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FACTORY #0138 THE ZOOT16 - Response
アーティストやライブに関して,MCの方,制作陣,そしてみなさんからのレスポンスを記録してます.
Interview after LIVE 2004.12.11
- 建:
- スカというのはもともとジャマイカとか,あそこらの音楽なんだけど,それをロンドンに持ってきて,都会的に,なんていうのかな,洗練させて,そういうものが好きなんですよね.
- 渡辺:
- そうですね.一回フィルターが通ったヤツがすごい好きですよね.日本もアメリカのコスプレするんじゃなくて,なんかこう,ちょっと真似た感じの中途半端なくらいの方が好きですね.
- 建:
- そこになんか様式美というか,「美」を感じるわけなんだ.
- 渡辺:
- 発展途上的なものが格好いいと思うんです.
- 建:
- いまのバックもラテンのリズムとか,いろんなサンプルとかいろいろやってるんだろうし.しかもデジタルな要素もちょっと入っているし.そのへんの発想というのは…どうなんでしょう.TOKYO NO.1 SOUL SETもそうだし,前から僕としては興味があるところなんですが.
- 渡辺:
- なんだろうな.僕が東京に来たのが84年ぐらいですかね,いろんな音楽が,ニューウェーブとかパンクブームとかあって.ヒップホップも入ってきたし,ハウスも,いろんな音楽が入ってきたんですよね.そういうときにいろいろ聴いたんで,その時のヤツをいろいろ混ぜてるって感じ.なんかそういうひとつのグループに入っちゃうと逃げ出したくなるというか.
- 建:
- 一個のスタイルに固まっちゃうと閉塞感が出ると.
- 渡辺:
- なんつうか,サークル的なノリは要らないかなって.そうすると,こうしていろんなものが混ざっちゃうんですよね.
- 建:
- ツバキハウスなんて単語が出てきたりして.新宿にあったディスコなんですよ.
- 由美:
- あ,なんかちらっと聞いたことがあります.
- 建:
- テクノ・ナイトもあればロカビリー・ナイトも.
- 渡辺:
- ヘヴィメタ・ナイトもありました.
- 建:
- そうそう毎晩ね,結構盛り上がっていたんで.
- 由美:
- よく行ってたんですか?
- 渡辺:
- いや,僕はロンドン・ナイトは行ってたんですけど.ヘヴィメタ・ナイトなんて,みんな踊りながらギター弾いてるんですよ.
- 由美:
- (ギターを弾く真似をして)カラのギターを弾いてるってことですね.へぇー.
- 渡辺:
- そういうおもしろい時期で,タイムリーだったんで.
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