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匂いのある人物になってほしい、と思っています。犀川は天才的な人ですが、人間らしさのある天才になったらいいなって。

INTERVIEW #02 2014.10.15 WED. UPDATE 犀川創平役 綾野 剛さん

ヒロインの西之園萌絵(武井咲)とともに難事件に挑む
准教授・犀川創平役のオファーを受けて、
どんなことを思いましたか?

まず「僕で大丈夫かな」というのはありました。この作品は単純なミステリーではないので、芝居以外の部分で求められることがありそうだと思いまして。演じるときの雰囲気や、思考が顔に出る感じだったり、そういうものが自分に表現できるだろうか、と思いました。それから、今まで「映像化不可能」と言われた作品を映像化することはひとつの挑戦にもなるし、これをちゃんと形にすることができたら、ドラマ界にまた新しい風が吹くんじゃないか、と。原作を読みながら、そんなことも考えました。

犀川をどう演じていこうと考えていますか?

匂いのある人物になってほしい、と思っています。犀川は天才的な人ですが、人間らしさのある天才になったらいいなって。普段の行動のなかに天才らしさを発揮しなくてもいいと思うので、時にチャーミングで、理論的ではあるけど理屈は言わないというような、人間的なところをちゃんと描く必要があると思っています。

演じるうえで何か準備はしましたか?

ただセリフを覚えることくらいです。天才的な人を演じるからってあまり出しゃばっても仕方がないので、そこは撮影部、照明部、美術部、録音部といった各部署に助けていただきながらやっていこう、と。「天才らしく見える撮り方」、「天才らしく見える照明」って感じで助けていただければありがたいと思っています(笑)。

台本を読んでどんな感想を持ちましたか?

森(博嗣)先生の本は読みやすいんですが、何かひとつの要素をなくしてしまうと全部が狂ってしまう気がしていて。それをテレビドラマ2時間(1時間✕2話)の枠にまとめるだけで大変だったと思います。しかも、単にストーリーを前に進めるのではなく、キャラクターを前に進めることでストーリーを進めるという風にしないと、見ている人がチンプンカンプンになってしまうものだと思いますので。キャラクターを通して、事件や犯人の心の闇を描き、そこでトリックや謎解き、ミステリーといったものを表現していく。ドラマとしてもそういったものになっていければいいかな、と思います。

“サイエンスミステリー”とされる本作ですが、
綾野さんご自身は理系になじみはありますか?

僕は何系というのはないと思いますし、運動以外に得意なものもないですね(笑)。でも、(犀川が専門にする)建築には非常に興味があります。特になぜかはわかりませんが、階段に興味があります。建築のなかで一番素晴らしいと思うし、よくできているな、って思うんです。重力に逆らわなくちゃいけないものなので、構造的にも難しいもののような気がして好きです。

ドラマでは約4年ぶりの共演となる武井さんとはいかがですか?

「GOLD」(フジテレビ)が4年前ですか。もうそんなに経つんですね。その時から武井さんに感じていたのは、押しつけではない正義感があるというか、正義感が清潔感に限りなく近い人。端正な顔立ちなのに、笑ったときにクシャとなるのもいいし、声も素敵だし。いろいろなところに魅力の詰まった方だと思います。今回、そんな武井さんの新しい魅力を引き出せるように、務められたらいいな、と思っています。

武井さんは、萌絵と犀川の関係性を
「友達以上、恋人未満の一番楽しい時」と表現していました。

大人の意見ですね(笑)。犀川にとって萌絵は、大切な存在ですし、いいパートナーでもあると思います。それがこの先どうなっていくのか、僕も気になります。

萌絵は、内面に悲しみを抱えながらも天真爛漫な女性です。
魅力的に感じますか?

お嬢様で甘やかされて育ったようにも見えますが、礼節も持っているししっかりした人ですよね。ちょっと頑張り過ぎちゃうことはあっても、頭もいいし、空気も読める。人間として魅力のある萌絵にドキドキすることもあります。

魅力的といえば、今回の作品のなかで綾野さんが
特に惹かれるキャラクターといえば誰ですか?

真賀田四季(早見あかり)です。輪郭がない、人間味がない人なので。底が見えないものは、底辺を見つけたくなるというか。犀川にとっても、真賀田四季はすごく意味のある存在で、彼女がいることで日本の「学」が限りなく発展していると信じているし、実際そういう設定の人物ですから。原作ファンの方からしても圧倒的な存在だと思うので、僕らが彼女を語るうえでも、誠意を持って、尊敬を持って語るべきだろうと感じています。

そんな原作のファンのみなさま、
さらにドラマで初めて「すべてがFになる」に触れる
視聴者のみなさまにメッセージをお願いします!

久々に物語が面白い作品だと思っています。ドラマのなかで時間は前に進んでいきます。回想部分はありますが、基本、必ず前に進んでいきますので、見てくださるみなさんも登場人物と同じように時計を前に進めてほしいです。そして、一緒になって謎を解いてもらえたら幸いです。あとはとにかく楽しんでほしい。単純に「すべてがFになる」というタイトルで響いた感覚のままに見て欲しいです。タイトルを聞いて「何?」って感じたと思うんです。それでいいんです。ただ、「一緒に時間を前に進めていきませんか?」と。決して置いて行きませんから。

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