若手音楽家の登竜門「ジュネーブ国際音楽コンクール作曲部門」で日本人初のグランプリに輝く。
これまでにない和音やリズムを生み出し、現代音楽に新たな一ページを刻む彼の1Hセンスとは…?
薮田さん
「時間が出来たら、愛犬を連れて写真を撮りに行きます。特に砂浜が好きなので、海に出かけることが多いですね。
風景とかももちろん撮ったりすることはあるのですけど、動きがある生き物の方が面白いです。」
訪れたのは、潮風に包まれる公園。
薮田さん
「僕の場合はやっぱり趣味なので、千枚とか一万枚撮ったうちの一枚ぐらいでなんかお気に入りが出来たら良いってぐらいで。
完全な自己満足の世界なんですが。」
幾度となくシャッターを切ることで、瞬間の美しさに出会えると彼は言います。
薮田さん
「音楽というのは、ある程度時間があって成り立つような芸術だと思うんですけど、
写真は本当に瞬間瞬間を切り取るっていうところで瞬間を大事にする表現だと思います。
音楽の中にも瞬間的な響きであったりとか、音楽構造っていうものが存在するので、
そういったところをどのように作るかっていうのを、写真を撮る事によって新たな刺激として見つめ直すきっかけとなっています。」
薮田さんの特別な一時間。
それは、一瞬の美しさを追いかけ、夢中になるひととき。