FACTORY #0136 : メレンゲ - Response

Interview after LIVE 2004.10.02

建：

俺，あれがスキだったとか，こっちが良かったとか盛り上がるのはどんな音楽？

クボ：

俺はUKみたいなのが結構好きで，あとは歌謡曲とかも好きだから．．なんて言うの，オレら「シングル」が好きだなってのが結構共通だなと．

建：

シングルが好きねぇ．

タケシタ：

ハデでキャッチーなのが好きで．

建：

たとえば誰のなんていう曲？

クボ：

もう，BOOWYから始まって．中学の時とか，ユニコーンとかスピッツとか．

建：

さっきからクボくんの歌とか聴かせてもらっていて，クボくんの書く歌詞っていうか，リリカルなさ，メレンゲってソフトなムードだとは言いつつも，なんかあるような気がするの．リリカルっていうかポエム的っていうかさ．その辺のクボくんワールドって，詞を書くときの動機，モチベーションていうのはどういうのがあるんですか．

クボ：

俺は歌詞は情景が絶対に浮かんでくるんです．なんかシーンがドバって浮かんできて．そのシーンとちょっとしたストーリーぐらいで．それは聴く人によって，自分の過去とかそういうのにリンクしたりなんかしてくれたらなぁって思って．だから，ともかく情景って言うか，シーンを作りたいなぁって，結構意識して作ってます．

由美：

すんなり出てくるんですか？

クボ：

イヤ，なかなか出てこないですけど．僕は頭の中でアニメのシーンみたいな映像がぱっと．

由美：

それをこうする（ものを書く真似をする）のが大変だということですか？いろいろ浮かぶんだけど．

クボ：

はい．

由美：

へぇ，いいな．

建：

みんなおそらく音楽家っていうかね，みんなきっと頭の中に絵とかイメージを持ってる人が多いと思うんだけど．まさにそこから言葉に落としていくって言うかな．

クボ：

そうですね．結構，そのシーンとドラマみたいなものを自分のなかで決めて，それで出てくるって言うのが自分のなかで強いですね．自分の実体験ということじゃないということが多いです．

建：

へえ，そうなんだ．

クボ：

自分がそうだったらいいなとか，こういう感じだったかなというような，おぼろげなもので．完全な実体験だとか，そういうのにするとまた違ったものになると．