らかい感じだったりとか,そういうのを勝手にイメージとして持ってるんだけど.でもそれとは違う,なんだろうな,自分の芯の強さが出ている,自分の中身の強さがポンって出るステージだなって,オレには見えたんだけど.
- 榎本:
- なんかこう,極端に恐がりなんですよ.本当に極端におびえるから.
- TAKEMURA:
- エッ,じゃあ,ああやって今日,ステージに出るのも怖い?
- 榎本:
- もう,怖くて怖くてしょうがないですよ,実際.ただ,こう,何もステージに立って,こう,なに?ステージに立っているときだけが,こう,それを超えられる.そう超えられるって思って歌を唄いだしたと思うんですけど.でも,やっぱりそこから来ていますね,臆病者から,やっぱり抜け出したくって.やっぱり歌を唄い出したりしたのかもしれないですよね.
- TAKEMURA:
- じゃあ,日常生活の中でも自分が臆病だなと思ったり,何かに対して怖がっちゃったりすることもある.
- 榎本:
- ありますね,うん.
- TAKEMURA:
- おれ,逆にさっき言ったステージの「凜」とした感じを見ると,たとえば恋愛とかにもね,たとえば,男性と付き合い出しました.一歩二歩下がって付いていくっていうよりも,並んで歩く,もしくは後ろにいても手綱は私が握っているわよみたいな,そういうタイプかなと思ったんですけど.その辺はどうですか?
- 榎本:
- ああ,そういうところもあるかもしれないんですけど.でも,基本的にそういうことをするのも臆病だからなんですよ,自分が.やっぱり,なんというか,後ろに一歩引けないっていうか,先頭に立って何かしようというのも,私の場合は何か臆病から来ているんですよ,自分のなかで怖いからフワッてできないというか,男たちの前でもキツくなっちゃったりするというのが.
- TAKEMURA:
- ちょっと強がっちゃう.
- 榎本:
- そう,強がっちゃうというのはありますね.そういうのと紙一重だと思うんですけど.
- TAKEMURA:
- はぁー,そうなんだ.由美ちゃんはどっちのタイプ?
- 由美:
- わたし?えー,でも下がると思います.うん,はいはい,みたいな.言われたい,みたいな.
- TAKEMURA:
- へぇー,言われたいんだ.
- 由美:
- エエッー,女性はみんなそうなんじゃないんですか?私だけ?
- 榎本:
- あ,でも,そうです.
- 由美:
- なんか「どう?」って訊かれるよりも,「こうがいい」って言われた方がいいでしょ?男性にはね.
- 榎本:
- そうそう.
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