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出番がそんなに多くない僕は、出演する要所要所で安堵感みたいなものを出さないといけないと思っていて。

INTERVIEW #07 2014.12.19 FRI. UPDATE 西之園捷輔役 吉田鋼太郎さん

優しくて、頼りになる萌絵(武井咲)の叔父で、神奈川県警の本部長という役柄です。最終回目前ですが、心境をお聞かせください。

このドラマは、萌絵(武井咲)と犀川先生(綾野剛)が頭脳をフル回転させる神経戦のようなところがあるので、出番がそんなに多くない僕は、出演する要所要所で安堵感みたいなものを出さないといけないと思っていて。本当は、武井さん、綾野くんと一緒に謎解きに参加したいのですが(笑)、僕の役割はそこではないので、安堵感とちょっと“締まる”感じが出せればいいな、と思っています。今まで、悪役やエキセントリックな役をやることが多かったので、「この人、いずれ悪いことをするんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、今回は「そうじゃない。いい人なんだぞ!」と自分自身に言い聞かせながら演じています(笑)。

そんな部分をどのように表現されていますか?

捷輔は、萌絵のことをいつも気にかけていて、心配しているし、とても愛しているので、そこが嘘にならないように、と思っています。武井さんと絡むシーンはもちろん、犀川先生と話すときでも、ほとんど萌絵のことをしゃべっていますから、いかに彼女のことを思っているのか、ということが伝わるように心がけています。

その萌絵を演じる武井さん、犀川役の綾野さんとはいかがですか?

武井さんにはいつも「叔父さま~!」なんて言っていただいて(笑)。かわいらしい方ですよね。しかも、お芝居も的確でちゃんと情感もあるし、ポリシーを持ってやっているな、というのがご一緒していても感じられます。まだ20歳だなんて、信じられませんよね。これからどこまで成長されるのか、楽しみです。10話に萌絵と捷輔のちょっといいシーンがあって、先ほどそこを撮影したんですが、ドキドキさせられました(笑)。綾野くんは、知らない仲ではないんですが、知的だし頭脳明晰だし、とてもポジティブな男なので、犀川先生の役はピッタリだと思っています。でも、あまり感情が入れられないし、事件の謎解きを全部説明していく役割なので、とても大変だとも思う。その役に挑んでいる彼には頭が下がります。

吉田さんといえば、綾野さん、小栗旬さんといった
多くの若手俳優陣からも慕われていますね。
今回、綾野さんとはどんなお話をされましたか?

僕の方が年上だから対等というのはおかしいんですけれども、小栗くんとはわりと対等と言うか、お互いに何でも言い合える関係なんです(笑)。でも、綾野くんとの関係はそれとはちょっと違って。彼はいろいろなことを知っていて、お芝居についても自分の思っていることをよくしゃべるんです。きっと、僕からアドバイスのようなものを求めていると思うんだけれども、どういうわけか一方的によくしゃべる(笑)。僕はそれを聞きながら、「ああ、そうだね。そうだね」と言っているうちに話が終わっている、というような関係です(笑)。だけど、とっても謙虚ですごく魅力のある男で。この作品が終わったら、飲み屋でふたりで反省会でもしたいと思っています。

吉田さんは本格派の舞台俳優としても知られますが、
最近はテレビドラマなど映像作品でも引っ張りだこです。
今後もこのスタンスで活動されるご予定ですか?

舞台はだいたい1ヵ月の稽古期間があって、その間に周りとコミュニケーションを取って作り上げていくものですが、一方でドラマは、そのとき初めて会った役者さんとドライ、テスト、本番と、3回しかお芝居をやる機会がなくて。でも、その「本当に集中してやらなければいけない」ところが、最近すごく楽しいと思うようになりまして。今後は、そこに慣れすぎず、瞬間瞬間の瞬発力を忘れないように、映像も続けていきたいと思っています。

今回の撮影で印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

僕は、わりとロケが多くていろいろなところに行ったんですけど、あるとき地方の病院での撮影を終えて東京に向っていたら、車の後部座席から口笛が聞こえてきたんです。「あれ?」と思って小さい音量で付けていたラジオを切ると、口笛も止まったのでラジオの音だと思ったんです。でも、その後にコンビニに寄ろうと駐車場に車を停めてエンジンを切ったら、また聞こえてきて。ラジオじゃないし、周りに何もないし、僕ひとりだし…というので、「病院で何かをもらって、それが祝福してくれているのかな」って(笑)。そんなことが思い出されました。

最後に、最終回の見どころを含めて視聴者のみなさまに
メッセージをお願いできますか?

たくさんのドラマがあるなかで、異質というか違う色を持った「すべてがFになる」を選んで見てくださっているというのは、本当にありがたいことです。こういう作品が作られてさらに熟成していけば、テレビドラマはもっと面白くなると思いますので、ぜひ、最後まで応援してやってください。最終回の見どころのひとつといえるのが、萌絵の心の傷が癒えるのか、ということでしょうか。みなさんハッピーエンドを求めるものだと思いますが、そこはこのドラマなりの決着の仕方があるのかな、と。萌絵と犀川先生の恋路には、僕はそんなに興味はありません。犀川先生は大好きですけど、叔父としては、むしろ「仲良くしてくれるな」くらいに思っていますので(笑)。

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