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FACTORY721 #0035 : NRBQ Interview


小西:
あの,今日はどうでした?
トム:
最高だったよ.本当に楽しく演奏させてもらった.
テリー:
ノリにノってたし,グルーヴしてたし.
小西:
ずっと僕はレコードでNRBQの音楽好きだったんですけど,今日見たら,ロックンロールとか本当にこんな楽しかったんだ,とか,改めて感激しました.
トム:
ありがとう.
小西:
あとなんか…なんか,ロックとかジャズとかの垣根がない感じがした.
テリー:
人を愛する気持ちがあるから音楽も愛せるんだ.そうするとジャンルとかにとらわれることがなくなるんだね.そしてその分,自己表現の手段が増えるんだ.
小西:
すごい,「演奏するのも大好きだけど,音楽聴くのも大好き」って感じがしたんだけどどうでしょう.
トム:
音楽が全てだからね.
小西:
それぞれのメンバーの音楽のルーツみたいなモノを教えてください.みんなすごい違うように思ったんですけど.
テリー:
じゃあ,ジョーイから,音楽のルーツね.
ジョーイ:
オレが10歳のころ...
テリー:
おい,おい.11歳から始めちゃどうだい.
ジョーイ:
10歳半のころ,病気で学校を休んでいたときにベッドの脇に置いていたラジオを聴いていた.「WAKE UP LITTLE SUZY」が流れてきて,その時初めてエヴァリー・ブラザーズを聴いたんだ.オレはRCAビクターのトレードマークの犬のようにラジオのスピーカーに耳をピッタリと付けていたよ.それが最初.
小西:
ジョニーさん?
ジョニー:
12歳の時(笑)
ジョーイ:
こいつはオレに影響されたんだよ.
ジョニー:
そうなんだ.兄貴のバンド活動を見て,「普通の仕事より面白そうだな」って思ったんだ.結成当初からNRBQの大ファンで,ビートルズと同じくらい彼らに大きく影響を受けた.
小西:
トムさんはどうですか?
トム:
オレ?覚えている最初のレコードはハリウッドフレームズの「BUZZ BUZZ BUZZ」.B面は「CRAZY」.オレが2歳の時だった.それからチップマンクスに入れ込んでレコードを全部買いそろえた.そしてナッティスクワーレベルズへと関心が移って,最後にビートルズ.取り憑かれたようにビートルズを聴いたよ.
テリーは?
テリー:
マザーグースって知ってる?兄貴(ドン・アダムス)のマザーグースのアルバムが最初かな?

小西:
30周年,おめでとうございます.
全員:
ありがとう.
小西:
30年間バンドをやりつづけるっていうのはどんなものなんでしょう?想像してました?自分たちで.
ジョーイ:
結成当時は誰も考えないと思うよ.いつの間にか30年経っていたんだ.
テリー:
他にやりたいことも無かったし.それに彼ら無しにはオレは何もできないしね.
小西:
ライブのレパートリーとか,いつも新しくしているんですか?
トム:
演る曲はテリーがその場で次々と決めていくんだ.
テリー:
曲順を決めていてもライブの雰囲気に合わなかったりするしね.オレはジョーイ,ジョニー,トムがどう感じているか分かるし,彼らもオレが分かってるし,客が何を求めているかも伝わってくるんだ.
小西:
やあ,今日もびっくりしましたよ.テリーさんがちょっとピアノでピックアップを弾いただけでジョーイさんがいきなりそのキーで唄っているから.すごい驚いた.
テリー:
演出をあまり細かく決めてしまうとブロードウェイみたいになりかねないしね.その場の雰囲気で判断した方がいいんだよ.

小西:
レコード屋さんとか行きました?
トム:
ああ,いっぱい行ったよ.日本にいると大変だ.ジャパニーズ・ポップスが大好きだから夢中になっちゃうんだ.最近の音楽は日本のモノしか聴かなくなった.もちろん昔のモノは好きだけど,最近の音楽は日本のモノだけだよ.オレたちはジャパニーズ・ポップスに目がないんだ.
小西:
でも,日本のミュージシャンは私も含めて全員がアメリカの音楽に強く影響を受けているんですよ.
トム:
それはアメリカの悪い音楽でなく,良い音楽だけに影響を受けたからじゃないかな.
テリー:
そうさ,誰でもあらゆるモノから影響を受けているものだよ.
トム:
そして自分のモノにして行くんだ.それはコピーではなくて,影響を受けたというだけの話だね.そしてすばらしいモノが生まれる.最高だよ.
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