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Story #06 2014.11.18 TUE. UPDATE すべてがFになる[後編]

萌絵(武井咲)犀川(綾野剛)は、四季(早見あかり)を殺害した犯人が、コンピュータシステムで厳重に監視されている研究所の中にどうやって侵入し、どこへ消えたのか、手がかりを掴めずにいた。

そんな折、主任プログラマーの島田(山田真歩)が、翌朝10時に記者が所長の新藤(冨家規政)を訪ねて来る約束になっていることを突き止める。記者は船で来るためその時間に港に行けば外部と連絡が取ることができる。しかし、副所長の山根(利重剛)は明日を待たずに、コンピュータのオペレーションを別のシステムに切り替え通信を復旧させることを決めた。そうすればすぐに警察にも通報できるのだが、山根は萌絵と犀川に四季が殺害されたことは黙っていてほしいと頼む。四季の死は研究所の死を意味するから、四季の妹の未来(早見あかり)を代役に仕立てることで、研究所を維持するつもりだと言う。

その後、監視室のモニターで監視カメラの映像を見ていた萌絵があることに気づく。四季の遺体が台車ロボットに載って現われた時、エレベーターの階数表示は萌絵らがいた地下の「B1」になっていたが、その直後、システムの強制再起動が行われた時の映像では屋上を示す「R」になっていた。それはつまり、あの場にいた全員がパニックに陥るなか、誰かが四季の部屋を出て屋上へと向かった可能性を示していた。しかし、映像には誰も映っていない。そのことに萌絵は…。

四季による独白

15年前、14歳だった四季(早見あかり)は研究所所長で叔父でもある新藤(冨家規政)の子供を身ごもった。新藤のことが大好きだった四季は、両親に報告。両親も喜んでくれるものだと思っていたが、両親は彼女を罵倒して殴った。世の中のルールを知らなかった彼女は、両親の態度に大きなショックを受ける。やがて、ナイフを手に両親の前に立つが、四季は動けなくなってしまう。後ろからその手を支え、両親を殺したのは新藤だった。四季は新藤にすべて自分がやったことにしてくれ、と指示。さらに、今自分のお腹のなかにいる子が大きくなったら、その子は自分と同じように両親――四季と新藤を殺害するだろう、と予言をした。やがて生まれた娘に、14歳になったら両親を殺すように、と四季は教え込んだ。それが四季にとって「もっとも美しいプログラム」だからだ。四季は、研究所を管理するシステム「デボラ」に時限装置を仕掛け、「そのとき」が来たら、システムが暴走するように設計しておいた。

萌絵と犀川による事件の推論

萌絵(武井咲)と犀川(綾野剛)が研究室にやってきたのが、まさに「そのとき」だった。その数日前、娘が四季を殺害するはずだったが、娘がそれをしなかったため四季が娘を殺害。四季は「デボラ」システムの暴走で研究所内がパニックに陥るのを見越して、部屋を脱出。妹の未来になりすまして屋上にいた新藤をも殺害した。そして、何食わぬ顔で戻ってきた。

翌日10時に着く船で、島を脱出しようと計画していた四季だったが、「デボラ」の時計が1分遅れていることを副所長の山根(利重剛)に気づかれてしまったため山根も殺害。時間を1分遅らすことで、四季が部屋から出て屋上へ向かう監視カメラのデータを消去できる。この1分のトリックは、四季の生命線だったからだ。山根を殺害した四季は、未来の格好のまま島を脱出。警察が島に到着したころには、すでに本土に着いていた。

四季はなぜ娘を殺したのか?

四季の子供とはいえ天才ではなかった娘は、四季が「もっとも美しいプログラム」とした両親の殺害を実行しなかった。四季の思想を理解できなかったからだ。四季が腕を切断したのは、自分以外の指紋をもった手を隠すためだろう。一方、両手、両足を切断したとはいえ、遺体にウエディングドレスを着せ化粧を施したのは、四季の娘への愛情の表れともいえる。苛酷な計画に耐えきれず、自ら命を絶った娘の弔いだった可能性もあるが、その仮説を検証する方法はもはや残されていない。

「すべてがFになる」とは?

コンピュータでは16進法を使い、10から15までの数はAからFで表される。この場合、10進法の9と同じで、Fは16進法で一番大きな数字となる。「デボラ」のタイムカウンターは、システムの開始から4桁の最大値である「FFFF時間」後、10進法でいえば65535時間後に時限装置が作動するようになっていた。つまり、「すべてがF」になったとき、あの計画が実行されたのだ。しかも、その日は11月15日だった。萌絵はその日が娘の誕生日だと仮定。四季は、娘に自由=FREEを贈ろうとしていたのでは、との仮説を立てた。

第五話、第六話の舞台『真賀田研究所』

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