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Story #10 2014.12.16 TUE. UPDATE 有限と微小のパン[後編]

西之園萌絵(武井咲)はホテルのベッドで目を覚ますと、ふらつきながら教会へとやってくる。警察の規制線をくぐって見上げた天井のガラスは割れたままだった。

萌絵は、犀川創平(綾野剛)に会いに行くと、自分は夢を見ているのではない、と確認するようにつぶやいた。

ホテルに戻った萌絵は、鵜飼大介(戸次重幸)に電話し「ユーロパーク」に真賀田四季(早見あかり)が潜伏しているから捜索要請をしてくれ、と頼む。やがて、鵜飼から連絡を受けた愛知県警の芝池護(小林隆)がやってくる。萌絵は芝池に、自分とともに塙理生哉(城田優)のところへ行き、四季の居場所を聞き出して欲しいと言う。

萌絵と芝池は、ナノクラフト社で塙と藤原博(鈴木一真)と面会する。萌絵は、自分に睡眠薬を飲ませ四季のいる場所に連れていったはずだ、と塙を問いただすが、塙は萌絵の妄想だと言って取り合わない。

同じ頃、犀川はホテルの公衆電話から国枝桃子(水沢エレナ)に電話をかけると、他愛もない話をして電話を切る。すると、ほどなくその電話が鳴った。受話器を取った犀川が名乗ると、相手は四季だった。

塙に相手にされなかった萌絵がロビーに戻ると、藤原がやって来る。藤原は、ナノクラフトを世界一のソフトウェア会社に成長させた塙が、ユーロパークを作ったのは、ここで萌絵に会いたかったからだと話す。さらに、いい物を見せると言って、萌絵を地下へと案内し…。

萌絵と犀川による事件の推論

さまざまな不可解な事件が起ったが、事実は「地上の教会に松本卓也(小久保寿人)の遺体があり、その後、萌絵(武井咲)が見たときに消えていた」ということだけ。松本の遺体が天窓を突き破って落ちてきたとか、次に遺体が天窓から出ていき腕が落ちてきた、という新庄久美子(青山倫子)は、ほかの誰も確認していないことから偽証の可能性がある。さらに、久美子が殺害されたのはホテルの密室だった。部屋に犯人は隠れておらず、すべての鍵が内側からかかっていたとなれば、導き出せる答えは、久美子は殺害されていないということだ。久美子の死亡を確認したのは愛知県警の刑事・芝池(小林隆)だが、犀川創平(綾野剛)は、芝池だけでなく、現場にいた警察や鑑識、救急隊員も偽物だったと考えれば、すべての現象に説明がつく、と話した。さまざまな現象は、塙理生哉(城田優)が、萌絵の興味をひくために大勢のスタッフを巻き込んで演じた壮大な芝居だったのだ。

なぜ、松本と藤原博(鈴木一真)は
殺されたのか?

当初の塙の計画では、松本、久美子、藤原の殺害もすべて芝居のはずだった。予定外の行動に出たのは久美子だった。松本に個人的な恨みがあった久美子は、芝居を利用して本当に松本を殺害したのだ。死んでいるはずのない松本が死んでいるのを萌絵に確認されてしまった久美子は、計画を変更。殺害を隠蔽するために、藤原の殺害を思いつき実行に移す。社内の2人の人間が殺害されたと分かれば、塙は事件を隠し通すはずだ、と久美子は踏んだのだ。

真賀田四季(早見あかり)との関係は?

壮大な殺人の芝居を計画したのは、四季だった。四季は、萌絵の「ユニークな構造を検証するため」だと理由を説明。萌絵は、両親の死亡事故以来、自己防衛の手段として、人の死に対する感情を遮断しているが、心の奥底では死を望んでいる、と四季は分析。その萌絵がどうやってバランスを取っているのかが知りたかったのだという。結果、死の対極に犀川を置くことで、不完全な自分を補おうとしているのだ、と判明したという。

四季は「ユーロパーク」にいたのか?

ユーロパークに潜伏していると思われた四季だが、実は犀川の妹・儀同世津子(臼田あさ美)の隣人を装い、そこから隔離操作でホログラムとして萌絵や犀川の前に現われていたのだ。事実、四季が前日まで住んでいた部屋には、萌絵と犀川がユーロパークで目にしていたマリア像と食べかけのパンが置かれていた。

第九話、第十話の舞台『ユーロパーク』

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